砂漠の夜
太陽が離れ、月が近づいた頃。
夜の砂漠に怪しく光る建物があった
その建物は小さな工場のようである
?「ついにこの時が来た!」
白髪で鼻のデカい男が指で天を指す。
男「長年の研究の末ついに実現する…"完全包括情報存在"意思を持ち、自ら動くのだ!!」
男の目線の先には緑のゴミ箱のようなバケツがある。
[ポチッ]男はボタンを押したッ!
[ガタガタッゴトゴトッ]建物全体が大きく揺れる、
男は静かに目線を落とした…。
次の瞬間ッ、[ドォーーン]
雷が建物に落ち激しい音が空気を切り裂いたッ!!
雷の衝撃は建物全体からやがて緑のバケツに集まり、ジリジリと音を立ててバケツが揺れる!
[ゴトン…]バケツが倒れ蓋が空いた、、、
中からミントグリーンのスライムのような物体がドロドロと這い出てくるッ!
男「せ、成功か、、??」男が恐る恐る近づく…
「っ&×#+÷〒+・<・5」緑の物体は言葉にならない音を出し、男の顔を目のようなもので見た。
男「お…おう、こっちへおいで…私の子よ」
男は優しくその物体を抱きしめる。
男「いいか、今日から君は"ゼル"だ、そして私のことは"博士"と呼んでくれ…」
ゼル「ハ……か、、せ、、」
博士「そうだ…私がゼルを育てる、お前はいずれこの世界に希望をもたらすんだよ…」
博士は優しい声で語りかけた。
ゼル「お…なか、、す、いた」
博士「そうだな…何か食べよう…私の子よ大きく育て。」
博士はゼルを抱きかかえながら、歩いた。
〜つづく〜
〜人物紹介〜
"博士"(はかせ)
砂漠の建物で怪しい実験を繰り返していた男、白髪で鼻が大きい。
"ゼル"
この物語の重要な存在、ミントグリーンのスライムのような見た目をしているが、スライムではない。
まだ子供、頭にツノのような出っ張りがある。