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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
273/315

272  戦争準備3 セイsideその2

「他にもう1点現在のフロントにどれだけの食料があるかそれが問題だ。最低フロント全体の住民を3週間賄えるだけの食料があるのか?欲を言えば1ヶ月は欲しいなぁ」


「穀物、小麦なら十分に有るが肉が保存用の塩漬け肉しか無い。冬に向けて加工中で鮮度の高い野菜や肉が無い。塩に関しても心もと無い」


「了解した。それって商業ギルドでなんとかなるのか?」


「野菜に関しては制限を免除して欲しい。塩は2週間なら十分にあるのでギリギリだな。問題は肉だ」


「冒険者ギルドとして制限は勘弁願いたい。肉の供給にも関わるんでな」


「入場制限はそうだな、許可証を発行するからそれで対応して欲しい。冒険者達には依頼書の提示を求める事にすれば対応可能かなぁ。商業ギルドは市場での野菜納入業者へ通達を。冒険者に対しては新しい冒険者カードの提示が無い者は街に入れないってことでどうかな?後、今日から旧冒険者カードの切り替えは戦争終結迄行わないで欲しい破壊工作防止の一環だ」


「仕方ない。呑んでやるよ」


「実務的な事での詳細な打ち合わせはバレンシアと協議してくれ」


「それと、肉と塩については不足した場合はシルビアまで連絡してくれ俺が用意する」


「承知しました」


「後、鍛治ギルドなんだけど現状発注して受注出来るのか知りたい特に矢が大量に欲しい」


「厳しいのぉ。フィフスの件で受注しておるから人手が足りん上に材料も足りん」


「一つ聞きたいんだけど木に関してはどんな種類でも問題無いのかな?それと矢羽ねの素材はなんだ?俺は弓を使わないし魔の森では殆ど鳥を見たことがなかったんで矢羽ねの素材を知らないんだ教えて欲しい」


「一般的に矢尻は鉛か鉄は使い木に関しては乾燥した木の枝を使うが種類は桧以外なら種類は問わん後は矢羽ねじゃがこの辺じゃ鳥は生息しておらんでなフォースの山岳部のレッドホークが最高級なんじゃが数が少ない上に手に入り難い。比較的手に入り易いのはセスの湖近辺に生息する水鳥カモンじゃな。そこそこカモン位の大きさの鳥の羽なら矢羽ねにはなるぞ」


「そっかありがと♪後は弓の素材なんだが教えてくれないか?」


「最高級なのはなんと言っても世界樹の枝じゃ現存してれば良いのじゃが儂はお目にかかった事は無いがな後はトレントの枝じゃな普通の樹木なら樫、魔物の素材ならワイバーン、金属ならミスリル、魔鋼鉄。鉄でも出来なくは無いが合金にして弾力を持たせるのが一般的じゃな」


「取り敢えず矢を作れるだけ作ってくれ全て買い取るから期間は一週間」


「承知した」


「それと鍛治ギルドでエルダートレントやトレントは要るか?」


「なに!若様は持っとるのか?」


「ああ、魔の森で討伐した。欲しいなら譲るがどうする?」


「セイ君、是非商業ギルドにも譲ってくれないか」


「おい、エルダートレントがまだあったのか冒険者ギルドにも卸やがれ」


「構わないが冒険者ギルドと商業ギルドに卸しても税金分差っぴかれるだろ。引き取り価格を木工ギルドに合わせてくれるのなら卸してやるよ」


「「解った」」


「鍛治ギルドで欲しいのは枝だろ?だったら木工ギルドと相談して共同購入すれば良いと思う」


「そうじゃのぉ。商業ギルドで購入したら利益を上乗せされるからのぉ」


「エルダーを卸のは各ギルド最大2本までトレントはそう多く持って無いから1本で我慢してくれ購入希望数をシルビアに知らせてくれ」


「後は魔の森で成り行きで樹木を伐りすぎたんだがいるなら売るけどどうする?」


「多分木工ギルドと建築ギルドが欲しがると思うんじゃが現物を見ない事には解らん」


「そっか、仕方ない戦争が終わってからにするか」


「アレン、兵士達の武器や装備品で不足している物もシルビアに発注してくれ鍛治ギルドは手一杯のようだから俺がなんとかする。シルビアに発注する時はサンプルも一緒に渡して欲しい」


「承知しました」


「そうそうアーニャ、ポーションの発注宜しく期間は一週間、ありったけ作って貰ってくれこっちで直接取引はしないから薬師ギルド経由で納めるようにして欲しい。冒険者ギルドも採取の協力宜しく薬草は常設依頼だけど戦時だから少し上乗せして依頼を出すからボルド宜しく。ただ品質の悪い物は買い取らないからそこは注意してくれ」「へい」


「後は個人的な事になるんでエリナさん残って欲しいかなぁ?こっちからは以上だけど何かあるかな?無ければアランとエリナさん、ボルド、ミリア、クリスを残して解散してくれ」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


会議?通達事項も終わって


「セイ君どうしたんです?個人的な事って」


「『不可視インビンシブルシャドウ』って知ってるかな?」


「えっ!魔の森の調査隊、護衛を含む百人が惨殺されてたまたま生き残った者が見えない影に瞬く間に殺されていったって証言した正体不明の何かの事?その証言から『不可視インビンシブルシャドウ』って名付けられたと聞いているけどそれがどうしたの?」


「じゃ、『ヴォバルバニー』は?」


「聞いた事の無い魔物?ね。バニーと言うところからしてウサギの系統かしら」


「魔の森で悠斗と色々採取している時にそいつらと遭遇して戦い人に近い感じの魔物だったので煮ても焼いても食えそうにないのでテイムして従魔にしました。どうもその種族が『ヴォバルバニー』らしく通称『不可視インビンシブルシャドウ』みたいです。

因みに彼らの戦闘スタイルは暗殺ではなくスピードタイプの格闘でそのうち双剣でも教えるつもりです」


「セイ君、あのねさらっと重要な事言わないでくれるかな?それって変異種なの?固定した棲息地は?それから彼らって?」


「種族名と通称しか解りません。遭遇した場所は魔の森の中層部。僕も半年住んで居たけど初めての遭遇でしたから下層辺りから流れて来たのかも?遭遇したのは二体、雄と雌ですね。ですから変異種とは言えるかどうかは微妙ですね。そうそう忘れてたけどもう一体ヴォバルバニーと遭遇した場所の近く?でカーバンクルの変異種を捕獲して悠斗が世話してます。まだテイムして無いんですが従魔登録した方が良いですか?」


「本来ならヴォバルバニーを研究機関に売りたいところですが実験動物にされるのもセイ君望まないでしょ。「ええ」仕方ないので報告だけ上げておきますが実物だけは見たいところですね。カーバンクルはテイムしていなくても構わないので従魔登録した方が良いと思います。知っての通りカーバンクルの変異種は稀少種の中でも珍しいですから知られたら狙われますからね。テイムしていないって事はセイ君が世話する積もり無いんでしょ?」


「さすが、エリナさんだ。偶然なんだけどハルカとミノリにテイムのスキルを覚えたから魔物でも絆が出来ればテイムのスキルが芽生えるんじゃない?って思って悠斗に預けました。丁度、悠斗の持っていない属性持ってたんでそれに育てればカーバンクルは護衛として優秀ですから」


「話がそれているわね。で、実物を見せてくれるのかな?」


「冒険者ギルドに連れて行くのはちょっと避けたいかなぁ。一応、写真撮ってあるので見て下さい」


セイはスマホを取り出しヴォバルバニーを映した動画をエリナに見せた。


「なにこれ!」 「ヴォバルバニーです」


「違うわよ。この道具の事!映像が動いている。それに手に持てるサイズで」


「スマホと言って異世界?僕の故郷での道具だけどまあ製造不可能なアーティファクトとでも思って下さい。僕のは特別製ですけどね」


「全く君には驚かされるわ。そのアーティファクトを借りるってこと出来る?」


「拒否します。これは誰にも触らせません。それに、これの操作解らないでしょ」


「確かに。でもそれ何処かで見たような気がするんだけど・・・」


「そう言えばそうですね。盗賊の戦利品から2つありましたから」


「だったら貸して」


「僕のは貸せません。それに2つの内1つはハルカの物でしたそしてもう1つも起動しませんし現在ガラクタ同然の代物です。起動させる為の道具はハルカが持ってますがタイプが同じかどうか解りません。それと起動出来たとしてもロックつまり鍵がかかっていると思いますので使えません。という理由で却下です」


「ヴォバルバニーの標本があれば問題無いけど似顔絵が欲しいのよ」


「だったら」セイはスマホの動画を静止させてスマホ『叡知のグリモワール』を収納して静止した画像を紙に『複写』してみた。その『複写』した紙を取り出し『うん出来てる』


「これでどうですか?」


「セイ君、意地悪だね似顔絵書いてるのなら先に言ってよ。もうっ」


「・・・・・」何故か納得できない不条理な気持ちになった

『ここで反論したら泥沼化するから黙っているのが吉だなぁ』


「獣人をもっと獣にした感じで顔はともかく身体が毛皮である程度覆われているけど全裸に近いでしょ衣類を着せるにしても慣れが必用だと思うのですよ。『よし、さらっと会話切り替えよう』」


「そうね。これで街中を歩いて連れ出したり、大勢の前で晒すのは問題よね。そういう趣味の人もいるけど。セイ君に理性があって助かったわ。私の聞き取りだけでは不十分だと判断されるかもしれないからその時は召集するかもしれないのでそれだけは了承してね。じゃ従魔登録証3つ用意しておくから取りに来て下さい」


「召集に関しては時間指定されても無理です。フロントの街に常にいる訳じゃ無いので質問事項のみ書面で書いて屋敷まで届けておいて下さい。書面でお答えします」


「仕方ないわね。一応そのように言っておくけど権威主義で頭の硬いのが居るから喧嘩しないで欲しいんだけどなにも無いこと祈っているわ。それとヴォバルバニーの情報提供で報償金がでるかも知れないけどどうもトラブルの予感するのよね。セイ君、従魔の事で目立っているから」


「珍しい従魔を持っていると思われているでしょが街中で暮らす以上アルファ達を護る為にも従魔登録は必用ですから仕方ないですね」


「じゃ、この辺で。ボルド待たしてるから仕事に戻るわ。職務上中立を保たなきゃいけないけど個人的には応援してるわ頑張ってこの街を護ってね」








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