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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
299/315

298  捕虜の移動と関所

ボーダーに戻り戦果をアレンに話して今後の事を話し合った。


「今後の事もあるけど何処を戦場に選ぶかだよな」


「宣戦布告をこちらからする以上もうフロント領内に拘る必要は無いですからね」


「緩衝地帯か宣戦布告した直後に関所を落として関所の要塞化するのが理想なんだけどこちらの捕虜の輸送がネックなんだよな今日を入れて3日でフロント側の関所って見てるけど今、どの辺りなのかな?」


「まだ、フォースの関所には至っていないようですがフォース領内の事までは届くまでの時間差があるので」


「今、それを議論しても始まらないから今夜の敵の夜営地点で戦場を決めよう。それと今日の捕虜2千の輸送が問題だフロントの関所が戦場になるなら輸送を急がせないとボーダーには置いとけないしバタンで受け入れ可能かな?ペガサス達を使って最大60人 往復1時間としても最低2日はかかる。馬車って考えるから不味いのか。捕虜は全員騎乗出来るしそのままボーダーに行かせてこちらの兵士を関所に移動するのはどうかな?それなら1日で済む」


「最短で3日と想定して防衛線を上げるとすると関所しか無いな。今から開始しよう」


セイはすぐさまボルドの元に飛びボルドに捕虜を意識が戻った者から順次騎乗させてボーダーに向かわせる事にしたと説明した。理由は本隊約8千が最短で3日の距離に有ること戦場を緩衝地帯に移す為だと。

ボーダーを戦場にすると捕虜が邪魔になり馬車だと3日はかかる為ギリギリになる。ペガサスを使っても少人数での輸送なら早いが回数がネックとなりゆとりが持てなくなる為断念した。そこで騎乗しての輸送した事にしてワープを使う事にした。

クリス率いるエルフ部隊は捕虜の輸送を担当、ボルド率いる傭兵部隊は関所に移動。そこで必要な物資をスカイ達に運んで貰って人員はペガサスで運び込む事となった。ボルドは関所に移動する事を告げセイは馬車を20台取り出した。玉藻とザイは残る事になりボルドの出発を確認してセイは残る馬車を全て出して馬に繋ぎ捕虜を全員眠らせ馬車に詰め込みそれが終わった頃関所の捕虜が到着した。捕虜を運搬した傭兵達を労って再び関所に戻るように指示を出し傭兵達もボルドから指示が出ていたらしく素直に従い馬を見つくろって関所に戻っていった。

セイはボーダー側の森の入り口に空間を接続してゲートを開き待機中の馬と捕虜全員をゲートを通過させてクリス達にはボーダーへ夕方に着くように指示してその間休息を取るようにと命じた。キャロットには捕獲した馬達の事を頼み再び先ほどいた場所に戻りテントや天幕、捕虜が装備してた武器や防具財布等全てを収納して関所の門を開きなんとか体裁を整えた『これで丸1日稼いだ。1日有れば関所も砦に出来る』


セイはボーダーに戻り傭兵達を関所の防衛に当たらせた事告げ食料、寝具を至急届けるように告げスカイとカールを預けボルドとのやり取り直接出来るようにしてまた関所に戻りグラスウルフの毛皮とフォレストウルフの毛皮を200枚程取り出し関所から緩衝地帯側500m先に高さ15m幅10mの防壁を作り魔力が切れたら異空間を24時間を現実時間の1分に設定して魔力が回復したら壁を作ってを繰り返し森まで届く完璧な防壁を作りあげ幅12m高さ5m門の部分を2ヵ所繰り抜き『魔木』で観音開きの門を作り『魔鋼鉄』で補強して『耐火』『硬化』を施し中魔石を埋め込み門を2重にして設置し出来た防壁に『硬化』掛けて各部に魔石を埋め込み防壁を完成させた。


そして防壁から5m離れた所に門の部分幅12mを残して幅100m深さ10mの空堀をインベントリを一瞬で作り、掘った土を使い橋の部分に幅1mの欄干を両サイドに設置して『融合』させて最後に橋の下部をドーム型に繰り抜き『硬化』掛けて欄干の両サイドに魔石を設置して2本の橋を作り更に1km先に同じ物を作り直径約3kmに及ぶ防壁と掘りを僅か1時間程で作り、ボルドの元に行き


「これから外部防壁の内側に納まった森の一部の樹木を全て伐採するんだが外壁に閉じ込められた魔物を全てアルファ達と駆逐するんだが傭兵達も参加しないか?もし参加するのなら明日にするけど」


「だ、旦那、これは一体?。アロンの時でさえ数日かかっていたのにそれも完璧な防壁をこんな短時間で作りあげるなんて」


「ああ、それか防壁の完成形はボーダーやバタンで作ったからなイメージが出来たから魔力さえ有れば簡単に出来る。さすがに普通やれば回復に時間がかかって数日はかかるさ。ボルドに取っては1時間かもしれないが俺の感覚では5日経っているんだ」


「よく解りやせんが壁の内側の森を全部伐採するのももったいないような気がしやす。壁で囲んで戦争が終わった後、伐採するかどうか決めたらどうですか?此処はもう旦那の土地ですから」


「えっ、どう言う事?」


「緩衝地帯とはいえ開拓した土地は開拓した人間の物でやす。関所は知りやせんが領の境界が変わるのなら関所は不用でしょ。もう此処は1つの拠点となりますね。此処を避けて通るとなれば森へ入るしかありやせんフォースがこれからどうなるかはあっしらみたいな者には解りやせんが此処には色んな可能性がありやすね」


「単に馬と捕虜を収用できてついでにフォースとフロントのスラムの住人が働ける場所になったら良いと思ってやっただけなんだがな」


「普通はこんな防壁を作るのは何十年もかかりやすぜ」


「そうか?やり方は違うが俺の故郷じゃ予算さえ有れば数年で出来ると思うんだが。多分、魔術師を育成すれば此処では数ヶ月で出来るんじゃないかな?」


「さあそれはどうでやすかね。冒険者でもそうでやすが日々の訓練を積み重ねた奴らが上位のランクに上がりやすがそんな奴らは人つまみでさぁ。旦那みたいに人外に足を踏み入れて居るのにまだ満足していないお人は旦那以外多分、いやせん」


「本来、殺し合いするのなんてまっぴらだ。どんなにレベルがあがっても心臓や頭を潰されれば人は死ぬこないだクイーンキラーマンティスを倒してそう思ったよ」


「へっ、キラーマンティスの女王ですって?」


「ああ、こいつだ」


セイはクイーンキラーマンティスの頭部を出して見せた。


「・・・・こりゃでかい!」


「こいつはレベルが高く魔力は膨大だった。でも怖くなかったよ。ただ膨大な魔力を持っていただけの存在だった俺がこいつ倒したらアルファとシータ以外の戦闘に参加したみんなが進化したんだ。従魔の進化ってよくわからないけどこいつはレベルが高かったんだろうな。スキルや技術がある者には勝てないと思っている。ドランク達がそうだろ同じ素材を使って剣を作ればドランクは俺より凄い剣を作れる。俺は付与で誤魔化しているだけ、やっぱ凄いよな。ドランクやボルドは剣だけだったら勝てないもんな」


「そんな事はありやせん。旦那は後1年もすれば俺達を超えてしまいますぜ」


「そうなったら良いな。おっと、話が大分逸れた。じゃ、壁で塞いでおくよ。それが終われば爺さんに会って宣戦布告の書状を書いて貰ってモレルに叩きつけてくる。後は頼んだ」「へい!」


セイは森の部分の周囲を幅20m深さ10mの空堀を作り高さ7m幅5mの壁で覆い作業を完了させた後、王都に飛びギルバートに昨晩の結果を報告してギルバートに書状を書いて貰い受け取った。


「セイにしては報告が遅かったが何かあったのかのぉ。いや・・別に責めている訳では無いんじゃ」


「まあ、ごめん。捕虜の移動や戦場を移動させるんで関所をちょっと改造?してた。8千の軍の攻撃に耐えれるように」


「ふむ、戦場を関所とするか・・。関所のある場所は大軍が有利ではないのか?」


「確かに平地で野戦で正面から戦えば数と騎馬が多い方が有利だけど遣り用はあるさ。この世界特有のやり方で戦えばまあ勝てると思う。捕虜にした騎士団を見る限りフォースの正規兵は弱い。冒険者で言えばD、良く見積もってもCランク迄だな。どちらかと言えば傭兵達の方が怖いかな」


「まあ、フロントの兵士達は森に入って鍛えられとるからのぉ。他の領地の兵士よりは多少は強いかもしれんの」


「関所の門一つ破れなかったよ。こちら都合で俺が修復し易い様に門を壊して関所を突破させたけどありゃ何日かかっても門を壊せなかっただろうな」


「ん?セイが関所の門を壊したのか?どうやって壊したんじゃ?」


「ああ、フォースの騎士に成り済まして門の閂をバトルアスクで叩き切った。閂は修復しておいたから安心して良いよ」


「門の閂を叩き切ったじゃと!つくづくお前は・・・本当に味方で良かったぞい」


「ところでモレルは?」「今日、王都を発った」


「そっか、じゃモレルに宣戦布告の書状を叩きつけてくるよ」


「セイ気を付けてな」「セイ様御武運を」


「ああ、行って来る。盗賊の討伐は終わった。これからは戦争の時間だ!」








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