第三話艦隊との合流
2580年9月1日午後3時
しかしながら今艦の右舷後方にでかい穴を開けてくれた犯人は見つからない。
おそらくもう移動したのだろう。
敵は移動が早いそれに長距離からの攻撃だった。
相手は戦闘機などの小さな敵ではない。
「レ−ダ−にはなにも怪しい影は無かったのかブルーノ中尉?」
「ええライナルト艦長レ−ダ−には特に怪しいものはありませんでした。」
レ−ダ−にはなにも映らなかったのが気がかりだ。
「このまま船体の左舷を晒しながら取り舵用意」
「目視で探しながらレ−ダ−警戒」
そして1時間が経った頃
「レ−ダ−上にミサイル5発!」
「取り舵いっぱいフレア発射!」
「フレア発射!」
そして敵のミサイルがすぐ横を通り過ぎて行った。
「とりあえず避けることができたみんなのおかげだありがとう、それでブルーノ中尉敵は発見でくたか?」
「ええ、前方6000km先の地点の小惑星帯に敵アキテ―ヌ級ステルスフリゲートを発見しました。」
「よくやった対艦戦闘準備主砲等左15°仰角20°主砲撃て!」
そして主砲弾は敵の艦後部に突き刺さったが撃沈にはいたらなかった。
「VLS1番から3番開け」
VLSの開口部が開いた。
「順次発射!」
そして敵アキテ―ヌ級はミサイルの一発を撃ち落とすも2発の対艦ミサイルを受けて大きく傾いた。
「よし畳み掛けるぞミサイル4番から7番全弾発射!」
3発の対艦ミサイルが発射されたがもうアキテ―ヌ級には撃ち落とす力もなくあえなく轟沈したのである。
「まだ警戒を怠るな!警戒態勢を維持しろ!」
「左舷後方に敵偵察機センチネルが接近!」
「取り舵いっぱい対空戦闘!」
しかし間に合わ無かったがセンチネルには対艦兵装など搭載しておらず通り過ぎた後撃ち落とされた。
「ブルーノ中尉もうレ−ダ−にはなにも無いか?」
「はい何もありません」
「よしこのまま警戒をつづける」
翌日特に何もなく終わり艦内このでは勝利で士気が上がっていた。
そしてそのままブレ―メン港へとくに何もなく到着した。
ブレ―メン港では我々の駆逐艦隊メイトオ―ル艦隊が集結していた。私の艦は嚮導駆逐艦と言われる駆逐艦隊の旗艦を務めている、
戦艦ビスマルクは連合艦隊旗艦である、
メイトオ―ル艦隊は駆逐5隻から成る小さな艦隊でありる。
このような艦隊が作られた背景は公国の支援は受けている植民地であるが、艦隊は結構寄せ集め感がでている前の戦争の戦間期に急ピッチで作った艦が多数あってこの駆逐艦ヒッチェフレマンもそういえる、
ポケット戦艦ならぬポケット駆逐艦隊である。
しかしながら少数であっても駆逐艦による機動艦隊は隠密魚雷や襲撃戦によって戦果は出していた。
またまた四つ固めという夜間包囲配備など他の艦隊との共同作戦による戦果も伸ばしていた。
また前にでる空母機動部隊の護衛任務なども請負い
確実に戦果は挙げていた。
そして補給や修理を終え本作戦の前にいろいろ説明せねば。
2580年9月5日艦隊の集結が完了した日
我々は本作戦の概要の説明を受けた。
我々は本国の戦闘を支援するため敵の補給艦や輸送艦を撃沈する任務だった。
しかしノ―ドスト帝国が黙っているはずもなく我々に対して艦隊が派遣された。
我々はこれらを全戦力をもって迎え撃つ。
具体的には空母機動艦隊による攻撃を行いつつ
敵が機動艦隊の攻撃によって散開した隙に
我々の駆逐艦隊と戦艦の砲撃また大型艦による攻撃によって殲滅するという内容だった。
私は艦隊にこのこと伝えみんな不安な顔もしていたが一喝して沸き立たせた。
さてメイトオ―ル艦隊だが問題がある。
まだまだ練度が足りない点があるこれは寄せ集めであることまた失った人員のこともある。
だがそんな中でも愛と勇気と気合いと根性で生きてる奴が、大半なためなんとかなる自信はある。
また問題は他にある。
戦艦また大型艦(大型艦とはここでは400mを超えている艦ノことを指す)
この数が足りない点である。
とは言ってもとても深刻なわけではないが旧式ノ戦艦が多いことが心配だ。
また機動艦隊は戦艦空母の3隻
戦艦に近いカ−ル
全通甲板を持つフォン
艦橋が2つあるミュラー
これらの戦艦空母である
それぞれ特性があるが共通するのは
空母としての機能がある点と補給が共通化している点だ。
これらの艦が生まれたのは前線に出るためで
カ−ルは前方がすべて戦艦でその後に続くように艦隊行動をするのが理想である。
高い砲戦火力はおおいに役に立ってくれる。
まただいたい今は無人機が中心の運用だが有人機も搭載している。また速力も悪くなく逃げれる足を持っているのも特徴だ。
今日はここまでにしてまた明日作戦について語ろうと思っている