68 奴隷商
「セイ様ではありませんか今日はどの様な御用件で」
「奴隷を買いにきた」
「ほう それはそれはで、どの様な奴隷をお求めですか」
「屋敷を手に入れてその屋敷が広すぎて5人じゃ手が回らないんだ」
「少なくとも一人は家令が務まる者3人は戦闘が出来る者
一人は馬の世話が出来る者二人は料理、家事だな男女は問わない」
「畏まりました ただ家令が務まる人間は正直居るかどうか判りません」
「だろうな良い人材は貴重だし余程の理由がないと奴隷にならないよな」
「まずは戦闘が出来る者から連れて来ます」
「ボルド、ミーナも選んでくれ」「「はい」」
「この者達が戦闘が出来る者です」
「取り敢えず賭け事での借金、酒場での借金やいざこざ、男や女に入れあげての
借金で奴隷になった者は外してくれ」一人も残らなかった
「馬の世話が出来る者ですが実は一家で奴隷になっておりまして
売られるなら一家4人で売られたいと申しておりまして
尚悪いことにその者の妻が病気で薬を買うために借金して返せず
奴隷になったのですが如何します」
『サーシャ面談してくれ気に入ったのなら購入する』『判りました』
「そうか病気妻がいるのかその妻は重体なのか?それと子供の年齢は?」
「いえ虚弱で臥せっている事が多いですが今日、明日の命という訳では
ありません 子供の年齢は8才と6才です」
「そうかこのまま手ぶらで帰るのも悪いしその一家、幾らだ」
「本来なら金貨5枚と言うところですが金貨4枚でどうでしょう」
「金貨2枚だな子供二人は働き手としては使えないし看病に取られる
妻も働き手として使えない経費ばかりかかり子供が使い物になるのは5年後
5年間生活費は金貨2枚はかかるだろ医療費は別にして」
「判りました金貨3枚でこれ以上は此方も経費がかかっていますので」
「サーシャ面談して人柄を見てくれ」「はい判りました」
「このサーシャに屋敷の管理を任せる事になる面談させてくれ」「承知しました」
「こちらに奴隷達を呼ぶのも面倒だから俺から見に行こうその方が楽だろ」
「しかし、余り綺麗なところではありません、ご気分を悪くしないかと」
「心配するなもう大概のことは経験している。なッボルド」
「確かに経験してますね」
「そこまで言われるなら ではご案内します サーシャ様はこちらに」
確かに奴隷達の部屋は牢獄とまではいかないが
最低限の食事と水しか与えられておらず
運動もさせない不健康な状態だった一通り見て回ったが
これといった者が居なかった
『一応確めてみるか『探索』ん?』
「これで全部か?この奥に人の気配がするんだが」「こちらはちょっと」
「売り物なら見せてくれ俺が欲しいものがあるかも知れない」
「はァどうぞこちらです」
「確かに酷いな」悪臭が凄かった「部位欠損した奴隷達です」
片足、片腕、失明している者特に酷かったのは両手両足が切断され
目まで潰されていた
「この者達は犯罪奴隷なのか?」
「いえ犯罪奴隷もいますが戦争奴隷が3名と特殊奴隷です」
「ふーんこの者達は売れるの」
「いいえ奴隷商は奴隷買い付ける時に押し付けられるんです」
「そっか売れないって事はこのまま放置して死ぬのを待っているのかな」
「その通りです」
「じゃ俺が貰うよ」「えっ本気ですか?」
「本気も本気、犯罪奴隷以外貰うよ4人で大銀貨4枚でどう」
「有難い話ですがせめて金貨一枚は····」
「足元見るなよ俺は奴隷達の衣食住と年棒大銀貨1枚支払う義務を生じる
この4人はそれに見合う仕事ができない
こちらは哀れみで買おうと言っている
不良在庫を抱えていても維持費だけかかって年間一人大銀貨1枚として
年間大銀貨7枚の損失をお前は負う、その事を計算にいれろよ」
「では7名で大銀貨7枚でどうでしょう」
「解ったそれで手を打とう。で犯罪奴隷の扱いの違いはなに?」
「基本的は同じですが年棒は必要ありませんそれが大きな違いです」
「馬車に乗りきれないので明日もらい受けるよ」
「サーシャどうだった」
「面談しましたが問題ありません」
『年棒の代わりに奥さんに薬を与えて欲しいと条件がつきました』
『問題ないな最初から与える積もりだったし』
「そうか予定より3人増えたがまあ良いだろう」
「ではあの一家もお買い上げ戴けるのですね」
「ああ買い取ろう金貨3枚と大銀貨7枚だな」と言って金貨4枚渡して
「釣りは奴隷達を身綺麗にさせて衣類と靴を与えてくれ」
「はい判りました」
「シルビアこれを渡すから古着屋で衣類と靴、他必要と思えるものを購入してくれ」
金貨10枚とマジックバック(袋)を渡す
「判りましたセイさん」
「では手続きをしましょう」
契約内容はボルド達と同じただ少し違うのは馬飼いの一家の契約で年棒の代わりに
薬を与える事なった11名の契約を終え明日引き取る事にして奴隷商の元を去る
「悪どいね旦那、奴隷商人が涙目になってたぜ」
「あの奴隷商は商品の扱いが雑過ぎただけさ同じ商品で綺麗な商品と汚れている商品
客はどっちを選ぶのかな?それに子供だと思い俺を舐めていた。相場は知らないが
たぶんあれでも利益は出てるはずだ。次は馬を買いに行こう」




