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ありきたりな転生

さて、現実逃避を終え目の前の現実に戻ってくる


ふぅ。

とりあえず、深呼吸1回


すー。はー。


よし、

いいぞ!



「落ち着いたかの?」

「落ち着いたというか、開き直ったというか、まぁ、はい」

「では、現状は何処まで把握出来ておるかの?」

「現状....」


そう、真っ黒な空間?に自分と目の前の人型の人物?の二人きりだ。


その前と言うと、会社の同僚と飲みに行った。

そして、酔っ払ったせいか普段通らない道を通って帰ったんだ。

その帰り道で小さな神社に続く脇道を見つけて、同僚と酔った勢いで御参りに行ったな。

うん、そこまではしっかり覚えてる。

その後は....

神社の石段で足を滑らせて....

気付いたらここに...?


「あっているぞ」

「そうか。て事は転倒して死んだとかか?」

「あながち間違いではないかの」

「というと?」

「お主は足を滑らせ空間の歪みに迷い込んだのじゃ」

「空間の歪み?」

「そう、分かりやすく言うと君は今神隠しにあったという事だ。」

「ほー神隠し...で、俺はこれからどうなるの?」

「そうだな、難しい話は省いて君には今2つの選択肢がある。」

「2つ...それって..」

「そう予想している通り1つは転生。そしてもう1つは死だ」

「えっこわっ、何いきなり。2つ目の温度差怖すぎるんだが?」

「ん?そうかシンプルに伝えたつもりじゃったが」

「いやいや、そんなの実質一択じゃないですか」

「すまんな。伝え方が悪かったようだな。要するに記憶を維持して転生したいか?という話じゃ」

「いやいや、そっからなんで「死だ」になるんですか!」

「魂を漂白して転生したら今の君の記憶は無くなる。君にとっては死であろう?」

「いやまぁ、そうなんでしょうけど、言い回しが怖いって」

「現世の嫌な記憶を引きずりたくない人の子もおるからの。一応確認しておる。」

「なるほど、転生でお願いします。」

「そうか。よいじゃろう」

「ちなみに転生ってどんな感じですかね?現世にはそういった話題の小説とか色々あって気になるんですが...」

「そうじゃな、現世にはない魔法などがあるとだけ。世界の情報については教えられぬ。赤子として転生する故、その身で学ぶが良いだろう。」

「そうですか。」

「では、幸運を祈っておる」


その言葉と共に、瞼が重くなっていく...


転生か....

その手の小説は読んだことがある。

大抵はハッピーエンドだ。

ならば俺の望むものは1つだ。

俺の思う幸せを手に入れるんだ!


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