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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
280/315

279  戦争準備10 セイsideその9 バカン領2

 アレンとの打ち合わせも終わりセイはバカン領に舞い降りカレンと昨日派遣した小隊長のハンスに話を聞いた。


「一応、俺の権限でバカン準男爵は爵位剥奪、団長及び副官2名は解任とした。それと家宰とメイドはフォースの暗部だったようだ。こっちの方はどうだった?」


「尋問の結果、拘束した者。料理人、下男、奴隷2人を除きほぼ黒でした。それと屋敷を調査したところフォース伯爵との念書と横領の裏帳簿が見つかりました」


「ご苦労。これでバカンの罪は確定なんだが、無実の者はどうした?」


「既に昨晩のうちに拘束を解いて休んで貰ってます」


「で、ほぼとはどういう事だ?」


「バカンの妻子であります。妻の方はフォースの件は薄々知ってはいたようですが無関係のようです。しかし、横領の件では家人からの証言から唆した形跡があります。また、横領した金で宝石等を購入させたようです。子供の方は微妙でした。フォースの件と横領とも2人ともまだ成人していないので関わっていませんがかなり甘やかされておりまあ悪い意味で典型的な貴族の子息の対応を・・・」


「まあ、想像出来る。カレン、バカンの子供は領民から慕われているのか?」


「ハンス殿から聞いた通りです。領主の子供なのをいいことにやりたい放題でした。領民は嫌っていたと思います」


「で、カレンは諌めたのか?」


「あはは、姪とは言っても本家とは遠い分家で私は庶子ですので・・・」


「もう良い。諫言できる立場になかった訳だ。因みに聞くけど爵位剥奪は当然だけどどこまでが処罰の対象なんだ?俺は貴族常識に疎いんだ。俺の故郷では犯罪を犯した者だけが処罰の対象なんだが?」


「一般的な慣例で言いますと横領だけなら爵位剥奪と領地、私財没収、本人は死罪か奴隷として鉱山送り、妻子も奴隷墜ちが一般的で情状酌量の余地がある場合は降格の上隠居。誰かが家を継がせるのが一番軽いケースですね。

ですが今回はフォースと内通していたばかりか念書によるとフォース側に参戦すると子爵として迎えるとありフロント側から見れば寄り親への裏切りと敵前逃亡を当て嵌めても良いかとその場合、このバカン家が本家であるなら一族皆、処罰の対象となり軽い処罰でも一族の者は平民に墜とされるでしょうね。分家の場合は本家がどのような取り引きを持ち掛けるかによって変わってきます」


「説明ありがと。で、バカンの場合はどうなんだ?「分家です」ん?カレンの身分が気になるが今は関係ないか。暫定的に俺の領地する事に問題はあるか?」


「現在戦時下ですので問題ありません。バカンの敵前逃亡により捕縛、爵位剥奪の上領地、私財の没収と名目が立ちますので簡易軍事裁判で処罰もできます。セイ様の命令一つで此処にいる罪人を全員処刑する事も可能です」


「死刑なんてしねぇよ!俺は生きて生涯罪を償わせる主義なんだ。死んで神の元になんて罰になっていないからな」


「何気に酷いですね」


「ある意味死は救いなんだよ。それはもういい。俺はメチャクチャ忙しいこの領地にばかりかまっていられないから行政官として暫定的だがカレンをおきたいが問題があるか?」


「バカンの一族というのがネックですが暫定的なら問題ないと思われます」


「じゃ、カレンお前バカンの処罰が正式に決まってこの領地の処遇が決まるまで代官をやれ行政に関しては一任する。その働きによってお前とお前達一族の命運が決まると思え。

次にハンス。アレンから聞いているとは思うがこの領軍の掌握を命じる。後、数日したらフロント軍100名を派遣する事になる連携して防衛に当たって欲しいのと負傷した兵士の野戦病院を此処に設置するからそのつもりでいてくれ。治療師や回復師がきてくれたら良いがいない場合半数は衛生兵としての役割を担う事になる。基本的な知識は教えるがしっかり学んでくれ」「はっ!」


「あの~代官って何をすれば良いのですか?」


「現状、この村の有力者達の取り纏めと100名の部隊が来るから食料の確保と財政状態の調査。下手をしたら借金まみれかもしれないぞ。食料備蓄もどうなっているのか至急調べろ。金に関してもバカンの金かそれとも領地の金か別けて考えない貴族が多いからその辺もしっかりと調べとけ!

それと家宰がフォースの暗部の者なら横領して活動資金にされていた可能性もあるからその辺もしっかり調べるように」


「ひえぇぇ~」


「ハンス、のりと勢いで私財没収って言ったけどバカンの私財は誰の物になるんだ?基本的にはギルバート様の物かセイ様の物になりますね。「俺の!」はい。暫定的とは言え此処の領主なのですからギルバート様と話あって決めて下さい。まあ、それは領地と家屋の話であって動産に関しては残っているのなら全てセイ様の物ですよ。横領された金は領地とフロントの街に返却となって借金があるのならそちらも私財の中から返済となってその残りですね。後、バカンやその妻、子息が奴隷となった場合の売却益はセイ様の物にはにはなりませんが他の者達に関しては売却益の半分がセイ様に支払われます」


「ふーん。面倒がなくってよかったけど。喩えば暗部のメイドが犯罪奴隷になった場合欲しいと思ったら手に入れる方法は?それと一応、バカンの奴隷達を手元におきたい場合は?」


「一応、犯罪奴隷は奴隷オークションにかけられ奴隷商人に引き渡すのが決まりですので奴隷商人から買うしか無いですね。それとバカンの奴隷達の件は簡単です。奴隷商人に奴隷の評価をしてもらいその額を支払えば良いだけです」


「了解。一応俺、奴隷商人の許可持ってるんだけどオークションは代理でも参加できるのかな?」


「オークション参加代理人っていますから予め依頼しておけば大丈夫です」


「そっか人材が欲しい時頼めるな」


「でもお止めになった方が良いかと。ものによっては安く手に入りますが奴隷教育がされておりませんので犯罪者奴隷は反抗的な傾向にあります。結局、奴隷商人に教育を依頼する事になるので費用と手間がかかります」


「普通ならそうなんだが暗部者で執事や戦闘メイドはそうそう居ないからなぁ。俺の仲間達戦闘特化ばかりで何人か欲しいんだ。話を本題に戻すけど、この屋敷の使用人はどうなるんだ?」


「新しい領主が来るまではこの屋敷にいられます。その後はその領主が次第ですね」


「使用人の事はカレンに任すとして。横領の詳細バカンの財政状況の詳細は誰が調べるんだ?それと罪人達はどうする?」


「取り敢えずバカンの妻子以外は詰所の牢に、妻子は屋敷に地下牢があったのでそこに押し込めました。現状はそんなところですね。現在屋敷の調査は3人で当たり私ともう一人で軍の査察を行っております。明後日にはアレン大佐に報告書を提出できると思います」


「ご苦労様。カレン、聞いての通りだ。ハンスと協力して事に当たってくれ。それと調査が済んだら新しい領主が来るまで屋敷に住むと良い「はい」ハンス、俺も屋敷を見て回っていいかな?」


「どうぞご自由になさって下さい」「じゃ」


セイは屋敷入って『探索サーチ』をかけて屋敷内部を調べて回った結果。家宰の執務室に隠し部屋が領主の執務室に隠し金庫がそして領主夫妻の寝室にも隠し金庫があるのがわかった。屋敷の調査をしていた3人とカレンを呼び


「領主夫妻の寝室と領主の執務室に隠し金庫がそれと家宰の執務室に隠し部屋が有るけど調べたのか?」


「えっ!そんなものがあるんですか?記載の異なる2冊の帳簿が見つかりましたし多額のお金も「そのお金は領地のです」ですから、てっきり・・・・すいません」


「金庫と隠し部屋の扉開けて見てもいいか?その感じだと中は空っぽかもしれないが」


「鍵がかかっているので解錠できるならお願いします」


カレンとハンスの部下3人の立ち会いのもと隠し金庫の登録に同調して更に上書きして『解錠アンロック』2つの金庫の鍵を開けた。執務室の金庫には王都の屋敷の権利書と鞄、宝石箱が入っていた。寝室の金庫には2つの箱が入っており一つの箱には様々な宝石がもう1つの箱には様々なアクセサリーが入っていた。


「セイ様これだけの宝石があればこの借用書等問題になりませんね」


「ん?それって俺んとこの借用書だよな。こんだけ財産が有りながら借金するとは偽装かな」


「偽装って?」


「表向きは借金するほど自分達は経済的に苦しいんだって見せかける事。まあ、どうでもいいから次いこ」














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