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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
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297  夜襲

夜間の見張りは18時から6時迄の12時間を3回から4回に分けて行われ、就寝は21時が普通だとアレンから聞いていた。まあ、フロントに限って話しなのでフォースに当て嵌める訳にはいかないが、セイ率いる傭兵部隊は空輸された地点から敵の夜営地点まで気配を殺しながら進みエルフ3人、傭兵3人の6人で編成された部隊で各小隊が敵の夜営地点から200m程離れた地点で気配遮断を行いながら待機し合図を待った。


時間になりセイが合図をクリスに送るとクリス率いるエルフ6人が弓を精射して見張りを倒し各小隊が1つ1つのテントを襲撃していった。各小隊にサリナが作った『眠り玉』と呼ばれるアイテムに火をつけてテントに放り込んでいくだけの作業でほとんどの敵は沈黙した。中には煙に気付く者もいたが煙で視界が悪く起き上がった瞬間麻痺毒を塗った矢で刺され無力化されていった。

キャロットと白は見張りを魔法で眠らせ馬を制圧して繋がれたロープを切ってそのまま待機を命じた。シータとアルファ、イプシロンは夜営地の中の見張りを無力化して周り、残すは騎士団団長呑みとなったがまあ、お盛んでした。


この世界騎士に男性も女性も無い。王族や上級貴族等の奥方や息女の護衛には目に見える形の護衛も必要で部屋に入って護衛する場合、女性の護衛に男性が1つの部屋にいる事が問題となりそういう事実が無くとも噂になった時点でいくら本人達が否定しても傷者になってしまうのが貴族社会だ。よってそれを防ぐ為にも女性の騎士は必要とされて幼い頃から訓練を受ける。まあ、ジョブとスキルがある世界だから男女の能力差は余りないと言えるのだが


騎士団団長の場合はちょっと違う立場を利用して愛人を騎士に扮して側に置き団長付き世話係まあ、名目は副官だが夜までお世話して貰っているようだ。敵地故に滾り、高ぶったのか?警護に聞かせたいのかは知らないが『まあ、よくやるよ』


「ボルドこの天幕以外の無力化は完了したか?」


「ほぼ完了しやした。「ほぼ?」同じような天幕がもう1つ」


「なるほどな、男して途中ではちょっとな。まあ、それよりも無力化した盗賊達を拘束して一ヶ所に集めてこの腕輪を嵌めろ。そして意識が戻ったら必ずフロントの兵士に従えと必ず言う事」


「どういう事ですか?」


「隷属の首輪の腕輪版だよ。首輪を解析して俺が作った。首輪もそうだけど嵌めた者が主人として登録される奴隷契約の時奴隷商人が首輪に血を一滴垂らすのは登録者を上書きするためさ。


この腕輪は自動的に嵌めた人間が腕輪を嵌められた人間の主人になる。2千人も俺が腕輪を嵌めるって面倒だし、逃亡と反抗の防止のために作ったから捕虜人数を裂くのは非効率だ。ボルドもこいつらに構っていられないよな。だから意識が戻ったら『フロント兵士の言葉に従い反抗するな』と命令しとけば看守の人数が減らせるって訳」


「じゃ旦那、腕輪を外す時はどうするんで?」


「マスター登録してあるから俺がはずせるし、奴隷商人を呼んで上書きしても外せる」


「わかりやした。仲間達で分担しやす」


「2つの天幕の事は任せる。10人程選んで関所に向かわせてくれ。関所は俺が制圧する。馬は待機しているこいつらを使ってくれ。白は何かあった時の為に待機してくれ。お盛んなのが残っているからな」


「わかりやした。御武運を」『了解っす♪』


ボルドは無力化したフォース騎士団を一ヶ所に集めるように命じ、玉藻と二人で天幕に入り行為に夢中になっている団長はボルドに気付く事なく気絶させられ女達は玉藻に拘束された。気絶させられた団長を手早く拘束してボルドは団長に腕輪を嵌めて天幕から叩きだし玉藻に腕輪を2つ渡して女達に嵌めるように指示したが玉藻は自分に嵌めようとして慌ててボルドは止めた。


「これは御主人様のでしょ?あちきも欲しいでありんす。沢山有るから1つくらい良いでしょ?」


「ふざけるな。それは隷属の首輪の腕輪版だ思考が鈍るように出来てる。こんなところで使ったら命取りだぞ。それに旦那はこういうアイテムを嫌っている。俺達に首輪を嵌めないのが証拠だ。その腕輪は遊びでもつけちゃ駄目だ」


「おふざけが過ぎたでありんす。申し訳ありません」


「まだ、1つ天幕が残ってる。そいつらに腕輪を嵌めて『フロントの兵士に従え反抗するな』と言え」


玉藻はボルドに言われた通りに女達に腕輪を嵌めボルドの言った言葉を女達に囁いた。


「「承知致しました御主人様」」


「これって、??」


「腕輪を嵌めた人間が自動的に主人になるんだと旦那が言ってた。多分その腕輪は俺達が自分で嵌めても効果は無いが思考が鈍るのはこういう場所では致命的だ」


「そうでありんしたか」


「次に行くぞ」


ボルド達はもう1つの天幕に入った瞬間驚いた。『この光景は旦那は見たくないだろうな』2人の男が絡み合ってその側で女がそれを見て興奮している様は異様だった。


「此処に腐った同士が・・・」玉藻はボソッと呟いた「ん?」


「いいえなんでもないでありんす」獣人族は耳が良い玉藻の発した言葉は聞こえていたが突っ込みを入れると後が怖いので聞こえない。聞こえていないと大人の対応を取った。


ボルドは見るに耐えられない光景だったので素早く男2人を気絶させるつもりがつい力が入って脛椎を骨折させて『しまった』ボルドは素早く脛椎を繋ぎ中級ポーションを飲ませて事なきを得たが男に口移しでポーションを飲ませる破目になり数日はうがいを欠かさなかった。もう一人の男は見るからに華奢でボルドを見て呆然となりそのまま素早く腕輪嵌めて『フロントの兵士の言葉に従えそして反抗するな』と言うと


「はい、お兄様♥」と答えがかえって来て冷や汗が出たボルドであった。


一方、玉藻は興奮している女にそのまま腕輪を嵌めて意味のないいや、ある一定の愛好家が喜ぶ縛り方をして遊んでいた。そして命令を下すと『女王様』になっていた。


まあ、玉藻の今夜のスタイルは第二次世界大戦の某親衛隊制服をモチーフにした身体のラインがくっきり出る服を着ていたのだから仕方がないのかもしれない。


こうしてボルドと玉藻は天幕にいた者達を制圧してそのまま放置してクリス達に腕輪の説明をして意識が戻った者から順次腕輪嵌めて命令を下していった。因みにボルドが脛椎を折ったのが第3騎士団団長で側にいたのがモレル伯爵家の次女と後に判明してボルド胸を撫で降ろしたのは言うまでもない。


◆◇◆◇◆◇♥♥♥◇◆◇◆


キャロットに騎乗して関所に向かったセイは2匹の女郎蜘蛛に似た体長30cm程の蜘蛛を捕まえテイムして異空間に放ちオーク肉を皿に入れておいた。


関所に着くと拍子抜けした。見張りは寝ているし見張りを除く全員が固まって寝ていた。関所の壁を飛び越え見張りは腕輪嵌めても気づかず、そのまま放置して固まって寝て者達全員に『睡眠スリーブ』を掛けて全員の武装解除と言う名目で防具と武器を収納して腕輪を嵌める作業をして終わった。


後は後続が来るのを待つだけなので壊した閂を修復して一応門を閉ざし閂を掛けて念のため『修復』をしておいた。


さて、序盤戦は終わったが正直、後始末が面倒この上ない誰かに丸投げしたい。そう思うセイだった。


夜も明けてきて10人の傭兵達はやって来るが見えた。フロント側の門を開け10人の傭兵を関所に迎え入れて10台の馬車とフロートボード10枚取り出し捕虜を関所から運び出し馬車に詰め込み先ほど戦場に戻るように指示してセイはフロートボードを回収し関所の門を締め各部屋を周り状態を確認してボルドの元に転移して状況報告聞いて半数を交代で休憩するように指示して武装解除と身元調査をするように命じてボーダーに戻った。









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