291 異空間リング
セイはアルファ、シータと合流してオーク集落とアルファ達が狩った獲物を全て収納してインベントリの中で解体して肉と骨だけアルファ達に返した。アルファ達には毛皮や爪等自前があるから必要なくアルファ達にとって邪魔だった。
セイは『異空間』に自分も入り異空間内部を観察した。異空間内部はかなり広く1km四方で設定されていたが限界値はもっと広げられる様だったが1km四方でも広すぎるので半分の500四方として明るさ温度地面等環境設定を変える事ができまた空間を分割して使用する事もできた。
取り敢えず時間設定を異空間内部を24時間。現実時間を1分と設定して異空間を林や小さな池などを設置して好みのレイアウトに設定して戦利品の風呂がある貴族屋敷を設置して取り敢えず当主の部屋にベッドと毛皮を置き徹夜の上、面倒事に巻き込まれ精神的に疲れたので急速が欲しかった。
セイは風呂に入ってベッドで睡眠を取りながら『多重思考』使って『魔鉄鉱』から『魔鉄』を分離させ合金である『魔鋼鉄』のインゴットを作っていき。分離した鉱石も銀やマグネシウム、等に別けていった。その作業を行いながら『魔木』の枝の乾燥、製材、加工を行い弓の部品と矢本体を作り上げ、同時に海水を錬成して塩を作った時の真水で『魔力水』を作って薬草成分の抽出や他のポーションの素材の成分を抽出して抗菌薬剤(錠剤)下級ポーション、中級ポーションを材料が有るだけ作成していった。
セイが目覚めたのは異空間内部時間で8時間程眠り『魔鋼鉄』と『魔木』と組み合わせコンポジットボウの本体を2000作り弦は同数。矢は総数100000、ロングソードを1000作り上げ仕上げに魔石に『魔力吸収』魔方陣を施し弓に組み込み疲れたので眠りにつき目覚めたら鏃を貫通型と通常型、流鏑馬型を作成して『貫通』『衝撃』を付与して矢本体に『加速』魔木の葉を矢羽の形に『加工』『硬化』を施し『速度増加』を付与して組み立て作業に入って全ての矢を完成させたのが異空間時間で48時間かかった。そしてオークの革で手袋を2000セット、矢筒を2000作成して手袋にはオートアジャスト、自動修復、矢筒用ポーチには容量5m四方の『収納』を付与して最後に『魔鋼鉄』の剣には『自動修復』を付与し作業を完了させた。作業を全て完了させて気が抜けたのかセイはかなりの疲労感を感じベッドで突っ伏し異空間時間で24時間も眠ってしまった。
その間『知識の書』はセイ作業を学習してスキル『自動工場』を覚えた。
目覚めたセイは風呂に入り衣服を戦闘服に着替え気分を変えポーションベルトにポーションと如意棒を差し込みダガーベルトにダガーを2本装備、ネックレス、腕輪、指輪、アンクレットを嵌めて自分の装備を鏡で確認して異空間世界と現実世界との時間を同調するようにセットして異空間から出た。異空間の中で10日過ごし現実世界では僅か10分しか経っていなかったがフロントの関所が突破されボーダー領が占領されセコンドが突破されていないか不安になりすぐさまフロントの関所に転移してその不安を払拭した。
セイは関所の兵士達を激励してフォースの騎士団1000が早くて今晩、遅くとも明日の明朝攻めてくる事を告げ10名のみ残し残りの者は15時までに関所を離れボーダー迄馬車で撤退するように指示し関所に残る10名は夜間の襲撃を感じたら即時馬に騎乗して関所を放棄して逃げるようにまた残っている間は松明を絶さないようにと指示して夕方10頭の馬を引き連れて再度この関所を訪れる事約束して10名に『魔鋼鉄』製のダガーを与えた。
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関所を出てボーダーの砦に転移してボルド、クリス、アレンに会い今晩か明日の明朝に関所が突破されることを告げ予てよりの作戦を開始する旨を伝え準備に入るように伝え、武器、食料、ポーション等の確認を再度行うように指示を出した。
そしてボーダーを出てバカンに入りサリナとカレン、ハンスに会いフォース騎士団の動向を伝え2、3日内には負傷兵が運び込まれると思うがポーションがあるうちは敵味方関係なく治療は行う事を指示した。
そしてフロントの屋敷戻りミリアと合流してポーション瓶とポーチを受け取ったが流石にポーチとベルトを合わせても700しか揃えられなかったらしいまあ矢筒があるので問題無いのだが一瞬が明暗を別ける事があるのでその為の措置だった。
そして、セコンドにミリアと華陽、ポーラを連れてワープしてまず司令、ファルコの元に行き傭兵契約を無事終わらせ、昨日の日付けが入った部隊全員1千人退職願いを受け取り弓と報酬の剣、矢筒等の各種装備を各自に渡し武器や矢筒、各種装備品の説明を行いポーションを大樽事ごと出してポーション瓶の詰め込み作業をさせた。
「諸君、聞いてくれ今日めでたく我々は傭兵となった。だが心はフロントの騎士である。騎士は民を主を護るために存在する。今回、セコンドの騎士団はフロントの盾となってフォース領主が率いる近衛や欲にまみれた王国騎士達と戦うもしそれに便乗してセコンドに進行しセコンドの側面を突かれればただでさえ少ない兵力のセコンドは劣勢に立つことになる敵の本命はフロントであるセコンドを突破したら直ぐさま合流してフロントに向かうだろう。
そうなればフロントは戦場となると敵は数で勝る為、村を蹂躙しつくすだろう若は民を護るために苦渋の決断をされた。被害を最低限に抑えるにはサード方面から来る敵をセコンドで抑え込みセコンド騎士団が敵を打ち破り我々と合流しサード方面の敵を撃退するしかないとしかしフロント騎士団がサード方面から来る敵を騎士団としてセコンドで戦う訳にはいかず若は傭兵として戦って欲しいと頭を下げられた。その詫びとして我々全員に若自ら制作された剣を授けて下さった。金ではなく剣をだ。その授けて下さった剣は家宝にしてもおかしくないほど名剣だ。その上、ポーション、弓矢、収納付きの矢筒これほどの装備を我々に配備していただき儂は無性に感激しておる。この装備で勝たねば我々が無能だと言わねばならぬし若に合わす顔がない。
儂は今回だけは騎士ではなく傭兵として傭兵の戦いをすると決めた。
皆も若の期待に応えてくれ。作戦の第一義は死なぬ事。英雄になろう等と思うな。次に我々は敵を蹴散らす事ではない。セコンドの騎士達が来るまで持ちこたえる事攻撃しては引きそして隙をみて攻撃する。卑怯と呼ばれようがどんな手を使ってでも足止めをする事だ。それを忘れるな。セコンドの騎士達と合流出来れば我々の勝ちだ既に若から報酬も戴いておる。後10日も経たず戦が始まる。
皆の者勝つぞ! 「オー!!」 勝つのは「俺達だ!!」」
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「ハルカ、弓矢のレンタルはどれくらいいる?」
「そうね弓は100もあればいいかな。矢は『貫通』が300と『衝撃』が1000『加速』のみが2000で良いわ。私とポーラ、華陽さんの分で各自各種30もあればいいかな。2人とも魔法も使えるからね」
「毎度あり♪金貨3500枚のところ親族価格で金貨1000枚で弓もお買い上げってことで。現金ではなく織物で適当に見繕ってくれればいいから余裕が無いなら来年度か分割でも構わない次いでに今ならサービスで矢筒をと手袋100を付けちゃうぞ♪」
「あれ、矢羽が売り物と違うのが有るけど」
「ああ、矢羽に細工した射程3kmソニックブーム出してたから音速越えてるんだと思うな。『衝撃』の矢で適当に散らせば100本射てば10万の軍でも簡単に削れると思うだから売らない。用途は対巨大生物かスタンピードかゴブリンの集落用かな?羽にラインが入っているのは別に収納しといてくれ性能が良すぎて使い捨てアイテムだけど試射は誰にも見られるなよ」
「まあ、現代人の発想だよね。消耗品にお金かけるの」
「それと、硝石と鉛を大量に見つけた。まあ硝石は2、3年あれば作れるけど個人消費する分には十分過ぎるぐらいの量を手に入れたよ」
「それって、硫黄があれば黒色火薬が作れるね」
「ああ、でも火薬作っても花火しか使い道無いような気がするんだ」
「確かにねでもパンツァーファーストやアハトアハト、対戦車ミサイルなんかは遠距離広域魔法に匹敵するよ。火縄銃は単体では戦争にそれほど使えるって思われなかったけど数が揃うと驚異になるでしょ。セイの作った弓もそう城門、城壁の意味をなさない物にしてるでしょ。音速超える弓矢って。まあ、クレイモア作ってブービートラップは面白いかもって・・思考が・・兎に角、誰でも簡単に使える武器ってのは作っても広めない方が良いと思うよ。ちなみに私も普通の矢で付与してみたけどセイ君の作った矢より性能はかなり劣ったわ今回はしょうがないけどオーバースペックな物は作らない方が良いと思うよ」
「解ってる。まあ今回は数で負けているから武器の性能上げるしかなかったからな。流石に10倍を覆すのは難しいからな。今のところ素材がまず手に入れ難いし手に入っても少量だからこんな使い方出来ないと思うから使ったけどね。武器って男のロマンだからつい血が騒いで遊んでしまった」
「セイ君はもう人外に足を踏み入れてるの自覚するべきよ。私まだ人の領域だけど人々の生活が豊な物になるような方向で物造りしていこうね」
「ああ、だからアロンの領主になって交易学園都市を作るんだ。目指せ快適生活♪まずは馬市終わったらコットンの試験栽培と農業と料理だな。食文化を広めと衣料を安く多様性を持たせば勝手に育っていくと思う。戦争なんて無駄な事に関わりたくないもんな」
「だよね。今回は自衛の為だから仕方無いけどこりごりだよ」
「それともう1つ厄介事が出来るかもしれない。ガランって街の大司教に『神託』下った」
「えっ、どういう事?」
素材集めとポーション瓶の補充で立ち寄ったガランでの出来事をかい摘まんで説明してどうも食料事情に問題を抱えどうすれば良いか悩んで大司教が祈ったところどういった理由かは知らないが女神ガイアが俺に頼れって言ったらしいとハルカに告げ
「で、どうしたの?」
「オークの集落潰してオーク500頭と時間停止の収納カードを渡して逃げてきた。それと潰した集落からどっかの商会のマジックバッグの中身小麦なんか大量に有ったから街で購入するんじゃないかな。女神の神託だからこんな訳ないと思ってるんだ」
「たぶん・・その内呼び出されるんじゃないかな?その街当分は肉と小麦でなんとかなるならそれで良いと思うよ旅人が出来ることって限られてるもん。それに統治者がすべき事だもんね。改革は」




