290 使徒(仮)?
『アルファ、シータ魔の森の浅瀬は狩らないで奥に入ってから狩ること良いね』
『『ラジャー♪』』『じゃ散開!』
セイ達はそれぞれ別の方向に散って魔物を見つけては狩っていった。セイの向かった方向に偶然オークの比較的大きな中規模集落を見つけ壊滅させてオーク500頭、ソルジャー、アーチャー、メイジ合わせて150ジェネラル30、キング3、ロード1それと亜種が3体を狩りバインダーからカードを取り出しカードに収納して集落そのものをインベントリに収納して消し去り冒険者達の遺体、遺骨や遺品やオーク達の武器や防具もカードに入れて冒険者達が使っていたと思われるマジックバッグや収納袋10個を麻袋に詰めて腕輪に収納してオークの集めた食料や素材をカードに納め。
『シータ、アルファ俺は戻るけどどうする?』
『『もう少し狩りをしてる』』『みんな起きたらお腹空いていると思うから』
『了解♪気をつけて油断しちゃダメだぞ』『『ラジャー♪』』
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「えっ、まだ1時間程しか経って無いけどもう戻って来たの?」
「ああ、魔の森の浅瀬から少し奥に入った所に比較的大きな中規模集落を見つけたんで殲滅させてきたから戻って来た。アルファ達はもう少し狩るって言ってたから俺だけ戻って来たんだ」
「えっ!オークの中規模集落って!」
「ちょっと距離はあったけど処分したから大丈夫だ。ロードがいたからもう少ししたら危なかったかもな。冒険者の遺体や遺骨遺品が有るから訓練場を閉鎖してくれ収納グッズも10個あったんで食料が入っていたら大変なことになるから。狩ったオークは500それだけあれば問題無いだろ?上位種も有るけど必要かな?」
「多すぎるわよ!それを購入する現金もないし」
「鞍替えするなら抜け道教えてやるけど」
「セイ君換金の抜け道知ってるの?」
「ああ、知ってる。誰も気付かないのが不思議なくらいだ」
「昨日の晩、主任クラス集めて会議したんだ。どうしても現金が足りないって冒険者達の買い取りは通常断れ無いからね。結論としては鞍替えする事に決まってオーレさんに連絡する事になったのだから教えて」
「後から鞍替えしないってのは無しだぞその時はシステム全部凍結されるからなシステムマスターに」
「そんな事はしないし、今の冒険者ギルドじゃ誰かが派遣されてバタンのように悪用されたらもうおしまいなの薬師ギルドもとも倒れになるからお願い」
「簡単な事だよ薬師ギルドか商業ギルドに冒険者ギルド名義のカードを作ってそこに全額振り込めば良いだけだろ。換金システムは使えないけど買い物や振り込みは出来るんだ使えないのは旧冒険者ギルドカードでの換金だけ。それに冒険者達にも救済方法はあるんだ。薬師ギルドや他のギルドに頭下げて採取用のカードを作れば規約に縛られずにカードの発行が出来る。ガランならアリアが責任者なんだから簡単な事だし、アロンの冒険者ギルドのギルマスに今、取り組んでいる事を聞いてみな。孤児の対策や冒険者の教育なんかを試行錯誤で取り組んでいる。
この街は俺の街じゃ無いから手伝えるのは此処までだ。時間がある時に狩りをするかアロンから狩った肉や錬成した塩を輸出するぐらいしか出来ない。大司教に民を富ませ豊かにするにはどうすれば良いか常に考え、民の立場と全体の立場を天秤にかけて釣り合うようにしろってガイアの使徒(仮)が言ってたと。常に現場に立って見て確認しろってな」
◆◇◆◇◆◇◆◆
アリアの指示で訓練場は閉鎖されシートが敷き詰められ35人もの冒険者の遺体と遺骨が並べられその横にオークが使用していた武器や盾を含めた防具と冒険者達の遺留品が並べられ職員達に遺留品とは別にしていた冒険者ギルドカードを手渡して「神々の元で魂の輪廻中に戻り安らかに眠れ『浄化』」セイは両手を合わせ「南無」と呟き黙礼した。
そして次に収納アイテムに取り掛かり使用者制限の施された高級なバッグもあったが既に死亡しておりロックは外れていた。一つづつ中身を全てぶちまけた瞬間に浄化をしてみたが流石に10個もの収納アイテムを解放されると匂いは多少残り職員が軽く空気の流れを作り匂いを追い出した。
10個収納アイテムの中身は財布、保存食品や予備の武器や水筒、ポーション類テントなど様々だったが1つだけ商会が使用していたと思われる容量が大きく時間遅延と使用者制限の付与されたマジックバッグには大量の小麦や酒、鉄鉱石他宝石や武器類、ポーション類、書籍、権利書2通、現金、法人商業ギルドカードと個人カードなどが入っていた。
「所定の手続きなのでお聞きしますがどうされますか?」
「冒険者達の遺品で所有者が特定でき遺族が解っている物は俺の権利は放棄する。遺族に無償で渡してくれ。そして所有者が不明または遺族のいないの人の遺品は俺が貰う商会関係と思われる物はこの国の法に定める所に従うよ」
「一応、商業ギルドに照会しますが個人、法人ともに名義の欄が赤になっていますので恐らくこのバッグの持ち主も商会も無いと思われます。その場合全てセイ様の物となりますがよろしいですか?ギルマスからローダに関わりたく無いと聞いていますが権利書2通は土地建物の権利書で所在はローダとなっています。調べてみないとなんとも言えませんが売却する事も出来ますが」
「まあ、大司教が『神託』を賜ったのが本当でそれが俺に関するなら女神ガイアの導か報酬?それか運命の女神ベルダンディの気紛れだろうから一応受け取っておくよその商会そのものは当分の間放置する事になるから必要なら俺が寝ている時でも怒って教会に来いって言ってくると思うから手続きしておいてくれ。
それとここにある収納アイテムは使う時は布入れて暫く経ってから取り出し匂いを確認してから使うようにしろよ。収納アイテムの匂い対策は『浄化』をかけるか香草をいっぱい入れて匂いを消すかしか出来ないので注意しておくように」
そう言い残しカウンターで適当なバッグを購入して収納カードにミスリル銀の鎖を通しアリアを登録してカードの説明をした。
「良いかこのバッグは偽装だ収納する本体はこのカードで容量100四方、時間停止、使用者制限有り。偽装を付与させている。はっきり言って時間遅延や停止のマジックアイテムを作成できる事を知られたく無いから絶対にこのカードの事は他人には話すな。その時は話したものとアリアを殺すからな。それとポケットに入れて使う場合は触れた物をきちんと指定しないと衣服や下着迄収納されるから気をつけろ。
この中にオーク500頭を入れて保管して置けば必要な時解体すれば食料事情も多少はマシになるはずだ。後は、商会を通して輸入するしかないからアリアが信用のおける職員か友人を代理人に立てて普段の商会業務をしてくれると有難い。
此処だけの話しだが早くて今晩かな王国で戦争が勃発する。俺も関わっているから当分間は此処には来れないこのカードは貸与するだけだから他には使わないように」
アリアにオーク500頭を収納させて冒険者達の遺留品や商会関係、商会や使用人と奴隷に関してはギルドの方で暫く管理して費用はオーク500頭や遺留品からの現金で賄う事してアリア個人とギルドとの契約を交わし立ち去ろうとした時に馬車がギルドの玄関をふさぎ豪華な刺繍の入った神官服を来た女性がおりて来たがセイは気配を消してギルドを立ち去った。
『これ以上相手にしてられない。女神ガイアこれで良いだろ。本当に依頼が有るならローダの神官じゃなく帝都の神官に『教会に来い』と『神託』を授けてくれ。その時は使徒(仮)ではなく使徒して国を相手にするから。でも戦争が終わってからにしてくれると有難いかな?』
『ふふふふっ言質は取ったわよ。ベルちゃんのお気に入りでクロノス姉様の使徒君』




