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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
86/315

86  ハロルドの苦悩

「ハロルド出来たか?」「いいえまだ・・・・」


「俺は30分やれと言ったはずだもう1時間だぞ出来ない理由はなんだ?「女性達が····」じゃこう言えクリスとジュディは俺の為に食事を作るがお前達の食事を作る義務はない作らなければ一日パン2個と水だけ与える。食材は提供してるんだ甘えるな。調停や交渉はお前の仕事だ。昼や晩はどうするのかな?俺は自分の仕事で忙しい環境は与えた。此処は多分他の奴隷より格段に良い環境の筈だミーナやボルドやミリアは仕事ちゃんとこなしている、シルビアやハルカは今は育てる時期だお前達が金を出し会い料理人を雇うか?それも一つの考えだミーシャに頼んで見るのもいいが今は許可しない。ただでさえ10人の食事作るんだからな特にお前の仕事は結果をだすこれだけだ。交渉や調停で不利な結果を出せばどうなる。努力しましたが通じるのか?他人が見て納得の努力ならまだましだ。特にカリーナには甘い顔見せるな。

 俺のアドバイスはここまで金は渡してあるから食費としてパン2個で銅貨3枚。水は井戸水で十分だなそれ以外認めない少なくとも俺はパンや塩や金等無い世界で半年間ナイフ一本で生きてきた俺から見ればこの環境は贅沢だ俺が最初から何でも出来たと思うか?お前達は俺から見れば努力さえしていない。明日の朝までに結果を出せ。じゃ行くわ」 「·········」



◇◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆♦♦♦♦♦♦♦♦♦◇◇◇


「舐めていた子供だと思っていた優しい世間知らずの坊やだと思ってた。魔力が多く『再生』が使えるだけの子供だと思ってた。煽てて喜ばせれば勝手に動いてくれる。俺たちに都合のいい人間に育てるのは簡単だと思ってた。なんだ、今日のあいつはとても15歳言う言葉じゃないぞ、軍隊の経験も無いのに変に知識がある。あの仔犬達もおかしい面談の時、俺は気配遮断を使ったがあの仔犬達、俺に反応してた今思い起こせばところどころ試されていた節があるペットの遊び相手か·····」


◇♦♦♦◆◇


「ボルドさんちょっと相談があります」


「なんだ」「食事の件です」「誰か作ってくれるんじゃないのか」


「セイ様の言うことには昨日誰も夕飯の支度しなかった事に酷くご立腹で··」


「そりゃそうだろお前達、何もしていないからな。俺やミリア、ミーナ、ジュディは当事者だけどな。ちゃんと動いていたぜ。お前さんクリスに指示にしたか?カリーナに何かさせようとしたか?サーシャさんに相談したか?わざとしなかったじゃねぇのか?

 旦那はな見掛けは子供だし基本優しい、だがな旦那の行動には全て意味がある。後から解る事だがな俺達は普通じゃ考えられない環境にある。お前さんそれに甘えて旦那舐めてたろ。普通、執事は主の留守を守るが仕事だお前さん旦那に留守中の事、報告したか?例え自分の仕事があっても主を優先するのが執事だ旦那は仕事に関しては厳しい。だからハルカやシルビアを鍛えている。今のままだと討伐クエストに行ったら死ぬ可能性が高いからな。奴隷は元来消耗品だそれを育てるなんて変わってるけどな。おかげで俺達は仕事してると旦那に胸はれるんだがな。お前さんはどうだ旦那の優しさに溺れて舐めてただろ。俺は旦那の味方だお前さんに協力する気は無いね」


「ただ、このままだと一日パン2個と水だけになるんですがそれも買ったパン」


「そうかいパン2個か奴隷商人のところより一個多いじゃねぇか。俺やミーナやミリア、シルビア、ハルカはどうにでも成るからそれで構わない」


「えっどうにかなるんですか?」


「ああ簡単な解決策があるだがなお前さんらには無理だ。まっ、頑張んな」


◇◆◆◆◆◆◆◆♦♦♦◇


「ハルカさん、シルビアさん、ミリアさんミーナさんお疲れ様です」


「なに、ハロルド」「どうかしました」「なになに」「どうした」


「え~とですね食事の件なんです食事作らない人は1日パン2個と水だけにするそうです」


「えっ」「まっ」「あたいは構わないよ」「まあ♪放置、マニアックねぇ♪」


「それでです御協力くださいませんか?」


「私はどちらでもいいけどこうなった原因は気になります」


「昨日、夕飯の支度しなかった事が原因でして」


「それハロルドさんが原因ですよね」


「それは怒りますあの時どれだけ疲れたか私でさえ放心状態だったのに」


「あたいは料理無理って若、知ってるから皿並べた」


「・・・・・」


「すいません気が付かなくて」


「ふーんそうなんだ、気がつか無いねぇ♪」


「おかしいですよ。みんなお腹空いて早く食事をとりたかったのにハロルドさん何もしなかった。セイさん一人忙しくしてた。それを見て何もしないのはおかしい。それにハロルドさんの得物ナイフですよね味付け出来なくても野菜切るくらいできるでしょ。やる気なかったみたい」


「私、野菜切るの忙しかったから・・・」


「で、どうしましょう?」


「要は自分の食事は自分で作れって事でしょう当たり前事を相談に来ないで下さい」「そうそう」


「あたいは若との約束で酒3杯飲めるからいい」


「貴方、情報操作しないでよね。ハロルド、貴方が叱責承けてた場に他に3人いたのわすれたの?ご主人様は食事の件30分で意見纏めて報告しろって云われたはずね私がご主人様と離れたのがその1時間後、貴方その間に報告に来なかった。だから条件が厳しくなった。とんだ無能ね行動起こさず悩んで更に墓穴を掘る。嗤えるわ」


「と言うことは全部ハロルドさんのせいなんだ」


「私達はどうとでもなるわ。ご主人様のペットに毎日、遊んで貰いなさいそれとも私とやりあう♪いつでもお相手するわ」


「しっ失礼しました」


◇♦♦◆◆◆◆◆♦♦♦◇


「でも一日パン2個と水ですか本当どうします」


「問題無いでしょ食材はご主人様が提供してるくれるだから自分達の分は自分で作れば良いだけ」


「クリスやジュディやミーシャに教えて貰いながら作れば良いだけよ。たぶんセイさん我慢できなかったんだろうと思う」


「セイさんスキルもなく半年間ナイフ一本で森で暮らしたんだって。だから優しいし厳しい。特に敵と認識したら容赦はしない。懷は深いけど切ると決断したら早いと思うよ」


「あら♪そこが魅力なんじゃない♪」



♦♦◇◇◆◆◆◇◇◇◆◆◆


「カリーナ大変だ食事が1日パン2個と水だけになる」


「少佐どうしたのですか?」


「あいつがこれから食事は一日パン2個と水だけにすると言ったんだ」


「えっなんですって何でそんな事になったんですか?」


「それは····みんなが食事作らないから···」


「私は昨日作りましたよ野菜切っただけですけど」


「いやそうじゃなくて昨日、あいつに夕食作らせたことが原因でね。あいつそれが気にくわなっかのか怒ってねそれで一日パン2個にするって言い出したんだよ」


「あの甘ちゃんがそんなバカな抗議してきます」


「止めなさいそんなことしても無駄です」


「単なる脅しでしょ直ぐに豪華な食事出してくれるはずです。そうだ少佐がストライキ起こせば良いんですそうしましょ。私は訓練しかしてませんから意味が無いですけど少佐ならこまるでしょ」


「あははそうだね単なるこけおどしなのかもね···あはは」









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