7 狩りをするぞ!
いよいよ肉が残り少なくなって狩りを行う事にした。
この付近で獣の足跡を探して、その経路に落とし穴を設置することに
方法は至って簡単、インベントリで土を収納。半径50cm深さ2m
落とし穴を作成。あとは被せる物の作成だが、小枝を枠を作り、小枝を敷き詰め
むしり取った草をその上に。そして土を被せ、極力違和感のないようにする。
これで落とし穴の完成だ。もちろん穴の底には倒木を加工して先を尖らせた槍を
設置。『巧く掛かってくれると良いのだけど·····』
三ヵ所程設置して、蔦を採取しに行く。罠に掛かってくれるのをひたすら待つ
しかない。怪我したら死ぬ確率がはね上がる。所詮スキル持ってても無職のLv1
多分、此処では最弱の存在だ!たまたま地球でサバイバル技術の指導を受けていた
だけですから。蛇も此処では大きくて自分にとっては天敵ともいえる存在なんだよ
木に登ってくるんだもんな········
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さて魔法の方はなんと!自分の内なる魔力を動かすことが出来ました♪
少しだけどもね····進歩です。努力は人を裏切ったりしないと信じましょう
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翌朝、罠を見に行くとなんと3つとも掛かってました。
犬?狼?でした1頭は即死、他2頭は瀕死状態で
「悪いな死ぬわけにはいかないんだ···許してくれ」
槍で止めを差し収納する取り敢えず罠を修復し川原へ向かう。
川で獲物を取り出し血抜きを行い解体を行う。
内臓は捨ててしまいたいが、此処で処分すると獣が寄って来そうなので
袋詰めしてインベントリにしまい込む。
3頭も解体したせいか妙に身体が怠い、そのまま寝てしまいたい気分だが
木の上に戻り横になって直ぐに寝てしまった。
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目覚めると思わず「知らない天井だ··」と呟いてしまった。
(すいません 言って見たかっただけです 定番なので···)
空を見上げると日が真上迄昇っていたので直ぐに罠の元に、
良かったのか悪かったのか一ヵ所だけ掛かってました。蛇が···
流石に蛇でも垂直は無理だったのか、獲物を飲み込んだ状態で動きずらかった
のかは解らないけど、毒を飛ばすタイプだと怖いので、気配を殺しゆっくりと
近づき、頭に槍を突き刺しインベントリへこのまま罠を仕掛けたままだと不味い
と思い。無駄な殺生はしたくないので必要になればまた作れば良いと思って、
三ヵ所全て潰しました。まだ身体が怠いので再び木の上に····
少しステータスが気になりボードを覗くとビックリ!
名前 晴 四月一日♂15才
種族 ヒューマン
職業 無職
Lv 32
LP 3200
MP 6400
魔法適性 全属性
スキル サバイバル Lv 5 鑑定 Lv 3
言語理解 Lv 3 体術 Lv 3
ユニークスキル インベントリー Lv 3 知識の書 Lv ー
称号 迷い人
加護 時の女神クロノスの祝福(隠蔽)
まさに内容の伴わないレベルでした
「ウウン···全然強くなってる気がしない········」




