293 開戦間近
王都に寄ったついでにギルバートの屋敷に立ち寄り。面会した。
「若、また強くなられましたな」
「レベル上がったのかな?昨日魔力の大きいのと戦って倒したせいかな?自分じゃ実感無いけど」
「ほう、何を倒されたのですかクイーンキラーマンティスってやつカマキリのでかい奴」
「それは凄いキラーマンティスはAランクの魔物ですから女王ともなるとさぞ強かったでしょう」
「クイーンはどうなんだろう?ロルフさんパワーレベリングって知ってるかなぁ?」
「パーティーを組んで魔物を弱らせて止めだけ刺してレベル上げる技法の1つですか?」
「そう、それをやると確かにレベルは上がるって全体のステータスが上がるんだけど」
「ステータスが上がるとは?何ですか?」
「そっかみんな知らないんだ。レベルを上げると魔力量やライフが上がるよね能力には他に細分化した物があって訓練したら身体が軽く感じて素早く動けたりするでしょ。レベルが上がるとそれなりにそういうものが底上げされるんだ。女神クロノスはレベルだけ上げる事嫌ってその数値を見せないようにしているんだ。カマキリのメスは子供を生むためにオスを食べるんだけどその習性がキラーマンティスにもあったんだと思う。多分ずっと長い間クイーンはオスを食べて魔石を取り込んで大きくなったと思うけどオスは抵抗せず食べられるからスキルが派生しなかったんだと思う。
力だけで何の技術も無いから強いけど怖くないそんな感じだったよ。ただ大きい、硬いカマキリだった。
アルファ達も持久戦に持ち込めば勝てたと思うけど時間がなかったから僕が相手をしたんだ」
「そうでございましたか。固かったですか」
「魔力だけは凄く大きかった。その魔力を防御だけに使っていたから僕にとってはやり易い相手だった」
「ほう、どうやって倒したのですかな」
「魔力を通して硬化させていたから触った瞬間相手の魔力と同調して内部に向かって自分の練った魔力放つだけ魔力操作が未熟だと魔力が乱れて動けなくなる大きいのなら足から初めて腕そして魔石から流れる頭部の流れを乱して頭を跳ねた」
セイは簡単に言葉にしたが先ず魔力を見る事は余程訓練しないと出来ない。魔力を同調させる者などセイ以外出来なかった。また、それを瞬時に行う事など誰にも出来ない事だった。
「相性が良かったと言う訳ですな。しかし、それでも凄いですね。さすがセイ様です」
内心冷や汗をカキナガラ味方で良かったと思うロルフであった。
「待たせたのぉセイ。でどうじゃ?」
「明日の朝、騎士団2千によって関所が突破される」
「勝てそうか?」
「当然♪彼らは数だけで自分達の優位性を捨てたんだ負けないよ。ただ、気になる事が1つフロント領内に放たれた暗部が気になってる」
「そちらは既に手を打っておりますバタンの屋敷からの情報を元に拠点は既に制圧済みでバタン以外にフォースに組する貴族は捕縛しております表向きは隠居、病を理由に引退ですな」
「じゃ、爺さんがフロントの指揮をするなら俺の屋敷の扉を使ってフロントに来るといいよ」
「それなんじゃがモレルが王都を発ってからにしようと思っておる。他の貴族の動向も見たいからのぉ」
「了解。サバトには言ってあるからいつでも扉を使っていいよ」
「侯爵から聞いていると思うけど主力部隊全員に退職願いを書いてもらった。昨日付けでその退職願いはさっき宰相に預かって貰った。昨日付けで主力部隊司令ファルコ以下全員の退職を受理した書類を作らせておいて欲しいんだ。
ファルコにはサードから進行した貴族を抑えるだけでセコンド軍と合流したら撃退後追走せずにフロントに帰還、源隊復帰を命じているのでフロント帰還したら直ぐに復職の手続きをして欲しいのとフォース軍を撃退おそらく全軍を無力化するから捕虜が最大1万になると思う。取り敢えずは明日、騎士団を叩く明後日には全員捕虜になって貰う。盗賊としてね。その上で宣戦布告をフォースに叩きつけるてな段取りなんだけど良いかな?」
「ほーっ、盗賊として捕縛するじゃと」
「ああ、宣戦布告もせず関所を襲ってフロント領内に進行したら盗賊だろ?所属、身分は関係なく盗賊として処理する戦時中じゃないから当然、盗賊の私財は討伐した者のものになる。戦争準備にどれだけの時間と労力そしてどれだけのお金がかかったか村1つじゃ大赤字だよね。アレンが賠償があるって言っていたけどフォースの屋敷はフロントの物にならないしモレルがセコンドとフロントの請求した賠償額払えると思う?
王家が仲裁に入った時点で停戦してモレル達の私財は王家の物になりかねない。だったらその前に資金を回収しないとね」
「ふぉふぉふぉ、容赦ありませんな。さすがセイ様、頼もしい限りですな」
「今回、俺が提供した武器やポーション、3つの村の要塞化そしてファルコ達の装備。普通に購入したら王国白金貨1000枚を下らない。レンタルとしても要塞化を抜いても100枚はかかる他にも食料や冒険者、傭兵、馬車の購入。爺さん払える?」
「10年分割払いじゃな」
「フロントで10年分割払いだよモレルは潰れるから一括で貰うしかない。だから今回この戦争に参加した貴族の財産を根こそぎ奪うつもりなんだ。王家もフォースの街は何処かの子爵が引き継ぐみたいだから包囲程度でにしておくけど村は切り取り放題らしいからどのみち潰れる貴族なんだから潰して回る事にしたんだ。
それでさフロントとセコンドで欲しい村選んでおいてその村だけ占領するから後は貴族を潰して放置する。
領地はその子爵にくれてやれば良いさ。
爺さんの一族の誰かそこに入ってもいいから適当に30人程従えさせて占領したら良いと思う。多分占領する事でしか武功は立てれない。俺達とその一族の誰かは思考もスピードも違い過ぎるからついていけないと思う本来ならフロントか此処か前線いないといけないんだけどうなっているのかな?」
「それがのぉ、誰も戦場に出たがらんのじゃ」
「誰も候補が無いなら爺さんの本当の息子と候補の娘さんはどう?」
「あやつらがいたか!」
「あの2人に部下を与えてフォースに一番近い村を占領させれば良いと思うもう部下任せに出来ないし金も無いから遊べないしそれでダメなら俺は知らない。侯爵の娘さんもただ命令していれば良いと言うのは間違いだと気付いてくれればいいんだけどね」
「だがのぉ、果たして本人達がどう思うじゃろ?」
「爺さん、親心は解るけど彼が貴族に復帰する機会はもうないよ。首に縄を着けてでも引き摺って領主に仕立てあげなきゃ。侯爵の娘さんに関しては俺は感知しない侯爵家の問題だからでも軟禁状態から解放されるし勝ち気な子だから煽ってあげれば乗って来るかもね」
「ラインバッハ様も貴族がどの様なものかお解りになった頃ではありませんか?このままではのたれ死んでしまいます。此処はセイ様の言う通り切り取り放題なのですからお膳立てしてあげては如何でしょうか?」
「小さな村ほど自分が動かないと何も発展しないし領民は逃げてしまう。そして、領民を間近で見る事が出来る。噂も直ぐに広まる。多分つらい事が多いと思うでも本当の貴族になるのならそこは逃げてはいけない所だと思うよ。爺さんの初代もそれを乗り越えて貴族になったはずだ。時は待ってくれない。そうそうチャンスはやって来ないよ。爺さんの一族以外でも寄り子の三男とか呼び掛けてみたら?今度の子爵に俺は怨まれても構わないからフォースを丸裸にしてもいいんじゃないかな?そうすればフィフスの方も捗ると思う」
「セイ、今からセコンドに連れて行ってはくれんか?エリアと話がしたい」
「まあ、良いけど」




