267 パワーレベリング2
召喚組の女子を小屋に入ってもらい。セイはシータが捕らえた麻痺して動けないアルミタージを麻袋に入れてミーナに女子にこれを女子全員で槍で刺すように指示して後の事を頼んで嫌がる悠斗を連れて森に入った。
「セイさん何故、僕だけ森に入るように言ったんですか?」
「悠斗だけが努力してたからさ。魔力感知と操作練習してたろ♪スキルが生えてるLv1だけどな」
「魔法を使いたくって毎晩練習してたんです」
「多分だけど時間はかかるかもしれないが無職って恐らくなんにでもなれる職業だと思う。魔法適性が悠斗は全属性じゃないから時空間魔法は無理かもしれないが今は魔力感知と操作を伸ばして常時感知できるようになるのが理想だ。それだけで危険回避できるしな。ある程度ものになればハルカのように魔法が撃てるようになるからがんばれ」
「本当ですか?僕、無職だからって馬鹿にされて悔しくって・・・」
「そっか俺もジョブは無職だが無職で困った事はないぞ。勝手な解釈だが職業による制限が無い職業を無職なんだと思う。悠斗の加護は消えていないからスキルの習得は一般人より早いはずだ。魔法の練習は夜やって昼間は体力と武術を学んだ方がいいな。魔法の練習方法はハルカやポールに教えて貰うと良い」「はい♪」
「それとこれは俺の経験談なんだけど、魔法特化は無意味だし実用的じゃない。魔法が少し使え出した頃、ビッグベアの接近を許してしまって動転して魔法を使う事ができなかった事があるんだその時思ったね接近戦が出来る武器が欲しいとね」
「よく助かりましたね」
「ああ、本当に肝が冷えたよ。シータがウインドカッターでビッグベアの首を跳ねて助かったけどその後はシータとアルファを抱きしめて泣きじゃくった・・・」
「セイさんでもそんな事があったんですね。僕はてっきりチートで無双していたと思ってました。正直今のセイさんの能力は人外でしょ?」
「この世界の人間から見たら俺の使う魔法は人外かもしれないけどいたって普通だ。女神クロノスから少しばかりチートなスキルを貰ったが最初は全く使えないスキルばっかりだったんだぜ。今でも俺の鑑定は使い難いこの世界の独自のものなんて地球の××に似た物なんてでるだぜ。茸なんて食えたもんじゃないし使えないだろ」
「本当に使えない鑑定ですね」
「だろ。おっと到着した。俺はこの林檎を収穫するからそこの木に登って瞑想して周囲の気配を感じてご覧。地表で瞑想するのは危ないからな。この付近にフォレストボアはいないから木の上は比較的安全だ」
「でもあんな高い所どうやって登るんです?」
「これをやろう」とセイは言って一枚の木の板を取り出し悠斗に渡した。
「フロートボードさ魔力を流すと浮かぶ。と言っても魔力は魔石を埋め込んであるからそこの2本スイッチレバーで操作するんだ。黒いレバーを手前迄引けば上昇して中間で維持白いレバーは降下だ、最初は低い位置で操作してみて慣れたら木に登ってみな。それはアロンの外壁部の作業に使う為に開発したマジックアイテムの試作品だ。魔石の魔力が無くなれば交換するか魔石に魔力を注入してやれば何度もでも使える。悠斗にやるよみんなには言うな内緒にしておけ」「はい♪ありがとうございます」
悠斗は玩具を貰った子供のようにフロートボードに乗り上下に操作して慣れたのか木の上に登り太い枝の上で瞑想を始めた。悠斗がフロートボードで瞑想をしている間セイは林檎や薬草、茸を採取して少し離れた所で木材の伐採を行った。
セイが採取、伐採を終え、「悠斗、木から降りろ。此処から森を抜けて近くの草原で薬草採取をするぞ」「はーい」
「悠斗、武器は持ってるよな。装備しておけ」
「どうしてそれを・・・」
「悠斗だけが槍術と剣術のスキルが生えていたからな。槍術はガガからだろ?剣術は素振りでもしてたかな?」
「武器を何処で手に入れたか聞かないんですか?」
「称号に窃盗が付いていない以上問題無い。女子はまだしも他の男子は問題だな。自分の身ぐらい自分で護るって覚悟が無い」
「でも、やっぱり生き物を殺すって嫌です。特に無抵抗な生き物を殺すのは・・・」
「そっか。じゃ無抵抗じゃなきゃ良いんだな?」
「えっ!えぇぇぇ~!?」
「今、言っただろ。無抵抗な生き物は殺したく無いって。正当防衛なら問題無いんだろ?男に二言はない。草原で薬草採取するから武器を装備して付いて来い。フォースとの戦争がもうすぐ始まるんだ薬草はいくらあっても足りないぐらいだし、フロントに攻め込まれないとも限らない勝負に絶対は無いからな。
戦争が始まればみんなでフロントの屋敷の防衛に当たって貰うつもりだフロントの屋敷だけはサーシャの為にも失う訳にはいかないからな。
まっ、悠斗達に戦争に参加しろとは言わないから安心しろ。それとこのナイフをやるよ。ステンレス製のナイフだで錆びにくいから手入れは簡単だ。手入れはガガかザイに教えてもらえ」
「解りました」
セイ達が森を抜け草原にたどり着いた頃ホワイトオールのイプシロンが小さな生き物を捕獲したのか足に小さな生き物を掴んで舞い降りてきた。
『森で捕まえた~♪食べて良い?』
「セイさんこれは?」
「う~ん、それはちょっと待った方がいいかな?イプシロン。傷ついて気絶してるみたいだから悠斗ポーション持っているよなこいつを回復させて悠斗が世話してあげたらいいかな?」
イプシロンから渡された小さな生き物を悠斗に渡し悠斗は言われるままに小さな生き物にポーションをかけて回復させた。その小さな生き物はリスのようで全体は白く黒い縦縞が入っており、額にダイヤのような宝石があった。
「セイさん、このリス見たいのって・・・」
「ああ、カーバンクルだな。それも稀少種の上亜種だ。ネズミやリスなんかの種族はたまに気絶や死んだふりをして敵から身を護る習性があるけど多分こいつもそうなんだと思う。因みに狡猾な魔物も死んだふりをして不意打ちをするようだから油断せず必ず止めを刺すようにしろよ。特に魔法攻撃をした後は要注意だ。鑑定で必ず死んだ事を確認・・って
悠斗、後方に下がって武器を構えてこいつを首にかけて魔力を流せ!「えっ?」いいから早くしろ!かなり強い魔物が来る。俺の探知を掻い潜り接近を許した。絶対に手を出すな。俺が劣勢なら迷わず逃げろ!「は、はい!?」イプシロン上空待機絶対に接近するな遠距離からの魔法攻撃で牽制して悠斗を守れ『ラジャー!』」
『アルファ、シータ。ちょっと不味い事になった俺の索敵を掻い潜って接近するやつが現れたそれも2体間もなく回敵する。悠斗を守りながらじゃ厳しい敵は恐らく近接戦闘タイプ、感知して直ぐに魔法攻撃を放ったが回避された。最悪転移するが放置もしたくない。応援よろ』
『イプシロンからも連絡あったよ。僕とシータが急行するから待ってて。念のため白には上空待機で援護出来るようなら援護しろって指示したよ』『助かる』
セイは指示を出しながら結界を張りトンファを取り出し戦闘準備に入った悠斗は悠斗で言われた通り渡されたネックレスを首にかけフローボードに乗り高度を取った。
『悠斗の危機回避は70点かなぁ。上空に逃げるのは良いけど魔力が切れたら墜落する事に気付かないのか?それに邪魔だ。フレア、こっちの位置が判るか?フローボードに乗っている悠斗の回収を頼むフローボードに備え付けているロープを引っ張れば基地まで移動できる筈だ』
『位置は確認済みです。イプシロンからの情報は共有しております。悠斗の回収は了解しました。お父様』
『助かる。回敵次第戦場を悠斗が邪魔だから変え、草原方向に移動する』
『『『ラジャー♪』』』




