57 兵舎
冒険者ギルドをでて兵舎を訪れた門番にアポは取って無いが
戦利品の馬車と5頭の馬の事で相談あるので話しが判る人を呼んでくれないかと伝えた
暫くすると盗賊の件で調書を取ってくれた衛兵が現れ話しを聞いてくれた
「こんにちは預かって頂いてる馬車と馬の件で来たのですが時間空いてますか」
「大丈夫だよで馬車と馬がどうしたんだい」
「屋敷が手に入り馬車と馬を引き取ったほうが良いかなって思いまして」
「もしかして20年空き家になってた屋敷かい?」「はいそうです」「そりゃ凄い」
「馬車はともかく5頭も馬が居ると迷惑かなと思いまして飼い葉や水の世話
しないといけないでしょ」
「う~ん実はね馬車と5頭の馬も目録に入っていてね
前の所有者が引き取る事になるかもしれないんだ特に箱馬車はね
前の持ち主が判っているからね君も知っていると思うよバブルって人だよ
他にもいてねその確認作業をする必要があって此処ににあったほうが
都合が良いんだ馬の世話係も居るし飼い葉代は戦利品の売却益から
まとめて請求するから心配しなくて良いよ」 「そうなんですか」
「君が滞在してるのは『銀の小鹿亭』だね?何か連絡事項があれば連絡するからね
あっそうだった目録に入っている物は個人で交渉しちゃいけないよ
バブルって人相場無視して交渉に来たから君のところにも行くかも知れない
注意たほうが良いかな」
「はい判りましたもしかすると滞在先は屋敷になるかもしれませんが
その時はお知らせします」
「そうだまだ名乗ってなかったね私の名はアランと言う
此処の隊長をしてる滞在先が変更になったら知らせてくれ じゃ」
「では失礼します」
アランとの用事も済ませ昼食を取りに『銀の小鹿亭』へ向かった
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『銀の小鹿亭』ではボルドとミーナがいた
全員で食事を取りながら冒険者ギルドでの出来事を語り
屋敷は一応セイの物にはなったが税金の問題でまだ入居できないと告げ
今後どうするか話しあった
「マリアンナさん屋敷が手に入って1ヶ月の宿泊予定だったのが
予定より早く引き払う事になるかもしれません すみません」
「あらそうなの 残念だわ 日取りが決まったら教えてちょうだい
清算するから」
「前日にはお話しします 清算はしなくて良いですよ
代わりに教えて欲しい事があるんです」
「ウフフ何にかしらwアイナの好みのタイプかしら
そうね「お母さん!」あらいやだ聞いてたのねごめんなさいアイナに
直接聞いてちょうだいセイ君 アイナもアタックしたらどう?玉の輿よw」
「いえいえ聴きませんってそうじゃなくオーダー出来る服屋さんと
飼料を扱うお店と酒屋さんを紹介して欲しいんです」
「あらあらそんな事で良かったら喜んで紹介するわ」
「よろしくお願いします」




