72 面談
母家に戻ったら此処は動物園かと思うぐらい奴隷達は号泣していた
うるさいが放って置くことにした。まずはミーシャから診察を始めようと
思ったが此方も抱き合って号泣、さすがにその中には入って行けず
(これで中に入れたら勇者だ俺は勇者じゃない)
みんなが落ち着くまで暫く待ってロック一家各部屋を回り各部の動作確認を
して貰い正常に動く事を確認して食堂に集めた
「俺が此処の主のセイだ、みんなこの屋敷に来るまでの記憶は有るか?
今、思考は明瞭か?食欲は有るか?俺の言っている事が解るか?
一部、言葉の意味が理解出来ていない者は正常だ。
そして全部理解出来る者はクレバーだそして全く理解出来ない者は諦めてくれ」
「今から食事を配る各自皿を持って鍋から皿に入れろ各自今日は2杯までで我慢
しろ今までろくに食ってない上にまる1日寝てたので
胃が受け付けないといけないからな。では食事の時間だ」
木の皿を持って鍋から麦粥を皿に入れ食べる奴隷達、何故か泣いてる(げせぬ)
「ボルド戦争奴隷3人から面談を始める食べ終わったら応接室に連れて来てくれ」
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「まず名前、年齢、種族、元の所属を聞こうか
それから欠損部位が何故戻ったのかと言う質問は受け付けない」
「私の名はハロルド27歳種族は人間元ガルシア帝国情報部所属 少佐」
「私の名はカリーナ20歳種族は人間元ガルシア帝国情報部所属 少尉」
「私の名はハルカ15歳種族は人間元Dランク冒険者」
「俺の名前はセイ ワタヌキ一応Dランク冒険者兼薬師見習いだ
姓は持ってはいるが貴族でもこの国の生まれでもないたまたま
この屋敷の主になった警備員が必要だったので君たちを買った
君達に求めるのは戦闘だ何か質問は有るか」
「先ずは身体を治療して頂き感謝します貴方に忠誠を誓います」
「私も感謝し忠誠を尽くします」
「身体を元通りにしてもらってありがとうございます」
「礼は要らない。過度の忠誠も要らない。俺が欲しいのは信用と信頼だ。
ハロルド情報部って言葉通りの情報収集なのか?それとも暗殺、謀略
何でもありな部署なのかどっちだ」
「情報収集はもとより暗殺、謀略何でもありですね」
「で、そんな部署の人間が戦争奴隷になったんだ?最前線で戦う部署でも
ないと思うが」
「上司と反りが合わず部下と共に嵌められました」
「そっかそりゃ災難だったなで、祖国に忠誠を誓って軍人になったんだろ
俺がガルシア帝国と争う事になって剣を交える事になればどうする」
「そうですね傍観するかもしれません相手によりけりですね
友人に剣を向けたくありませんし、元上司なら喜んで戦います」
「そっかじゃもしその友人が命令で俺を殺しに来たらどうする」
「その時は情報だけ与えて傍観では駄目ですか」
「おいおい上目遣いは少女の特権で俺はそっち趣味はないから」「面白い方だ」
「そこのカリーナが部下か」「そうです」
「同じ質問をカリーナにも問うどうする?」「少佐と同じです」
「それはハロルドが言ったからか?自分の考えかどっちだ?
先に言っとくがお前達が言った事は俺を見殺しにすると同意だ
俺は冒険者だから討伐に行くとき同行させてわざと見殺しにすることも
出来るんだぜ」「自分の正直な気持ちです」
「そっか解った今度オークの討伐クエスト受注するから同行して貰おう」「えっ」
青ざめるカリーナ
「警備員が屋敷と主を守らず侵入者素通りは、幇助だろ。お前の値段は
大銀貨1枚だ。自分の命と大銀貨1枚とどっちを取るか明白だろ」
「そんな・・・・・」「だから言ったはずだ考えて話せと」
「ハロルド執事はできるか?」「ある程度の訓練は受けてます」
「そっかじゃ執事やってくれ情報将校だといろんな事に詳しいだろうし
俺の教育係も兼任して貰おう」
「カリーナはメイドな。さっきのオークの件は冗談だ」「ほっ」
「詳しい仕事は明日話そう。今日はさっきの部屋で休め下がって良いぞ」
「ハルカ何故戦場に行った」
「戦争に巻き込まれて逃げ遅れて捕まって脱走に失敗してこうなりました」
「お前、戦えるのかトラウマになってないか」
「多分大丈夫かと私基本攻撃しませんから」「はぁ?」
「ヒーラーなんです」「で、名字はなんだ」「なんの事です」
「とぼけるな今俺は日本語で話してる基本人には鑑定は使わない事にしてるが
使おうかお前も鑑定持ってるんだろ」
「ばれちゃいましたか名前は日吉遥です
半年程前に召喚されてこの世界に来ました」
「俺は気が付いたらこの世界にいたお前ヒーラーなら部位の欠損位治せるだろ」
「そんな訳ないでしょ教えてもらった事無いのに」
「俺も誰にも教わって無いぞ」「えっ嘘」
「本当、言っておくが迷いこんだのが平原で半年間サバイバルしてた」
「偶然アルミタージ倒してこの世界で生きる資格を得たらしい」
「よく生きてましたね、私はガルシア帝国に召喚されて悪の魔王倒せ
なんて事言われてお城で訓練させられなんか腕輪嵌めろって言われたんですが
鑑定してみたら隷属の腕輪って出て逃げ出して冒険者になったんです」
「お前一人か召喚されたのは?」「いえ私を含め5人です」
「言っておくが後の4人助けるつもり無いぞ」「構いません」
「嫌にあっさりしてるな」
「だって私をのけ者にしたうえに勇者ってちやほやされて図に乗って
僕が世界を救うみんな僕に着いてこいって笑えるでしょ
その上召喚された後の3人は魔導師、拳聖、バーサーカーですよ
魔導師も勇者にベッタリで何も考えないヒーラーの役目は後ろで
回復させるだけで、私レベル低いから足手まといって言われたんですよ
酷いでしょ。それに知り合いでもないし彼らで自己完結してるでしょうから
助けなくて良いです」
「そっかお前フラストレーション貯まってたんだな
取り敢えずは俺の助手になってくれ。メイド兼任であと今日寝ていた部屋で
ゆっくり休養してくれ」




