89 奴隷の物は
「この中にハルカ以外に鑑定つかえる者いるか?「「「・・・」」」
ありゃ、ミリアなら持ってると思って聞いたんだけど当てが外れたな」
更に今度は顔を伏せ目を細めるカリーナ
「なに喜んでんだこの茶番劇ハルカの勉強の為にやってんだから
今までの会話で気付かないお前、本当に愚かだな
仕方ない『鑑定』へ~お前のステータスって
ふーんそうなんだ」
個体名 カリーナ 24才 ♀
種族 ヒューマン
職業 暗殺者
Lv 25
LP 2500
MP 1800
魔法属性 無 闇
スキル 偽装 Lv 2 闇魔法 Lv 1
双剣術 Lv 3 房中術 Lv 2
気配探知 Lv 1 魅了 Lv 2
ユニークスキル アイテムボックス
称号 詐欺師 窃盗 悪女 男の敵 ビッチ
セイの奴隷
「お前、面白い称号持ってるんだな。俺、人物を鑑定するの嫌いなんだ。先入観を持つからなミリアもほとんどの奴隷たちを鑑定したことないんだ。だから俺が鑑定持ちって気づかなかったのかな?称号6個も持ってるの初めて見たよ。そりゃ鑑定されるの嫌がるよな喩え偽装してても」青ざめるカリーナ
「セイさんカリーナさん何の称号持ってるの?気になる~」頷く3人
「声に出せばワリイから此処に書くからみんなで見ろ。でも、他には他言無用だ」
そう言って称号だけを書いて渡した。一人は吹き出し一人は声に出さず
一人は開いた口が塞がらなかった
「もう良いだろ。その辺で、カリーナア主人である俺が命ずるアイテムボックスの中の物全て出せ!此れは命令だ早く出せ!」
「ぐっ・・│ぐっっ・・ぐっ嫌だ、私のおか・・」「出せ!」
空中から様々な物が現れゴトッと音がした素早く収納して3にんの近くに排出する。
「私の、私のお金。物が~」
「カリーナ、今後アイテムボックスの使用は一切禁止する全ての武器、防具の
携帯、及びスキルの使用を禁止するそして屋敷の敷地の外に出ることも禁止だ
此れは命令だ」
「カリーナ武器防具の全ては没収する。ミーナ、ボルドとリンを呼んで来てくれ
ハルカ、シルビアを呼んでカリーナのアイテムボックスから出たそこの物品全て
鑑定して目録を作れ鑑定出来ない物は俺が後で鑑定する。頑張れ」
◇◆
「ボルド、2階か3階の空いてる部屋に軟禁しろそれと監視2名を付けろ。あと、ジュディの家族とロック一家の護衛の人選は任せた。俺は冒険者ギルドに行って相談してくる」
『アルファ、シータすまんが屋敷で留守番してくれないか?二人が逃げ出し人質取るかも知れないから逃げ出したら狩って良いから。ただ、物を壊したり他の奴隷達を巻き込んで傷つけるのはダメだ。難しいミッションだが出来るかな?』『大丈夫パパ』『頑張る♪』
『そうそう、奴が持ってたマジックバックサーシャに渡して、アルファ』『はい♪』
「ミリア護衛頼む冒険者ギルドに行ってくるクリスとジュディには誰か説明を頼む。それとジュディにはお母さんの夕食は麦粥を出すようにと伝えてくれ」
「馬車の用意を」
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「すいませんエリナさん居ますか?ちょっと相談したい事ありまして」
「はい、なんでしょう」
セイはハロルドが主人の金を持ち出し逃げだそうとした事と詐欺や窃盗で得た物をアイテムボックスで隠し持っていたこと。ハロルドの元部下カリーナはこの件では関与はしていない様だがカリーナも同様に詐欺や窃盗で得た物をアイテムボックスに隠し持っていたことを話し、ハロルドは納屋に監禁カリーナは母家の一室で軟禁している事を説明した。
「二人とも戦争奴隷として買ったのですが、どう処理していいか判らなくって、エリナさんに相談に来たんです」
「ちょっと難しい問題ですね。基本、奴隷の持ち物は主人の物となります。主人が奴隷に与えた物であっても貸与という形になります。ただこの場合、奴隷の持ち物が盗品の可能性が高く、盗賊討伐の戦利品と言う解釈も成り立ちますが、其の2名は元ガルシア帝国の軍人だったので其の物品もガルシア帝国で盗んだ可能性が高く生憎この国とガルシア帝国は戦争状態にありますとても面倒ですね」
「だったら、紋章や盗難と届けが出ている物に関してだけ向こう冒険者ギルドに照会してもらってそれ以外はご主人様の物としたら目録作成は捗ると思うわよ。カリーナの分はハルカとシルビアで目録、鑑定付きで作っているから楽だと思うわ。税金も現金のみ支払う事にすれば手間が省け誰も損はしないでしょ。それから職員の仕事が大変だったら目録作りをハルカとシルビアに依頼して職員1名を監視に付ければ負担は減るわよ」
「僕としては物品は二の次であの2名の問題です。いつまでもこのままでは不味いですし、奴隷の犯罪は主人である自分にも及ぶと聞いています。この場合どうなるんでしょうね?それと、その2名のうち1名は過去罪を犯していてもこの国では罪を犯していません。僕が勝手に処断して良いのであればそうしますが・・」
「私一人では判断がつきませんのでマスターに報告して判断を仰ぎます。少しの間お待ち下さい」
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「エリナどうした?」
「マスターセイ様が相談しに此方に来られたのですが」
エリナはセイから聞いたハロルドとカリーナ事をマスターに説明した。
「・・・と言うことなんです」
「解った。しかし、セイも捲き込まれ体質みたいだなひょんな事から蓋を開ければ大事件になってる。セイが来てからまだそんなに経ってないだろ?討伐、物納、冒険者ギルドと商業ギルドでの横領と不正そして、今日だ。あいつ内心、頭を抱えてるだろうな。本当、冒険者してるぜ」
「笑い事ではありません。この件扱いが微妙です」
「確かに微妙だな。で、物品の量はどれ位だ数点ならオークションに流せばいいんだが」
「それも微妙です。2名ともアイテムボックス持ちでしたので量もそこそこあります」
「今、現場は忙がしいよな」「ええ例の不正のお陰で皆手一杯です」
「だったらミリアだっけ、その提案に乗ればいい、こちらが裂く人員は最小限に抑えられる。それに討伐戦利品扱いしておけば何処からもクレームは来ない。こちらも手数料が入るし税金も入る。面倒だからセイに全部やればいいんだが、足が付いたら余計、面倒になるしな。現金は税金をもらう。身元がはっきりしてる物は照会してギルドが手数料をもらいあとはセイの物として扱えばいい。もともと無かった物だ。ちゃんと浄財して置いた方がいい。セイにとっては、はした金だろうがな。ギルドから依頼を其の2名に出せ2件分だ。監視はエリナお前がやれ。内密にした方が良いからセイの屋敷を借りろその方が良いだろう」
「物品はそうします。問題は奴隷の2名ですね」
「俺も奴隷に関してはよくわからんその辺は奴隷商に来てもらった方が良いだろう。確か奴隷商のシルクが詳しい筈だ。来てくれるように要請しろ」
「はい、其のように手配します。では失礼します」




