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第五話 世良明(せらあきら)


ーったく

「人間に人間やらせるなんて悪趣味な野郎だぜ」


まっ俺はどっちでもいいんだけどな…

喧嘩できれば

それにあいつ、……


口元が緩む

心臓が血液を押し出す


「おい小僧 俺とはやってくれるのかぁ?」 


灯が反応する前に世良の拳が

頬を打ち抜く


「いっ」

痛過ぎる!

灯が怯む

「お前アイツラとやりあえるんだろ?」

間髪入れない。

蹴りがくる

灯は少し脳を焼く

牽制し距離を取る

「いや…お前人間じゃないか!」

体勢を立て直す世良

「それがどうした?俺はお前に興味あるんだよ」



最悪だ!なんだこの悪党の塊みたいな

バカは!!

灯は声を荒げる

「僕は関係な…」

腹に激痛が走りはじめての感覚に脳に血が震える灯

「お前!!ふざけんな!」


再び脳を焼く

殴る 殴る 殴る

2秒

殴る 殴る 殴る

(なんだコイツ…)

4

ひるむな!僕!!

「ぶっ飛ばす!!」

加速する灯

5

世良の体は跳ねる


アスファルトに倒れ

また起き上がる

「強えじゃねーかよ、全然壊れ方足りねーけどな!」



……

なんなんだこいつ!!


体勢を立て直す世良


千夜に注意を奪われる

「あの女……」


千夜の指先が灯に反応する


ふらつく…脳が追いつかない、

4…5…クソゲーかよ!

脳がまだ焦げ付く

合わない視線を合わせる

灯の頭の奥がまだ熱を持っている



なりふり構ってられるか

顔に!加速させる拳

1…2…3


腹に

4

倒れろ!!



のけぞる世良


ぶっ飛ばす!!!

灯の拳が世良を打ち抜く

ーークソがちょっかい出しやがって!ーーー


ぶっ飛ばされる世良


千切れそうな意識を堪え

焦点が合わない灯


駆け寄る千夜ー


再び起き上がる世良

唾を吐く

土の味はしない



まだたつの…かよ

バケモンか…あいつ

「……」

「ひ……る」

「ひか………る!!!」

くそ………!

千夜の声がうるさい








「つっっかれたー」





えっ?


ーーーーーー

世良は肩を回した。

それだけで、少しだけ息が荒くなる。

「つかれた!やめた!!」


 

千夜が灯を抱える


「女お前…まっい…」


千夜が眼差しが世良をさす

「このクソヤンキー

なにしてくれてんの、ほんと…」


世良の意識を奪ったのは

千夜だった



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