273 戦争準備4 セイsideその3
エリナと別れた後
「ミリア、マチルダさんに借り受けられ馬車の総数を調べてくれ必用なのは兵士500人運べる台数と3つの村の住民と護衛する冒険者達を輸送する為の馬車がいる。流石にゲートは使えないから出費になるが仕方がない。後、馬車に関しては荷馬車でも古くても動けば何でも良い『修復』するからな。貸し出してもらえのが望ましいけど古くて安い馬車は購入してくれ使い道ならあるから。
恐らくフロントでだけでは足りないと思うから足りない場合は商業ギルドで仲介して貰ってベガで飛んで確保してくれ。それとベガは基本的にミリアが乗ってくれ」
「承知しました」
「アランさんには武器の事もあるけど戦術の事で話があるんで少し待っててね。「ええ」
ボルド、村人達の護衛任務につく選定だけど馬車が操作出来る事と馬に騎乗出来る冒険者を選んでくれ」
「まあ、馬車は解りやすが何で馬に騎乗出来る冒険者なんですか?」
「今、馬が余ってるだろ行きは馬車でフロントまで徒歩だと冒険者達に合わさなきゃならないだろ。会議ではセコンドの可能性を言ったが間違いなくフロントを狙ってくる。セコンドに進軍して村を占領する大義名分が無いからな。爺さんに聞いたけどフロントにはこじつけだが名分があるんだ爺さんの親父さんの代の時に。
被害は最小限に留めたいだからスピードが明暗を別ける。馬具もあった方がいいが・・そう言えばあったな戦利品や馬の捕獲した時に馬具に関しては今晩でも屋敷で出しておくから冒険者ギルドとの折衝は任せた」
「解りやした。任せてくだせぇ」
「お待たせしましたアランさん。えっと、アランさんに頼みたい事は武器の事と3つの村を統治する貴族達への折衝と村の防衛に当たる五百人の選定出来れば弓兵が望ましいし馬に乗れると更に望ましい100人は盾が使える体格が良い者100人は槍が使える者で選定してくれないかな」
「えっ、弓ですか?村なのに?」
「明日中に3つの村に防壁を作って一番関所に近い村を要塞化する盾は防壁が破られた時の対策でその時は俺も出る。それは最悪の場合だから今は言わないでおくよ。要塞化は時間があったら3つ共するけどそれはいいかな。弓は防壁の上からの応戦って事で」
「承知しました」
「それと、主力部隊が帰還途中なんだけどセコンド付近で待機させて欲しい。理由は2つ王都からセコンドに向けての動きがあるからそれの援軍とフォースが双手に別れた時、セコンド側の防衛に当たって欲しいんだ。セコンドにはハルカが指揮を取るから繋ぎを取って連携してくれるとありがたい」
「解りました。伝令を飛ばします」
「そうそう、天幕やテントだ!村人の避難もそうだけど夜営するから天幕やテントが必用なんだ。兵士達含めての分用意できるかな?」
「避難する村人の人数が把握できてませんが多分大丈夫だと思います。至急調べて報告します」
「何か質問あるかな?」
「関所と食料はどうします?」
「関所は大軍が来た時点で放棄関所には馬車と馬を配置して敵が見えたら敵が判るように騒いで関所から一番近い村まで逃げ出してくれたらベスト決して英雄になろうとしない事。食料に関してはなるべく村には置いて起きたく無いんだよなぁ。万が一突破された場合敵に食料が渡る事になるから兵士達の食料は村迄の分と1日分合計6日分かなぁ。残りは空輸するか」
「えっ!兵士達が飢えてしまいます」
「違う違う。シロ達ならフロントから一時間かからないしスカイならもっと早いフロントで料理を作ってシロ達に運んで貰えば問題ないと思うんだ。どうかな?」
「なるほどフロントが兵站拠点になる訳ですかそれなら問題ありません」
「兵站で思い出した。ボルド回復師も募集してくれ。後方の隣村で野戦病院を開く。最悪はフロントで教会の世話になる事になるかもしれないけど回復師のいるパーティーに声をかけて欲しい。一応教会にも声をアランさんの方からかけて下さい。教会の方はフロントで治療と兵士達の飯を作るのと次いでに貧しい者達に炊き出しようか。詳細は2日後向こうの出方を見て決めよう。ただし防衛に当たる五百人は出来るだけ早く選定と出立準備を始めて下さい」
「承知しました」
「クリス、エルフの奴隷達から傭兵を募ってくれないかな。無理強いはしない参加希望者だけで良い。はっきり言って一番危険な任務を与えるつもりだ」
「危険な任務とは何ですか?多分、フォースの正規兵は要塞化した村をみて傭兵と徴兵した者達を前面に押し出す布陣を取ると思うまあ正規兵が前面に出てくれた方がやり安いけど数から言ってフォース全軍で正規兵は2500程フォースにどれだけ残るのかは解らないけどもし2日後に進軍を開始したとしたら食料を運ぶ補給部隊が遅れて進軍するはずだからせいぜい2千ってところだと思う攻めてくるのが1万と仮定して正規兵は全軍の2割いない。英雄になって前面に出るとは考え難いし恐らく統制を取る為に半分は前面にいると考えても正規兵の半分は後方か中央に位置する筈だ。
エルフや傭兵達で気配遮断と暗視スキル持ちに森を抜けて夜間後方に奇襲をかけてもらいたいんだ。接近戦を挑む必用はなくメクラ射ちでいいから矢をいかけて混乱に乗じて撤退してくれれば良いその間にイプシロンとオメガ達が食料を奪う」
「それではイプシロン達に矢が当たりませんか?」
「アルファ達全員には結界を張るアイテムを装備しているから大丈夫だ。予想を上回って夜襲をする前に食料を奪取するかもしれない。アルファ達には細かい指示はしないつもりだ。それぞれの連携もあるしアルファが考えてみんなを指揮した方がもっと成長するからね。大まかな事を伝えて後は現場で臨機応変に動く事が理想で今回の戦争は俺もアルファ達も裏方に回るって決めてるんだ。それともう1つエルフ達に依頼したいのは森に入った敵の掃討と言っても別段殺して欲しい訳じゃない迂回して森に入った敵を適当に怪我をさせるだけで良いんだ。参加してくれるエルフ達の武器は俺が作ろうと思っているが弓を作れる者がいれば依頼しても構わない。素材はエルダートレントを予定している。まあ近接武器は要相談と言うことで」
「アロンのみんなに聞いてみます」「うん。よろしく」
「さて、戦闘準備開始だ。みんな勝つぞ!」
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会議を終えセイは戦場に選んだ関所に一番近い村にアレンをアルタに騎乗させてシロと共に訪れ村の統治を行うラージ男爵と面会してフォースの状況を話した。
「なんですとフォースで軍が集結して関所を破りこの村に進軍して来る可能性が大きいと仰るのですか?」
「ええ、帝国の遠征でフロントの主力部隊が不在を狙ってフォース軍が全軍上げて進軍する可能性が大きいと思われます」
「それは確かですかな?」
「ええ、セコンドのサージェ侯爵からフォースが徴兵を行っているとの情報を得て我々も調べたところフォースへ軍が集結している事を確認しました。進軍先はセコンドかフロントと思われ我々はフロントに向けて進軍すると思っています」
「して、フォースの兵力は?」
「傭兵、徴兵された農民と正規兵合わせて約一万「一万ですと!」エドワード家としてはこのまま蹂躙されるつもりもなくこの村で迎え討つつもりです。ご協力下さい」
「小さな村じゃが儂が先々代から賜り護って来た領地じゃ勿論協力はしますがこの村で一万もの軍勢を相手に出来るとも思えんのですが」
「正直に言ってフロントが割ける兵力はそう多くありません。主力部隊が不在の上フィフスにも駐屯していますから数の上での兵力の差は歴然です。普通に戦ったら先ず勝ち目はありませんね。本来でしたら関所で迎え討つべきなんですが残念ながら関所に軍を派遣する時間がありません。喩え関所に軍を派遣したところで既に関所を突破され少数で野戦を強いられる事になるでしょう。ですからもうし訳無いのですがこの村を戦場に選びました」
「なるほど。事情は解りましたがどうやって迎え討つもりですかな。この村は50世帯程で戦える者そう多くはおりません。戦えば蹂躙されると思われるが」




