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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
297/315

296  鼓舞

関所が突破された事を確認してセイはボーダーに戻りアレン達と話を詰めた。


「関所の突破を確認した。それとこの2人は捕虜だ隷属の首輪と腕輪を嵌めているから色々尋問してくれそれと向こうの騎士達だがはっきり言って弱い。正面切って戦っても傭兵達だけで勝てる相手だと思う」


「へーそうなんですか?」


「ああ、関所の門さえ半日かけても破れなかったよ。まあ門の性能が良かったとも言えるんだが身体強化が使えない者達ばかりでおそらく騎士団だけでは本隊と合流しなければ門は突破出来なかったと思われる。なかには身体強化を使える者もいたのかも知れないが総じて魔力量が低くて一般人とそう変わらなかった」


「あれ、ではどうやって門を突破したんですか?」


「こっちの予定が狂うので仕方なく最後尾のフォースの騎士を捕虜にして向こうの騎士団に紛れ込んで門の閂だけをバトルアスクで叩き切った。その後何処かの部隊に紛れて気配遮断を使って最後尾につけて後は関所に突入するのを見送って帰ってきた。その時気付いたんだけど荷車がなかった。それと団長らしき奴が『手筈と違う』って言っていたから騎士団が関所に着いた時点で関所が制圧されていて開門されている手筈だったと予測できるだけど」


「セイ様の情報では1万の兵士達を1ヶ月賄う食料の半分の食料しか集まっていない状況で出発したんでしたね「ああ」となると・・・騎士団は結構食料と言うか馬の飼料がいるんです。荷馬車が無いっていう事でしたので食料や飼料、水は全て収納アイテムに入っている可能性が高い。しかし、容量の大きな物は伯爵家といえどそう幾つも手に入るものでもありませんから多分、時期的に言ってバタン辺りが関所を制圧して補給する手筈だったのでは?」


「じゃ、敵軍の食料は残り少ないと考えてどう行動するのかな?それで俺達の行動が変わって来るけど」


「考えられるのは3つ予定通り強行軍して此処を襲撃して食料を奪う次に撤退して本隊に戻る3つ、森で食料を調達する」


「クリス、2千の食料を1日の狩りで賄える程のこの森は豊かかな」


「昆虫系の魔物を食べられるのなら賄えるとは思いますが食べれる昆虫は少ない上に虫除け持ってないと全滅しますよ。我々には御主人様から頂いた結界のアクセサリーが有るから平気ですしサリナに作って貰っ虫除けも持ってますから普通に歩けますが」


「だよなぁ。この付近の森って以外と昆虫系の魔物が多いんだよな」


「珍しい魔物でシルクスパイダーがいましたね。もしかしたら洞窟があればアラクネもいるかもしれません。それとモルフォとハニービーも見掛けましたテイムすれば良質の蜂蜜やシルクや強靭な糸がテニスコート入りますよ」


「それは戦争が一段落してからだな。ハルカと美乃里が欲しがると思うからコットンと合わせて相談しようか」


「コホン、それはクリスさん達がこの付近の森を調査したから知っているだけで知らなかったら安易に考えてしまいます。冒険者ならいざ知らず騎士団ですから森には録に入った事無いのでは?因みにフロントの騎士団はゴブリンの間引きが主ですが入っていますから」


「ま、奴らが関所を直ぐに引き払うようならその進行方向で予測は出来るから森に入るようなら各個撃破。突っ切るようなら道を封鎖。退却するのなら追わずに関所を取り戻して本隊に合流させる。関所に籠るのなら今夜、関所を襲うってことで何か他に有るかな?無いなら今の内に体を休めてくれ」


「旦那、実は寮のみんなも来てるんでさぁ。エルフの子供達は訓練を兼ねてアミカはハルカがいないんで玉藻が実戦での妖術を見せるってんでサリーとエフィはアップとラピが斥候職の訓練で此処なら大丈夫だと言ってザイも一人屋敷の寮に残されるのもってんで傍ら置いていやす」


「仕方ないな。でも今夜の作戦には子供達は参加させるな。どう動くわからないし夜間作戦だから大人でもきつい特に夜の森は昼間と違うからな」


「承知しておりやす。子供達は此処の兵士達が見てくれる事になってやす」


「16時までは自由にして構わない16時から空輸を順次始めて20時には配備完了させて決行は23時の予定だが状況によっては早くなる事もあるから気を抜かないように特に森では敵は騎士達より魔物が怖いから気をを抜くな。以上解散」


セイは食事を取りながら捕虜から得た情報を聞き捕虜の様子や違いを尋ねたが特に首輪と腕輪の違いはなかった。『奴隷故に首輪か』腕輪に唐草模様を施し『自動登録』に製作者マスター登録を付け加え設定をいじり『自動工場』を作動させてインベントリの中で腕輪を生産していった。


セイはギルバートの事を思いだしセコンドに転移してギルバート達を王都のギルバートの屋敷迄送りフォース騎士団の現状を伝えこれから抱える大量の捕虜についてどうするのかフロントの官僚達と相談して決めて欲しいと告げてボーダーに戻った。


ボーダーに戻りカール達から敵は100程を関所に残しボーダー方面に進行森と関所の中間に夜営の準備をしていると知らせてくれた。そして16時になりボルドが傭兵部隊150名、エルフ部隊110名ペガサス輸送部隊20名。門の前に集まっている事を知らせに来た。


「さて諸君、フロントの為に歩の悪い戦いに身を投じてくれて感謝する。それも安~い賃金で特に傭兵部隊でフロントから参加してくれた者達は俺から報酬としてアクセサリーと弓矢、そして麻痺毒以外の装備ポーションとダガー等は進呈する。「ウオー!」ダガーは売れば金貨1枚にはなると思うが余程生活に困らない限り売らない方が良いと思う。


それと街では見せびらかさないようにナイフ目当てに命迄持っていかれかねないからな。作戦は団長のボルドとクリスから聴いていると思うがある意味諸君達にとっては非常に簡単なお仕事だ。見張りを無力化させて眠っている盗賊達を捕縛するそれだけだ。


数は多いが一人10人だと思えば気が楽だろ「ハハハ」はっきり言って諸君達が正面切って戦っても勝てると思うが決して油断はするな敵は盗賊達だけでは無い。森の魔物が活発に動く時間帯でもある。俺からの命令は3つ死ぬな、作戦の完遂、捕虜への虐待は認めない。捕虜は奴隷になるんだ高く売れた方が良いだろ。本来捕虜は領主、軍の物だ。しかし今回は盗賊討伐だ売れた額から奴隷達の食事等の経費を除いた金額の半額をみんなで分配するから期待してくれ。但し、盗賊のなかには貴族がいるのでそれは軍に引き渡す。奴らの装備品もどれだけ金になるかわからないが査定して貰って金に替えて分配するから結構美味しいぞ「ウオー!」


そして馬は現金化するのは難しい。よって希望者には馬を1頭与えるが世話は自分でしてくれ。このなかには冒険者でパーティーで参加してくれている者もいるのならそのパーティーで馬車と馬でも構わない。

傭兵契約金は安いにも拘らず参加してくれた諸君に対して礼であり俺から報酬だ必ず勝って報酬を受け取ってくれ!」


「「「「「「「ウオー!!!」」」」」」」


「言い忘れた事が一つアロンから傭兵に参加した者達も報酬はみんなで分配するから安心してくれ。では食料を受け取って順次馬車に乗ってくれ。待ち時間に食事をしても良いしこの場から離れ無い限り自由にしていいが節度だけは守ってくれ。では戦場で共に戦おう!」


セイは馬車に乗り込む傭兵達を見送り最後の便と共に身体が一回り大きくなり赤い稲妻のように見えるラインが入った姿に進化したシロ(読みは同じだが改名した)に跨がり戦場に向かった。









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