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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
305/315

304  セコンド会談

「話が逸れたけど誰も欲しがらない土地だしその5の村は問題無いわ。他の7つの村はどうなってるの?」


「フロントが占領して所属してもらうのが決まっている2の村はまだ制圧していないんだ。それとさっき言った村とね。セコンドが制圧して占領して初めて領民がセコンドを受け入れると思うから手を出していない。その代わり俺が制圧して潰した貴族の私財はフロントの戦利品にして欲しい」


「当然でしょセイ君がやった事だもの何もしていない私達が要求出来る訳ないでしょ」


「それと他の7つの村には何処に規準したいか決めろと言ってあるのでセコンドの方に靡く村もあると思うけどフォースの村は来年度は無税か最低限の税にしないと村がたち逝かなくなると思った方が良いよ。短期的には利益は望めないが長期的には派遣する領主や代官次第かな?」


「そんなに酷いの?」


「ええ、傭兵を含め6千の農民を徴兵したんだ。フォースの財政はガタガタだと思う。それが証拠に不相応の兵力を持ったからフォースでは食料が高騰して下手をすれば餓死者が出るよ。その煽りを一番喰らうのは」


「農民達よね。私に言いたいのは迂闊に手を出すと火傷するって事ね」


「まあ、火の車だけにね。ただ、上手く領地経営が出来れば発展もするだろうからなんとも言えない。一応村の代表には俺が制圧したからといってフロントが欲しい村じゃないって言ってあるから」


「酷い話ね価値の無い村って言っているのと同じじゃない」


「価値はあるんだけど正直任せられる人間がどれだけいるかわからないんだ。領地を与えても良いのは俺の仲間を除いてアレンと司令ぐらいかな?後は爵位上げてボーダーぐらいだよ」


「アレンやファルコは解るが何故ボーダー男爵なんじゃ?」


「首を取ることだけが戦争じゃないさ。補給の確保や戦略、戦術を立てたり領民の安全確保なんかもその内の1つなんだけど今回の戦争で速やかに領民を避難させて一時的とはいえ自分の領地を明け渡してくれた。あれで防衛はやり易くなったし結局戦場にはならなかったけど捕虜の収容には凄く助かった。そして何より領民を大切にしている。領地を大きくさせて損は無いと思う。バカン領とボーダー領を一つにしても良いんじゃないかな?バカン領は今、領主不在だしね」


「だがそうなると問題もあるフロントと近すぎるんじゃ」


「だったら移封させる?」


「何処に移せば良いと思う?」


「フォースと関所の間の2つの村」


「そうじゃのぉ。現地を視ないわからんのぉ」


「まあ、考えてくれたら良いさ。フォースの次期子爵の抑えになって貰うのも手だよ」


その時、扉が開き


「失礼します。サード方面からセコンドに向けて進行する軍隊が確認されましたその数5千セコンド領内に到着するのは早くて明日の夕方頃の見込み」


「あい、わかった。引き続き監視せよと伝えよ」


「王国騎士団の方はどうなっているのかな?」


「報告によると明日の昼にはセコンド領に入ると聞いているわ」


「タイミングとしてはギリギリだね。で、フォースの関所は?」


「今、セコンドの関所に兵士500を終結させているところね」


「早くて明後日の朝ってところかな?」


「そうね。それくらいになるわね」


「じゃ、明日中にフォースを陷とすとしますか。フォースの村の希望は明日聴くけどセコンドの方も考えておいて下さい。俺はそろそろ現場に向かわないと明日の打ち合わせがあるから。爺さんはどうする?」


「そうじゃのぉ。儂もフロントに戻ろうかのぉ」


◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◇


「関所に軍の事務方を何人か派遣して欲しいんだけど。それと本格的に村を占領するならきちんと領主か代官と兵士を派遣して帰属を宣言させないと揉めるよ。代官だったら帝国の遣り方で良いけどそれでも兵士達の配属を決めて辞令を出す必要もあるから急がせてくれないかな」


「解った。代官を任命して送り込む事にするぞい」


「そうだね代官が良いかな。来年度の税収は見込めないけどフロントの3つの村は確実に収益が上がるからフロントは潤うよ」


「どういう事じゃ?」


「春までに捕虜を使って耕作地を殖やせばおそらく倍以上の耕作地が出来るし養蚕や小麦以外の作物を作って現金収入の道も開ける」


「爺さんは王都にいたから知らないだろうけど3つの村の防壁は今後の事を考えてかなり離して作ったからかなり広い耕作地が出来るよ。関所に至ってはその3倍だからフロントよりは小さいけど直径3kmの防壁を作った。そこへフォースとフロント、セコンドや王都のスラムの住民を移住させて開拓すれば面白いと思うよ」


「ふぉ、ふぉ、ギルバート様今回の戦争でフロントはかなり借金をしなければなりませんな」


「ん?どういう事」


「基本的に開拓した者が土地の所有者となるのは知っておろう、防壁は村の物として買い上げねばならんその内側の土地も耕作地になるのならその土地は耕した者が所有者じゃ安全に開拓出来る土地はそう無い視察してみんと解らんが関所だけでもかなりの数の入植者を募集せねばならんのぉ」


「????それよりもラインバッハ君はどうしてる?」


「それなんじゃが・・・」


「私から説明してよろしいですか?ギルバート様「許す」では、ラインバッハ様はかなり勘違いをなさっておいでです。今回の戦争に参加するようにと申したところ。ギルバート様が自分を頼ったと思われてしまって若の事を頼りにならなかったから自分を呼び戻したと」


「了解した。ラインバッハ君の事を呼び捨てにするね。ラインバッハは何処にいるの?」


「今、ご自分の部屋におられます」


「ロルフ、ラインバッハに敬語は使うな、彼はもう廃嫡された当家と縁が切れた者だ。俺が鍛え直すからそれまでは敬語を使うな勘違いする。今から直ぐに現場に連れて行く。それで良いね。爺さん」


セイはギルバートの返事も聞かずラインバッハを部屋から引き摺り出しフロントの屋敷に戻り気絶させて悠斗、ターニャ、アロマと帝都のガガを除く護衛メンバーボーン、ミレー、アドレス、モローを連れて魔の森中層基地に来た。


「主君、此処は?」


「突然で悪かった。このラインバッハを鍛えるついでにミレー、アロマ、ターニャもレベルを上げようって思ってなボーンとモローは護衛でアドレスはまあ、護衛兼指導だ。ここは魔の森の中層以前半年程俺が住んでいた所を改造して基地にした。今では俺の作業場兼、アルファ達の狩場でハルカ達の練習場でもあるかな。ミレーとアロマは空堀に落ちた魔物を魔法で攻撃して倒すだけボーンとモローは2人の護衛だ狩った獲物は持ち帰って良いから頑張って狩ってくれ。ミレーとアロマは急激にレベルが上がるから休み持って魔法を使うようにしないと魔力切れするから気をつけるように。

ボーンとモローはフォレストボアが来るから気を抜くな。魔力感知と気配察知をフル活用しろ。ターニャはこの槍とダガーを使ってシータが動けない獲物を連れて来るからそれを仕留めて解体してくれ。ミレー、アロマ、ターニャがレベル20になったら今日は終わって明日は休んでくれて良いから素材は冒険者ギルドで売ればそこそこの金になるからみんなで分配して良いからな。肉や内臓、魔石はアルファ達にやってくれ」


「旦那の強さの秘密はここにあったんですね」


「秘密にした覚えはないぞ。モロー此処でナイフ一本だけで半年暮らしてみるか?」


「こんなヤバい所でナイフ一本だけで半年も暮らしてたんですか?」


「ああ、それもレベル1の状態で木の上で寝ていたよ」


「よく生きてましたね」


「運が良かっただけだよ。俺の事は置いといて始めてくれ何匹か落ちているから直ぐに始められるぞ。そうだうっかりしていたよこいつを使えばよかったんだ。ターニャ、アロマ、ミレーこいつを使え」


「弓?変わった弓ですね」


「コンポジットボウと言う弓だ矢はこいつを使えば倒せる。当たらなくても気にせずどんどん射てばその内当たるから回収はシータがやってくれるから始めてくれ。俺はラインバッハと悠斗を連れて森に入る」


「主君、拙者もお供させて下さらんか?」


「ボーン、2人で大丈夫か?」


「この中なら大丈夫かと」


「一応シータがいるからまあ良いかな」









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