第十七話 もう一人の相方
捜索を切り上げ、街に戻ったソフィ達は街の入口で解散した。
「それじゃあ、何かあったらまたいつでもギルドに来てくれ」
「ありがとうございます」
デニス達は先にギルドへと戻った、この場に残ったのはソフィ、ティー、ソーサーだ
「これからどうするの?」
ティーが尋ねる。 いい加減ずっと付き合せっぱなのもあって一度開放してあげたい。
「友達に魔法を研究してる人がいるから、そこで探索魔術について相談してくるつもり。二人共色々と本当にありがとう」
「もう大丈夫なの?」
「ずっと付き合わせるわけにも行かないから、終わりが見えないものに引っ張り回すのは嫌なの」
「そっか……」
「もし私だけじゃどうにも出来なくなった時が来たらまた助けを求めるかもしれないけれどね」
そう言って苦笑する。突き放したいわけではないのだ、うまい言葉の選び方が出来ているかわからないけれど、その意志は伝わったようだ。
「そういうことなら私たちはしばらくサフラノで冒険者をするつもりだから、なにかあればギルドで声をかけて」
「本当にありがとう、落ち着いたらご飯ごちそうするね」
「うん、楽しみにしてるね。それじゃあ」
「じゃあな、頑張れよ」
二人はそう言って冒険者宿を探しに行った。ある程度大きな街になると、冒険者宿と呼ばれる冒険者向けの仮宿がある事がある。運営資金の一部が冒険者の依頼の達成報酬から賄われているが、かわりにあまり資金のない冒険者が滞在するのに最低限の宿が提供される。二人は特に金に困っているということはないが、それなりに長期滞在をする予定の冒険者は大抵が冒険者宿で寝泊まりをする。サフラノはそれなりの規模の冒険者宿がある。
「さて……」
ソフィは真っ直ぐにユンの所へと急いだ、扉をノックしてユンを呼ぶと、若干気だるそうに親友が奥から出てくる。
「おお、ソフィ。お帰り」
「ただいま、ねぇユン、人を探す魔術って無い?」
「探索魔術?んー、多分ある……とは思うが、探してみないとわからないなぁ」
「今すぐ探して貰っていいかな」
「どうしたんだいきなり、少し落ち着きなよ。何があった?」
「カイが……」
ここで再びカイがいなくなった経緯を、今朝の捜索で足跡から誰かに助けられたのかもしれないというところまで話す。
「なるほどね……それにしても水が吹き出す……もしかしたらアレかも」
「アレ?」
「前にカイがアタシの特訓を受けた時に、魔力を地面から吸い取って水に変化させたことがあってね」
「そんなこと出来たんだ……知らなかった」
「吸い上げる力が強くて扱いきれない魔力を貯めこんじゃうから、魔力の扱いに慣れるまでは使わないって言ってたけど、多分そのスライムから魔力を吸い取ったんじゃないか?それで暴発して水があふれた、と」
「なるほど……まぁそういうわけで探索魔術を探して欲しいの」
「分かった、しばらくかかると思う」
「私も……あー、うん、お願い」
手伝いを申し出ようと思ったが、ユンは基本的に家のリビングなどの生活区域以外は誰も立ち入らせないのを思い出し、任せることにした。ユンもソフィがそれをきちんと理解してくれるというのが気に入っている所の一つではある。
「それじゃあ他に済ませることを終わらせてくるね」
夕方頃にまた来ると言い残し、ギルドへ向かうことにした。もう一人の親友に探索の結果を知らせに行き、今後どうするかも伝えておかなければまた心配をかける。
「ソフィ」
「フラン、今大丈夫?」
「うん、大丈夫だけど少し待って。かけててくれたらすぐに行く」
カウンターでいつもどおりに業務をこなしていたフランに声をかけてテーブルに着く。しばらくしてフランがお茶を持ってやってくる。一つをソフィの前に置くと対面に座った。
「ありがと」
「ううん、お待たせ。それで、どう?お父さんからカイさんが見つからなかったとは聞いてるけど」
「うん、詳しく話そうと思って」
カスタでの事、坑道の中のこと、カイの行方や可能性のこと。今わかっていることやその経緯を全て話した。
「そんなことに……」
「うん……でね、今ユンに探索魔術を探してもらってるの」
「探索魔術……って難しいんじゃなかったっけ?材料がいろいろ必要って聞くけど」
「そうなんだ……私はまだ探索魔術のことは全然知らないんだけど、でもカイを探すためには材料探しでもなんでもやるつもり」
「そっか……ねぇソフィ、私ね……」
何かを言いかけて言いよどむフラン。
「どうしたの?」
そう尋ねると少しして決意したように顔を上げて話し始めた。
「あのね、私ギルドをやめて冒険者に戻ろうと思うの」
「えっ」
「私がもともと冒険者になるつもりだったのは知ってるよね」
「まぁ、一緒に冒険者試験受けたしね」
「うん、それでね。今回こういうこともあったし、やっぱり私、ソフィや他の皆を見送って待ってるだけなのが嫌なの」
フランもこの数ヶ月ソフィとカイと過ごし、かなり仲良くなったのもあって相当な心配をしていた。それにずっとソフィとカイを見送る度に、あの二人と一緒に依頼を受けに外に出たいと何度も思ってきた。いい機会、というには二人に申し訳ないが、何かがないと一歩を踏み出せなかった所に今回の件があってその思いが膨れ上がったのだ。
「そっか……もう皆には話したの?」
「ううん、今晩皆に話して説得するつもり、それでねソフィ、冒険者に戻れたら私ソフィと一緒にいきたい」
「フラン……」
「だめ……かな?」
「ううん、嬉しい」
「よかった、私もカイさんを探しに行くよ」
「嬉しい、けど、フラン」
「ん?」
「反対を押し切ってとかはだめだよ。後悔が残るような出発はだめ」
「うん、わかった。ちゃんと説得して、そしてソフィと一緒に行く」
「うん、正直言って凄く嬉しいよフラン」
「そのためにも頑張らなきゃ!お父さんの説得が一番大変だ」
「ふふ」
「おーい、フラン。ちょっと手伝ってくれ」
「あ、流石に戻らなきゃ。それじゃあソフィ、探索魔術についてわかったらまた教えてね。」
「うん、それじゃあまた。頑張ってね」
「うん」
フランがカウンターの奥へ戻っていった。あまり居座っても意味は無いのでお茶を飲み干して返しに行く、ギルドに来てからそんなに時間は経っていないがユンのところへ戻ってみようか……、何かわかったかもしれないし。
ギルドを後にし、大通りを歩く。その足取りが少し軽くなっているのに気づいて、ああ、ずっと孤独感を感じていたんだなと思った。フランが一緒に冒険者をやりたいって言ってくれただけでこんなに気持ちが楽になるなんて。カスタからティーとソーサーが一緒にはいてくれたけれど、やはりあって間もない二人では心を預け切れないみたいだ。そんなことを考えながらユンの家へと向かった。
ユンの家に着き、中に入ると二階からバタバタと物をひっくり返している音が聞こえる。リビング自体物が沢山あるのでお茶を飲んでいる途中に本が崩れたりするのだが。まぁカイが来る前の自分の家もそんな感じだった事を考えると何も言えない。椅子に座って待たせてもらおうと思って手をかけた瞬間に、何かが勢い良く倒れたのかかなり大きい音が鳴り響き、天井の隙間から埃がこぼれ落ちた。
「ちょっとユン!?大丈夫??」
「おー、ソフィ。あったよー」
上からほんのり返事が聞こえてくる。大丈夫なんだろうか……? 階段をゆっくりと降りてきたユンは埃塗れだった。
「うわぁ、ユン真っ白」
「はっはっは、いやー掃除しないとダメだねぇ」
「モノが倒れる音とかしてたけど大丈夫なの?」
「ふふ、心配無用さ」
小さな体で胸を張るユン。本来の姿なら苦労も無いだろうが今の状態では本を持って歩くのも大変だろうに。
「それで、あったんだっけ?」
「おお、これだよこれ、えーと……」
そう言って埃塗れの本を開く。ぱらぱらとめくっていってとある紫の文字でタイトルが書かれたページを開き、ソフィに差し出してきた。
「ありがとう。とりあえず読んでおくからまずは埃落としてきなよ」
「そうだねぇ。そうするよ」
ユンをテーブルから下ろして椅子にかける。探索魔術とは……
ある程度読み込んだ頃、ユンが戻ってくる。
「お待たせ、大体わかった?」
「お帰り、うん。だいたいね」
探索魔術に必要なものが何なのか、それを実行するために必要な魔力がどのくらいか等がそれなりに詳細に書いてあった。
「そういやさっきはやること済ませるって言ってたけどそっちはもう終ったのかい?」
「うん。ギルドに行ってフランと話してきたんだ」
「ああ、心配してたもんねぇフラン」
「そう、それでね?フランも冒険者になるって言い出してさ」
「へぇ、フランが?あの子冒険者とか出来るの?」
「うん、大丈夫だよ?ああ見えてフランは強いんだから」
「そりゃ意外だなぁ」
「フランは小さい頃から冒険者になりたがっててね。ちっちゃい頃からいろいろな鍛錬をしてたんだけど、デニスさんがアレでしょ?」
「ああ、あの親バカの」
親バカで片付けてしまわれるデニスが少し哀れだがサフラノの皆にはそれなりに慕われていることは付け加えておくべきか。
「過保護なのがあってギルドの手伝いからなし崩し的にカウンターに配属されちゃったって言ってた」
「なるほどね。それじゃあついでだしフランにも話を聞いてもらおう、ついでにご飯も食べたい」
そう言うとタイミング良く腹の虫に主張させるユン。相変わらず器用だなぁ
「わかった、フランがまだ勤務時間中だし一旦家に戻ってまた迎えに来るね」
「うん、アタシも準備しておくよ」
再びユンの家を後にした。路地を抜けて家へと向かう。
家に着き、扉に手をかけた所で少し思う。もしかしてこの扉を開いたらカイがゆっくりとお茶を飲んでたりはしないだろうかと。
「……そんなわけないか」
ため息をつきながら扉を開けるとそこには当然のように静寂だけがあった。いったいいつから自分はこんなに一人じゃないのが当たり前で、一人なのがこんなに寂しく感じるようになっていたんだろうか。
「……いけないいけない、落ち込んじゃだめだ」
声に出して気を取り直す。気持ちを切り替えるためにお湯を沸かし、体を綺麗にした。着替えたり軽く体を拭いたりはするが、やはり家でゆっくりと体を綺麗にすると気持ちがいい。髪も洗ってさっぱりする。体中の汚れが落ちるとまた前向きになれた気がした。
それからゆっくりとお茶を飲み、ユンに借りた探索魔術の本を紙に書き写した。日が暮れる前に終わらせてユンを迎えに行かなければ。
「お待たせー」
「おおソフィ、準備出来てるよ。行こうか」
「うん」
体が小さくなってからは移動が困難になっていたユンの出した答えの一つが彼女の足元にある円盤だ。ソフィはユンに手を差し出し、ユンはその手を取った。
「いつもすまないねぇ」
「その言い方おばあちゃんみたいだからやめてってば、似合わないよ」
「はは、ついね」
ユンが乗っている円盤は裏面に彼女の開発した斥力魔術を発動させる宝石が付いていて、流した魔力に応じて宙に浮かぶ事が出来るものだ。浮かぶことは出来るのだが推力が無いため移動することは出来ない、そのためこうして手を引いて連れて行くのだ。背負って歩くよりははるかに楽である。
ギルドに着くとフランが私服に着替えて帰る所だった。
「フラン、調度良かった」
「あ、ソフィ……とユン」
「よっ、元気してるかい?」
「うん、私は元気よ」
「探索魔術が見つかってね、フランに話をしに行くついでに一緒にご飯どうかなって」
「あ、そうなんだ。分かった」
「帰っちゃう前で良かったよ」
「ナイスタイミング、だね」
三人で一緒に食堂『ベル』へ行く、ここでの食事も久しぶりだ。
席につくとそこそこに人で埋まった店内を慌ただしく飛び回るマリーがやってきた。
「おっ?ユンじゃないか、久々に出てきたのかい」
「ああマリー、元気そうで何よりだ」
「注文は決まってるかい?今日はユニトンが数頭取れたからブロックシチューがオススメだよ」
「じゃあ私はそれにしようかな」
ソフィが決めると二人も同じ物を選んだ。
「あいよ、じゃあちょっとまってておくれ」
またいそいそと戻っていくマリー。少しして三人分の料理が運ばれてくる、ユニトンのブロックシチューとパン、それにサラダのセットだ。
「ユニトンなんてこのへんじゃ珍しいんじゃない?」
フランがマリーに尋ねる
「ああ、なんかヴァースの方の山を超えて森に現れたのがいたらしいね、そこをサラッと狩られちゃったというわけさ」
「ふぅん……珍しい事もあるもんだねぇ、何か天敵でも出ないとうろうろしないんじゃないっけ?」
ユンがパンをちぎりながら聞く、それにはフランが答えた。
「まぁ出たとしてもヴァース側だろうね、こっちには特に強いモンスターの目撃報告は来てないはずだよ」
そこら辺の情報管理は流石ギルドの一員とも言える、魔物が住処を追われるようなモンスターの出現はクエストになりかねない。
「ま、なんにせよ美味しく頂いちゃっておくれよ。じゃあね、ごゆっくり」
手をひらひらさせて調理場へとマリーが戻っていく。三人はそれぞれに夕食を堪能した。
それぞれがあらかた食べ終えた頃にユンが切り出した。
「さて、それじゃそろそろ本題に入ろうかね。アタシが見つけた探索魔術はそれなりに準備が必要なんだ」
「あんまりすぐは揃わないかもしれないね」
ソフィがメモを広げながら言う。それをフランが見ながら話を続けた。
「私が持ってる材料は、メルク草と黒硬炭の二つだけ」
「アタシが持ってるのはサフラノの粉と浄水とブルーサンドだね」
「ごめん。私は何も持ってなさそう」
そもそも魔法に関わることがあまりないフランはしょうがない。
「だと、足りてないのは2つかな?」
「そうだね、魔術をのっける基盤になる宝石と、ホーミングフラワーの種子の2つ」
「カイの魔力をがこもったものか魔力を通したことがあるモノって言うので詰まると思ったけど」
「ね、このバトルピッケルがあるからそこはクリア出来てて良かった」
冒険者カバンを撫でながらソフィが言う、ただの偶然ではあるが、それでも幸運だ。
「基盤になる宝石って何がいいの?」
フランが質問する、そういえばそれに関してはちゃんと載っていなかった。
「んー、なんだっけなぁ。トパーズはかなり向いてるんだけど、カスタの方で採掘しないと手に入らないはず」
「ん?トパーズならあるかも」
「お?なんでまたトパーズなんて」
ソフィがカバンからトパーズのイヤリングを取り出す、カスタのギルドで認定を受けた時の物だ。
「なるほど、クエストの報酬で貰ったんだ?」
「うん、受け取った時はカイがいなかったから二人分、とりあえずカバンに入れてあったんだけど使えそう?」
そこら辺はフランが詳しい、フランを伺うと自信のある答えが返ってくる
「ギルドのアクセに使われてる宝石には基本的に加護しかかかってないから、魔術の基盤には出来るはずだよ」
「ってことは後はホーミングフラワーの種子だけじゃないか、思ったより全然早く魔術を完成させられそうだね」
希望が見えてきた。本当にトパーズのイヤリングがカイへ導いてくれるとは思いもよらなかったが、今となっては依頼という形でも渡してくれた青年に感謝せざるを得なかった。
すると今必要となるのはホーミングフラワーの種子なのだが、実はあと一つとはいえ現実的に考えてこの3人では少し難易度の高い収集品となる。再び三人はギルドに戻り、ホーミングフラワーについて調べた。ギルドに集まる魔物の情報からわかることでは、魔物になる前は花粉を固めて飛ばし、爆発させる事で受粉範囲を広げる植物なのだが、魔物化すると巨大化する上、それに加えて自立歩行をするというのである。主な攻撃方法は花粉弾とツタ、そこから分泌する粘液なのだそうだ。なぜホーミングなのかということに関しては何故か一切の記述がないが、名前になるくらいだから何かしら追尾する能力があるのだろうと考えられる。
「なるほどね、そして推奨レベルは25以上……」
ソフィがため息をつく、それもそのはず。今の三人のレベルはソフィが15、フランが17、ユンが11と言う所だ。それにユンはもともと20いくつはあるのだが体が小さくなったことで弱体化している上に、基本的に冒険は不可能だから実質ソフィとフランの二人である。
「でも諦めるわけにも行かないよね」
フランが言う、だがここで無理をして怪我や、下手すると死んでしまっては元も子もない。ちなみにこのモンスターに倒された動物は苗床にされてしまうらしい。考えるだに恐ろしい話だ。しかしフランの言うとおり諦めるわけにも行かない。相談の結果、明日準備を整えて、明後日にはホーミングフラワーの種子を取りに行くことにした。そう話がまとまった後、いい時間なので解散することとなった。
「明日の準備は一緒にいけるかわからないけど、絶対一緒に行くから」
フランは熱意を込めてそういう。
「そういえば今夜は家族会議か……頑張って、フラン」
「うん、それじゃおやすみ」
「ああ、おやすみー」
「おやすみ」
ユンを送り、家に戻る。明日はホーミングフラワー対策だ。
翌日、早めに目が覚めたのでゆっくりと食事をし、ついでに部屋を掃除する。そろそろ道具屋が開く頃だろうか、準備をするために出発した。
道具屋では植物系モンスターを避ける酸液の瓶を二つ、魔力回復用にノエルの丸薬を買う。他に何か必要な物は無いだろうかとウロウロしていると、ソフィに声をかける人物がいた。
「ソフィじゃない、何かの準備?」
「あ、ティー。おはよう」
「買い物終わったら一緒にご飯どう?」
「うん、いいよ」
露天でサフラノサンド(サンドイッチのようなもの)を買い、近場のベンチに座って並んで食べる。今日は不思議なくらいに天気がいい。空の青さとたまに吹く風に乗って香るサフラノの花の香りが心地よい。
「それで、仲間の事どうすることにしたの?」
ティーが口端にソースをつけながら聞く。それを教えながら経緯を説明することにした。その時にホーミングフラワーの事を話すと、ティーも同行させて欲しいということになった。ホーミングフラワーの種子は魔術界でも一般的な素材であり、攻撃魔術に追尾性能を付加したいときに使われる事が多いらしい、サフラノ地方でも自生している地域があると聞いて、機会さえあれば自分でも取りに行きたいと思っていたのだと言うことだ。偶然にしては本当に運がいいと思う。
「今日は準備を整えて、明日出発するんだけど大丈夫?」
「うん、大丈夫よ」
「じゃあ明日ギルドでね」
心強い仲間が増えた、レベルも人数も心もとなかったがティーが来てくれるのならかなり安心出来る。昨日はフランに安心してティーとソーサーでは寂しかったなどと考えておきながらつくづく勝手だなと思う。でも本当にありがたい、この機会にいろんな魔法を学ばせてもらおう。
ちなみに今回はソーサーは同行しない、サフラノのギルドでミールを狩る仕事他、数件を引き受けるつもりなのだそうだ。