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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
277/315

276  戦争準備7 セイsideその6 直轄地

セイはバカンの屋敷にあった馬車に『硬化』かけてシロに繋げバカン他5名を押し込めシロに繋いでフロントに戻りアランが人選した5名をシロ専用の馬車に載せ往復した。

 その5名に部隊の掌握と領主の屋敷の捜査を任せ屋敷の警備にイプシロンとカール2スカイ2を配置して次の村に向かった。その村はエドワード家の直轄地で代官が納めておりその代官はアルフの一族の者で長の一人だった。


「セイ様の事はアルフやロルフを通してお聴きしております。またアルフを助けて頂き本当に感謝しております。アルフの件でお礼に伺うとロルフに打診したところセイ様は多忙で貴重な時間を割いて貰うのは止めた方が良いと言われまして非礼の段お許し下さい」


「アルフには本当に世話になっています。非礼だとは思っていません。僕もフロントには殆ど居ませんし居たとしても食事をして寝るだけでフロントでの諸事はアルフ達に任せっきりなんです」


「して、この村には何ようで来られましたかな?」


「多分、ロルフさんから情報が入っているとは思うのですがフォースがフロントに向かって進軍して来ますそのルート上にこの村があるので避難をどうするのか?そして村の防御で必要な事は何か、他に要望は無いかお聴きする為に来ました」


「主君のご子息になられた今、敬語はお止め下さい。フォースの事は聞き及んでいます。ボーダーで大きな防壁が突如出現したとも連絡が入っております。さすがセイ様ですな。対応が早い。

 この村の避難の事なら心配は無用です。この村は特殊で我々一族の者かその縁者しか居りません。女、子供にいたるまでそれなり戦えますから」


「そうですか、俺達の故郷で言うなら忍び里のような村なんですね。わかりました避難に関しては無理には言いませんがボーダーを迂回してフロントを直接叩くかこの村を襲う可能性も無いとは言えませんので必要な時はアルフに連絡をして下さい。防壁の方はどうしますか?」


「あったら助かりますが、無理をされておるのでは?」


「それほど無理はしてませんよ。アロンの街ではフロントの倍の防壁を作りましたから。流石に数日かかりましたけどそのお陰か魔力量が倍以上増えて回復も早くなってボーダーの防壁程度なら全体の3分の1も使ってませんし既に回復してますよ」


「それは凄い!では防壁をお願いします。それとできましたら武器の提供とポーションの提供、食料に関しては問題はありません。

今回の戦争とは別にお願いしたい事があります。「なんですか?」何人か雇ってはくださらんか?

 アルフを通してご存知だと思いますが。我が一族は暗殺者アサシンや忍者の家系で代々エドワード家の一族に仕えております。執事やメイドが主な仕事ですが先代当主に仕えた者が遠征前に暇を出されまして仕官口を探しているのですが本人達は先代当主のような人物には仕えたく無いと言っておりまして現在冒険者家業をやっておりますが少々勝手が違うようでそれほど稼げ無いと言っておりました」


「執事と冒険者とではギャップ差はありますよね。帝都の屋敷を任せる人物が欲しいのは本音なんですが王国宰相に頼んでいるところなんです。後は帝都での商会と王都での商会他に全く調べていない屋敷がいくつかあるので閑職になるけどそこの屋敷の管理、それから薬師、錬金術師は常時募集しています」


「おお、これは天啓じゃ♪この村は小さな村ですから次男は別にして3男以下の子供は他の土地出すかエドワード家の一族に仕えた者の部下になるしかなかったのですが皆、苦労しておるようで。もし宜しければそこに勤めさせてはもらえませんか?」


「まあ、アルフの部下の娘さんの件もあるし生産職や商売に関わって貰えるなら歓迎します。一応、面接してからの採用になりますがやる気の無い方、単に下に付いて楽したい者は必要ありません。試して使え無い場合は解雇しますが良いですか?」


「もちろんです」


「簡単に雇用条件を言いますが年間報酬はその職種の相場でただし、情報収集等の職種以外の任務を依頼した場合は別報酬で任務の内容によって報酬額は変えます。また、アルフのように部下を持っている方は申告して下さい。相談して部下の人達まとめての報酬額を決めます。それで良かったら雇用します。現在アロンであらゆる職業の基盤を作っているところです。

喩え職業ジョブ暗殺者アサシン盗賊シーフでも生産職になりたいのなら職業ジョブに縛られず努力すれば何でもなれると思ってます。僕達の故郷にはステータスなんて見れないからジョブに囚われないんですよ。ジョブはステータス補正があるからそれに関するスキルは派生しやすいけど安直過ぎるんです。女神クロノスが嘆いていましたから。この世界の者はジョブに囚われてしまって発展しないし成長しないってね」


「なんとクロノス様がそのような事を」


「この世界のジョブの派生は想像でしかありませんが世襲制が影響していると思います。遺伝的なもので血統的に生まれながらのジョブを持つ者もいるでしょうが修行しなければスキルレベルは低いままです。この村ではアサシンやシーフなんかのジョブが発生し易いのと環境でしょうね。同じ召喚者でも育った環境が違うからジョブも様々ですし。僕の場合は無職ですから笑えるでしょ」


「なんと!セイ様の職業ジョブは魔導師や賢者でなく無職なのですか?」


「ええ、ハルカが良い例です。ハルカは治療師なんですが攻撃魔法を使えますしね。この世界の人の常識と違うでしょ。みんな安直に考えて思い込んでいるんです。女神クロノスが嘆くはずですね。3歳から遊びとして魔法の訓練をさせて魔法感知が出来たら魔力操作、後は魔力を纏ったり放出したりして毎日訓練すれば成人する頃には立派な宮廷魔術師クラス魔術師になれますよ。生まれながらのシーフでもね。子供の時に興味持って試して好きになってそれを毎日訓練?修行?使うと言った方がいいかな。それをすればものになりますよ。持続それが大切なんです。難しいですけどね。長の一族で試して見たらどうですか?魔法に興味がある子供に遊びとして教えるのもいいかも」


「善き事を聞きました。我が一族でも生活魔法と身体強化以外魔法を使える者はいませんからご指導頂けたら生涯忠誠を誓います」


「そんな大げさな。僕の野望はあらゆる分野での人を育てる事なんです。特に食事を豊かにしたいんです。できたら僕の故郷の生活水準まで上げればいいかな?それには一人じゃ無理だし無いものは1から作るしかないんで人を育てるしかないんです。人を育てるには時間がかかるしこの国も帝国も人を育てる基盤がないし概念すらないんでちょうど帝国に恩を売れたのでアロンをもらって僕の野望の基盤を作っている最中なんで問題無いですよ。フロントの屋敷に寮があるんでそこで試して見れば良いと思いますその辺の詳細はアルフと相談して下さい。話の脱線ついでに生活魔法の延長線上に此処で魔法と呼ばれるものがあるんですよ」


セイは指先に火を灯しゴブリン討伐の時の錆びた短剣を取り出し灯した火をプラズマをイメージして青い炎に変えて青い炎が灯った指先を取り出した短剣の腹を横になぞって短剣を切断した。


「この通り、消費魔力は桁違いですが生活魔法で得意な魔法が鑑定を使わず解るし後は魔力量とイメージとキーワードなんです」


長は驚愕した。実演もさる事ながら魔法の奥義、真髄と言えるものをあっさり普通にセイが教えた事に。


「セイ様はどのようにして魔法を覚えたのですか?」


「魔の森の中層で暮らしてた時に女神クロノスが初級魔法のテキストをくれたんだけどそれを見て独学で覚えた。言っておくけど特別な内容じゃ無いよ。普通に魔術師が教える基本的な事しか書いていないんだよね。いやもっと雑だった。呪文なんて書かれていないんだよね。まずは自分にある魔力感知して体内に流すそれを放出するのが魔法だって書いてあるだけ。後は魔法はイメージとキーワードで発動するからがんばれってだけだった。それからは創意工夫して実用化しただけですね。この世界の魔法使いを知ってその雑なところに救われたかな」


「無詠唱でしたが・・・」


「うん、俺は呪文なんて知らないんだ。イメージしてキーワードとなる言葉を念じて発動させるだけ。恐らく呪文はイメージを作る為にあるんだと思う。呪文はイメージを作り易いけど固定概念も植え付けるからそこが問題だし、実戦では呪文なんてデメリットの方が多いから覚えようとも思わない。因みに魔法が発動しないのは魔力量が足りないかキーワードとイメージがあっていないかだと思う。

長だから話したけど無詠唱は大勢の前では使わないまだ一般的ではないのとだれかれ魔法を無詠唱で連発すると大変な事になるからね」


「確かに」


「魔法は便利だけど凶器でもあるから使う人間を選ぶ必要があると俺は思ってます。今は人材を集める時期だから長に話したけど人格がまだ定まっていない子供に攻撃魔法は早いと思うし教えるなら感知と操作で何年も訓練して魔力量を増やして人格が定まった年齢達した時に攻撃魔法を教えて一度徹底的に叩き潰すのが良いと思う」


「叩き潰すのですか?」


「そう♪叩き潰す。威力のある魔法がいかに危ういか教えるためと絶対に思い上がるから俺は魔の森で最弱だったから強者がいて魔法が使えてなんとか生きて来られたけど魔法は万能じゃないし魔法が使えても何度も死にかけた経験があるから単なる便利な道具としか思ってないけど子供は人より優位なところを感じれば偉いとか上依存に選ばれたなんて勘違いするんだ。

フロントの貴族はそうでもないけど王国の貴族は酷いのが多いでしょう。貴族だから偉い貴族だから平民はただ黙って従えってのが「ええ、まあ」貴族の血が青い特別なんだって言ってた奴がいたけど殴ったら血は赤かったしこの国の前王も手足を切断したとき血は赤かった。近衛騎士団長も宮廷魔術師団長もね。同じ人間で特別じゃないんだよね。ただ、職務、役職が違うだけなんだけど指示と命令を履き違えて勘違いするそれと同じこの世界より高度な教育を受けた召喚者も勘違いする者が多かった今回呼ばれた勇者というジョブ持ちは特にね。だから道を外す前に一度叩き潰して君は特別ではなく今まで訓練したから使えるようになっただけ、他の人も同じ訓練を積めば君と同じことができるってことを教えるそれが必要だと思うんだ」


「確かに。しかし国王様を切ったのですか?近衛騎士団長?宮廷魔術師団長も暗殺術を使ったのですか?」


「あれ、しまった余計な事言った。まずったなぁ。全部話すと長くなるから端折るけど王城に乗り込んだ時にちょっと暴れて事情があって正面から・・・これ以上はボロが出るから・・それに時間も無いからこの村入り口から500m先に高さ7m幅5mの防壁を作ってその周囲を幅20m深さ15mの掘りを作るからそれで構わないよね」


「はい。よろしくお願いいたします。今日はこちらでお泊まりになるんですよね」


「いや作業は直ぐに済む夜間作業でも問題無いから雇用の件はアルフに連絡を武器やポーションに関してはアレンに必要数を書面で出してポーションだけは数が多いと約束出来ない増産させているけどフロントにも必要だから何よりポーションを作れる人間が少ないんだ了承してくれ。ということで俺は作業を終え次第フロントに戻って他の事案の進捗状況を確認しなきゃならない。話しがかなり脱線して時間を取らせて済まなっかった」


「いえ、とんでもない。セイのお話しはとても有用でしたありがとうございます」


セイは語り過ぎたと反省しながら防壁と掘りを所定の位置に作りだし門を設置して完了後フロントに戻った








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