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第九話 欠片
「ずいぶんやってくれたね」
今度はお喋りな奴かよ
睨む灯ー
前に立つ千夜ー
「ねぇ下がってて」
あれ?千夜って…
世良は他の異形を感覚的に
倒しはじめていた
「僕はね人間が好きなんだよ」
異形なのに人間の形をしている
目以外はー
千夜が音なく動く
打ち返される千夜
それをさらに捻じ曲げる異形
捻じ曲げたものが圧縮する千夜
それを打ち出す
異形の一部が飛ぶ
「怒った?バケモノ」
温度差を感じた
震える異形
「ざけやがって」
千夜ってこうやってたんだ
灯の焼けた脳が少し冷める
「欠片を3つも使いやがって!!」
キレた
千夜が異形を潰す
千夜が振り返り世良の方の異形を見る
あれ?冷たいー
千夜が世良を越えー
異形達を瞬時に滅ぼす
「二人とも少し休んで」
単調に息切れもない
千夜が…ぼやける
腕なくなってる
灯は泣いた
理由は検討は付いていた
千夜は残った腕で
自分より少し小さい灯の頭を撫で
そっとつつみこんだ
「まだ残ってる」
人形のような瞳でそっと囁く千夜
世良は
木漏れ日の暖かさを感じ
目を閉じる事にした




