94 今日もバタバタ
「ボルド、ミーナ金貨1枚で買えるだけ酒買っておいでそれと子供達にも
飲めるものをそういう物が無いなら葡萄と林檎を銀貨1枚分買って来て」
丁度其の時エリナが戻って来て
「セイ様例の件ですが申告はしないようにとの事です保存の効かない物は
如何様にも処分をして下さいとのことです冒険者ギルドはあくまでも
中立です片方だけに利益供与する訳にはいきません、セイ様がもしあれを
出された場合ルールを無視して搾取する可能性が有ります。当ギルドの
マスターは商業ギルドのマスターと相談して道を探る様です」
「はい解りました申告すると僕が不利益を被ると言う訳ですね
この屋敷は広いですので置き場には困りませんし暫く放置します
保存の効かない物は処分することにします。ありがとうございました」
「いいえ、どう致しまして。それでは本来の仕事に戻ります」「ご苦労様です」
◇◇◇◆◆◆◇◇◇
そういう会話して玄関に馬車が到着した
「父様、大丈夫?」「大丈夫だ心配するな」
「兄上、顔色が悪うございます、此処はセイ様に事情を話し後日と言うことに」
「黙れ!ロルフ、主君となるかもしれないお方だお前が逆の立場だったらどうする」
「解りました」「叔父上」「よく見ておきなさい兄上の姿を」
「ようこそ来ていただきありがとうアルフさん、はじめまして私が当屋敷の主
セイと言います。世間知らずの私ですがよろしく」
「ロルフ、この方は本当に当主様なのか?」「ええ兄上、このお屋敷の御当主です」
「ロルフさん、アルフさんの顔色が悪いようですがどうかされるましたか?」
「実は昨日の晩体調を崩され今日の面談を周囲を止めるのを押切り此処に来た次第です」
「ハルカを呼べクエスト中断させてかまん誰かテントを張れ」
「ロルフさんお兄さんは頻繁に咳してますか」「いいえ」
「どうしましたセイ君」「急病人だハルカ鑑定してくれ」
「了解です『鑑定』あれ、あれっセイ君『がん』としか出ない」
「そうかイメージはMRI磁気による透視映像『透視』
成る程部位が特定出来ない筈だハルカ手を繋げ『共有』どうだ見えるか
俺の見ている映像を」
「確かにこれなら納得ですがセイ君これかなり進行してますがさすがに
無理なんじゃないですか」
「体力だけ回復させるポーションって有ったっけ調べて見るか」
「ロルフさんアルフさんはどんな診断受けてどんな薬飲んでましたか?」
「疲労から来る疲れだと言われて回復ポーションを飲んでましたが少し回復したと
思ったら悪くなるの繰返しでした」
「ポーションが裏目に出た様です回復と言っても細胞まで活性化させると
病気の原因まで活性化してしまうんです」
「ロルフさん僕の見ている映像を貴方にも見せます『透視』『共有』
一度ロルフさんの顔見ます僕の視界ってこと理解出来ましたね、これが
アルフさんの身体の中ですアルフさんを蝕んでいるのはこれですこの瘤の
ような物が病気の原因なのですがこの腫瘍大小合わせて5ヶ所有るんです
エリクサーなら治るかもしれないですがこのままだと持って1年早くて3ヶ月
だと思います、ハルカの診断はどう」「セイ君と同じかもっと早いかも」
「そんな・・・」「父上・・・」
「ハルカ、これあの手が通用すると思うか?」「う~ん3割か2割」「だよね」
「セイ様、この病にお詳しい様子なんとかならないのですか?」
「できなくはないのですがこの病、腫瘍を除去しても小さな腫瘍を見逃せば再発
してしまうのですごく厄介なのですアルフさんの場合転移が進んでいます
完治は難しいと思います」
「できなくはないと仰いましたね」
「この病の原因である腫瘍を全て除去すれば治りますただ成功率が2割から3割
なのです。それに道具も足りませんし、造血剤や体力だけ回復させるポーション
が欲しいところです」
「セイ様、無理なお願いなのは承知の上でお頼みしますその腫瘍とやらを取り除いて
はくれませか」「アルフさん失敗すれば死にますよ」
「それでも構いませんこのままだと長くて一年の命遅いか早いかの違いです
座して死を待つより僅でも希望が有るならそれにすがりたい」
「アルフさんのお気持ちは解りました今日のところは2階の客間でお休みください
娘さんもご一緒にお泊まりください。そして御家族と良く話し合ってください」
「誰かアルフさん達を2階の客間にお連れして」「はい」
「サーシャお願い、ロルフさん一応、準備はしますが本当に成功率は低いです
アルフさんと良く話し合って御家族にも納得して貰ってください」
「解りました セイ様にはご面倒をお掛けします」
「いえいえ、ロルフさんやギル爺さんには御世話なっていますから
早くお兄さんのところへ行ってあげてください。僕も道具製作の準備初めます」
軽く頭を下げドランクの元へ向かう「セイ君、良いの?」
「道具の事なら作る積もりでいたから・・・「そうじゃなく」失敗の事かい
「そう・・」確かに部の悪い賭けだけど最悪、死ぬ事はないと思う
まだアルフさん体力有るからそれに手術は2回か3回に分ける積もりだ」
「あっ、それなら身体の負担減るから確率上がるかも」
「目録の方はどうだい」「今、やってる分はもうすぐ終わる」
「じゃハロルドの分は宝石類箱が3箱有った時間かかりそうなのは
それくらいだと思うから明日には終わりそうだね
クエスト報酬は自分たちのカードに振り込む事、シルビアにも言っておいてね」
「ドランクいるか「おう旦那、どうしたんだ」リン達の武器は出来上がったか?
「丁度終わったところだ」だったら至急、作ってもらいたい物がある
今か図面書くから作ってくれ『知識の書』『念写』これがそうだ
鉗子10本 ピンセット5本 メス10本を作ってくれ
あと素材だがこれ使ってくれ
『インベントリの中で鉄鉱石を『分解』『抽出』『合成』でステンレスを作り出した』
「こりゃなんだ珍しい金属だな」
「それは俺の故郷で良く使われる金属だ錆び難いそれと鉄より硬いが折れやすいし
焼き付きやすい『成形』でやったほうが良いと思うこれで出来たらハサミも5本
欲しいがハサミは後で良い。どれくらいでできる?」「2日あればできるだろう」
「試作が出来たらハルカに見て貰ってくれそれとこれ鋼鉄の盾だが手に入れたので
ザイに渡してくれ 俺は3日程留守にする、その仕事の報酬は酒一樽でどうだ」
「ウォー♪やる気が出る」 「じゃ任せた ハルカも聴いてたな任せるぞ」「うん」
母家に戻りエリナに「この中にハロルドの分が入っています」
「はい確かに受け取りました」
「少しわからない事が2点有るんですが一つは横領された金に税金かかりますか?
それと帝国金貨ってこの国で使えますか」
「横領されたお金は、目録から外しますいくらですか?「金貨90枚です」
では目録作成時金貨90枚は外しておきます。それと帝国金貨ですが両替が出来ます
手数料確か10%だったと思います帝国金貨はこの国の金貨だと思って下さい
帝国白金貨は金貨100枚ですね銀貨に関しても同等です
余談ですが帝国とこの国と戦争していますのでこの国ではそのままでは使えません
あまり庶民の間では使いませんがお金の単位にクローネが有ります
これは全世界共通で1萬クローネは銀貨1枚です金貨で言いますと百萬クローネが
金貨1枚ですギルドカードではこのクローネの単位を使っていますですから
ギルドカードに預金すればお得です」
「ありがとうございます。明日から所要で3日程留守にしようと思ってます
金貨90枚はサーシャに預けて下さい」
「はい解りました。この収納袋はお貸し頂いても良いですか」
「ええ構いません使用者制限付けてませんから自由にお使いください」
「ありがとうございます。助かります」
「それでは明日の準備と指示を出しますのでこれで失礼します」「はい」
「ボルド、ミーナ、ミリア、クリス、ジュディ来てくれ
まずクリスとジュディだが夕食の支度をしてくれ一応25人分頼む応援が
必要ならミーシャや手の空いてる者をあたって使え買い出しが必要なら
ミーナを付けるあと商会か市場の商店で配達や注文をしてくれる所と
繋ぎをとってくれ一応、野菜は3日に一度配達、注文を聞いてくれる事に
なっているがその頻度で難しいのなら別の商店をあたっても良いから自分達が
困らないようにしてくれあとエリナさんやロルフさんがお帰りになる時
パンとクッキーをお土産として渡して欲しい
ボルド、帝国金貨150枚渡すミーナとミリアとで3等分して自分達の
ギルドカードに入金してくれ、これは俺が居ない時に必要になった時使う
金だから飲み食いに使うな。それとは別に帝国金貨50枚渡すカード入金後
引き出すのも両替するのもカードで買い物するかどうかは任せるこの金は
荷馬車と驢馬か馬の購入代金と白または薄い色の普通生地を5反買って
残った金でシルクを買えるだけ買ってくれシルクは女性達の下着に使う
クリスやジュディはハルカと相談して他に裁縫ができる者に手伝って貰って
空いてる時間に作れ、ミリアやミーナも出来るなら手伝ってやれ
俺は、アルフさん次第だが3日程留守にする俺が以前住んでいた森に採取に行く
護衛は要らない寝る場所も無いからなそれと馬車は使わない、明日の事は以上だ
何か質問はあるか?「・・・」無いようだから今晩の事がに移る
夕食は全員でとる俺はやる事があるから料理はクリスとジュディに任せるパンだけ
10個余分に作ってくれ酒は今日買って来た物みんなで飲め子供達は果物を搾って
ジュースを作ってやってくれ以上解散 ボルドこれを渡す帝国金貨200枚だ
留守を任せる」




