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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
56/315

55  冒険者ギルドと商業ギルド2


「算定終わりました」 「で幾らになる?」


「屋敷の土地家屋の評価額大金貨70枚他に

 美術品等含めると低く見積もっても大金貨75枚です

 冒険者ギルドの税金を含めた依頼手数料は報酬の25%なので

 土地家屋だけで大金貨18枚金貨75枚となります

 美術品や家財道具マジックアイテムは査定しないと正確な数字はでませんが

 大金貨5枚として大金貨1枚金貨25枚 総額大金貨20枚となります」「ご苦労」


算定がおわった頃2人の男が部屋に入ってきた一人は商業ギルドのマスター

もう一人は税金を徴収しようとした商業ギルド職員だった


「わざわざ呼び出してどうしたんだ?」


「いやなにちょっとしたトラブルがあってなそこの職員が発端なんだが

 20年空き家になってそちらから調査と原因の解決って依頼あっただろ」


「それがどうした最近解決したって報告があったが」


「実はよその依頼、クエスト達成後手数料を払うって事になっててなこれが請求書だ」


「なっ なんだこの金額は大金貨20枚だと!」


「おいおいこっちはちゃんとした法に乗っ取った査定してるんだがな

 明細は見ての通り払って貰おうか」


「ちょっと待ってくれさすがにこの金額はないだろ」


「これでも低く見積ったんだがな冒険者ギルドの手数料は報酬の25%って知ってるだろ」


「ああ知ってる」


「依頼を出した時点では評価額というより売価と言ったほうが良いか大金貨1枚って

 とこだったよな買い手が付かないからもっと下がり

 最近は金貨10枚って話しも聞くぜ その時手数料払っておけば良かったんだよ

 そうすりゃ大金貨1枚の25%で済んでたんだよ 解決して今の所有者は売却はしねぇ

 こちらとしたら土地家屋とそれに付随するもの全てを今の時点で

 評価するしかねぇだろで、その金額だ」「ううっ」


「それからな委託金あれから直ぐに金貨50枚預かっているから此処に置くぜ」

 金貨50枚の入った袋を机に置く 嬉しそうに受け取る職員


「受け取ったな これであの屋敷の土地家屋それに付随全てはセイのもので文句ないよな」


「ええ ありません」 「ソイツを逮捕しろ! 容疑は詐欺罪だ!」

 エリナが職員を拘束する


「どういうことだ説明しろ!」「何をするんです無体な」


「俺は怒ってだよ!俺の庭で好き勝手しやがって!

 コイツから金貨50枚の件報告受けてるか?「いや受けてない」そうか

 ソイツは屋敷の税金として金貨50枚要求したんだよ「えっ」セイがおかしいって

 気付いてな委託金としてギルドに預けギルドに一任したんだよ!

 調べた結果がこれだ!」法務局からの報告書を見せる「なんと!そんな事が」


「で、相談だがこの落とし前どう処理する?

 このことを公表すれば商業ギルドの信用は地に落ちるぜ

 冒険者は商業ギルドからの依頼は誰も受けなくなるな

 だってそうだろ命懸けで働いて只働きさせんだぜ

 この件では金貨50枚全額即納しなければ屋敷差押えにするって言ってったよな

 どう見てもおかしいんだよ即納ってな税金の金額も知らせず即納なんてな

 低ランク冒険者だから金額50枚も持って無いと思って屋敷を取り上げる

 算段だったんだろ コイツはこっちでじっくり尋問するいいな!」


「解った大金貨20枚払おう その職員は首だ「そんな··」それでどうだろう」


「まだ足りねぇセイへの謝罪と慰謝料 もしコイツの背後協力者がいたら

 報復の許可とその者の商業ギルドからの除名だこれを呑んで貰う」


「報復ってな「目をつぶれってんだよ!」 解った呑もう 

 大金貨20枚は冒険者ギルドに振り込むとして慰謝料はどうしたらいい?」


「低ランク冒険者だからといって見くびるなよ此処だけの話しだが

 『赤き殲滅』を一人で潰した奴だからな今回公表された戦利品の目録見たろ

 戦利品の処理が終われば奴は大金を手に入れる変な虫が付かないように見守ってやれ」


「解った そうすうる 今回はすまなっかった」


こうして冒険者ギルドと商業ギルドは和解した









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