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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
303/315

302  戦争の時間です3

セイは雑談を打ち切り、20人の部下を引き連れ残りの3つの村を回る事にした。セイが呼び掛けると兵士が対応してきた。


「フォース周辺の村は全て制圧した。戦時中であり、そちらの領主が敵である以上この村もその対象となる。僅かな兵力であっても敵である以上見逃せない。大人しく兵士諸君は武装を解除して欲しい。手荒な真似はしたく無い。我々フロント軍は投降した村には民間人の安全と財産は保証する。

抵抗するのであれば民間人と言えど敵と見なし叩き潰す。恭順の意を示してくれるのならフロントはこの地の民を守ると女神クロノスに誓って約束するどうする?」


「御館様や奥様はどうした?」


「捕虜が多すぎてここの領主がどうなっているのかはわからない。この村の領主の奥方や子供は捕虜として丁重に扱っているよ」


「どういう事だ」


「信じるか信じないかは知らないけど君達の親玉は俺達を怒らせたんだドラゴンの尾を踏んだんだ欲に駆られてね。正直、1万の兵士だろうが十万の兵士だろうが王国軍全軍とガルシア帝国全軍合わせても俺には勝てない。単なる寄せ集めだからね。せっかく大人しくしてるのにフォースのモレルは俺の大事な人達を戦争に巻き込んだんだ。お陰で俺は大事なものを守るためにかなりの散財と労力そして一番大事な時間を費やされた。戦争に勝っても元が取れない程にね」


セイは荒野に向かって小さな青白い炎を一つ打ち込み焼け焦げたクレーターを作り兵士を驚かせ更にその青い小さな炎を10作って上空で踊らせ兵士に見せつけた。


「化け物・・・」


「言葉に気をつけてね。俺を怒らせないでくれるかな?これをこの村に放ったらどうなるかな?怒りで手元狂うかもしれないよ」


「申し訳ありません。どうか私の命だけで私の命だけで~」


「命は取らないよ。話し合いに来たんだ」


「ほんどうでずが?「ああ」よがっだ~」


「泣くな!後でクレーターは直しておくから先に代表に合わせて欲しい」


「少しお待ち下さい」兵士は


「セイ様、土属性だけじゃ無かったんですね」


「火は着火以外滅多に使わないからな」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「俺の名はセイ・ワタヌキ・エリック故あってフロント領主ギルバート・フォン・エリックの養子だ。先ほども説明したが現在フロントとフォースで戦争となった。大人しく降伏して欲しい。特別何かを徴収したり略奪行為もする積もり無い。君達に問いたい事があって此処に来た」


「なんでしょうか?」


「俺はこの村の名も領主の名も知らない奥方とその子供は名は知らないが捕虜にしたので知っているだけだだから此処の領主がどこに配属されているか知らないので捕虜になっているかもわからない。聞きたいのは奥方とその子供を君達は村のお金を集めてでも助けたいかどうか知りたい」


「いくらお支払すればよろしいのでしょうか?」


「金貨50枚」


「申し訳ありませんそんなお金はとても用意できません。村の全財産を集めても金貨2枚が良いとこです」


「だろうな。ではこの村の土地全てと屋敷を俺にくれ。そうすれば奥方とその子供は返そう」


「ご領主様はどうなるのですか?」


「まだ俺の敵であったならどうなるのかわからない戦場合間見れたら全力で殺し合うのが戦場の倣わしだから手加減はしない。捕虜になっているのであればフロントに仕えろそう説得してくれ。俺が爺さんを説得して此処の代官に任命してもらう。どうだ?」


「この村はご領主様の物です。ご領主様が開拓してやっと此処までの村になりました。私の一存では・・」


「ではこうしよう。君は俺の客としてボーダーに来てもらう当然身の安全は保証しよう女神クロノスに誓って約束する。今話した事を奥方に話して決めてくれ。それと悪いがこの村を一時的に占領させてもらう。隊長部下3名を連れて兵士の武装解除と兵士達への説得と掌握を頼む。明後日には大勢は決している。此処の領主がモレルを取るか領民を取るかで奥方とその子供の人生も変わるがそれまでこの村を護ってくれ」


「了解しました。セイ様のご活躍が観れないのが残念でしたが今日の魔法が見れたのは自慢になります」


「あまりしゃべって欲しくは無いがまあ、いいか。さあ、行こうか」


「まだ、返事をしてません」


「そこの兵士、この人を借りて行く3日後にはどのような返事であっても無事に必ず返す。良いよな」


「どうぞ父を宜しくお願いします」


「家族の了解も得た事だし行くぞ」


この調子で3つの村を回り3人の村長?ボーダーに連れて行きそれぞれの領主の妻子に面会してもらい3人の領主の妻子と村長達、そしてセイ、ボルド、アレン、クリス、ミリア、玉藻、アミカで会食を行った。

出されたメニューは白パン、アルミタージのシチュー、サラダ、ブラックオックスのフィレステーキの馬鈴薯載せだった。それに葡萄ジュースと冷やしたワインとエールが出された。


「戦場で急に思い立ったもので簡単な料理しか出せなくて申し訳無い。素材だけは自信があるので食べて欲しい」


各自信仰する神に祈りと感謝捧げ食事が始まった。


「旦那、冷えたエールが飲みたいんだが・・・」


「ん?酔わない程度なら飲んで良いぞ」


酒好きの面々は自分のマジックバッグや腕輪から好みの酒を取り出し飲み始る


「ん?どうした食べ無いのか?この料理結構美味いから温かい内に食べな子供は遠慮しちゃ駄目だぞ」


「でも、お母様がまだ・・」


「悪い。貴族の流儀や作法には疎くって俺はいつもこんな感じで食べているんだ。平民と同じ席では不味かったかな?それとも料理が口に合わなかったのかな?」


「いいえ、驚いているだけですわ。そうですね食べなさい。多分このお料理は二度と食べれないでしょうから」


「「「「「はーい♪」」」」」


「「「「「美味しい~♪」」」」」


「そっかそっか♪」


「あの、このお料理の素材って」


「ああ、鑑定を持っているんだ。多分その通り、一般には流通していないものですよ。俺達はたまにぐらいだけど普通に食べているから気にしないで食べて」


「因みにこのステーキ凄く美味しいんだけど何の肉?」


「あっ、アレンさんは初めてだっけ黒牛、ブラックオックスって言うらしい。この肉俺の故郷で食べてた肉に近くって好物なんだ」


「ブラックオックスだって!」


「アレンの旦那、その程度で驚いていたら身が持たないですぜ」


「そうでありんす。この間もアロンの金封楼という花街の遊廓でワイバーンの唐揚げやキングサーモンを使った料理を自ら腕ふるってわちき達に振る舞ってくれたでありんす」


「玉藻、あんまり素材の事は言わない。素材を知ったらみんな手が止まって食べなくなるから黙ってたんだぞ。この料理を食べたからと言って何かしたり要求しないから安心して食べて。単なる気まぐれと思いつきと最近まともに食って無かったから俺が食いたかっただけだからおかわりも出来るから食べて下さい。俺が食いづらい」


「「「はーい♪おかわり~♪」」」


「クリス、この子達にお代わりを」


「少々お待ち下さい」


食事も終わりセイは合掌して「ご馳走様でした」と呟き「今日は俺の我が儘に付き合ってくれてありがとではこれから俺は野暮用があるので失礼する。後の事は任せた。子供達はジュースを飲み過ぎないように注意してくれお腹を壊すと大変だからね」


「あの~ただ食事をするだけだったのですか?」


「ええ、他に何も他意はありませんよ。まあ、同席した女性達はアミカとクリス以外は少々特殊なとこがあるので淑女という者を見せたかった。というのはどうでしょか」


「「「まっ」」」


「では」「「「「マスター御武運を」」」」




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「あの~あの方はいったいどういう方ですか?」


「そうですね退屈しない人」


「優しいお方でありんす♪」


「命の恩人でありんす」


「常識知らずであれで自重してるんでやすから笑える」


「んービックリ箱みたいな少年ですかね」


「そういう事ではなく」


「ええ、わかっています。これはセイ様から止められていたのですが味方したらこの上もなく頼もしく敵にしたら最も怖い存在。懐が深く思慮深い、そして一緒いたいと思わせてくれるお方。これで答えになりましたか?そうそうもう一つ王であれ皇帝あれ国であれ恐れず立ち向かえる方ですね」


「旦那ぐらいだろ女帝陛下も女王陛下にも直接会えるのはそれでいて身分なんて気にせず気軽に接してくれて俺達を仲間と言って公言するんだ。あっしは旦那に出会えて良かったと思ってやすよ」


「もう一つだけ王や皇帝にもなれたのに面倒の一言でその座を蹴った変人」


「「「「「言えてる♪」」」」」


酒が入って口が軽くなったボルド達であった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「さあ、行くよ!みんな♪」


『『『『『『オー♪』』』』』』







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