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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
259/315

258  金封楼2

慌ただしく離れに向かう足音が聴こえ、セイは何事かと思いながらアルファ達の食事の支度を整え、みんなに食事を与えいるところに一組の男女と出会した。


この一組の男女、金封楼の女将と料理長だった。女将達は番頭の報告を聴いて提供された食材に驚き、料理長は滅多に手に入らない食材に対して調理法に悩んだ。女将は挨拶を料理長も料理の好みを聴くために離れに急いだ結果鉢合わせした。


幸い本館から離れに行く廊下は庭と切り離されていた為、他の客からは離れの庭は見えなかったが残念ながらセイ達のいる離れと庭は開け放たれアルファ達の姿が女将達の目に入り料理長は腰抜かし、女将は声もあげる事も出来ず気絶してしまった。


『さて、どうしたものか?』


取り敢えず料理長を落ち着かせ、女将を座敷に寝かせその間にアルファ達の食事を終えフレアと子猫達?は座敷にアルファ、シータ、雪、キャロットは庭で待機させ、イプシロンとオメガは気配を消して庭の木に留まっていた。


「魔獣が!魔獣が!」


「心配ない。俺の獣魔。家族達だ。今、食事を与えていたところだ。敵意さえ向けなければおとなしいから」


「えっ!本当に?」


「ああ、本当だ。イプシロン、オメガも座敷に入って良いよ♪アルファ、シータ、雪は女将達が慣れるまでもう少し我慢して庭にいてくれ。「wonn!」この通りおとなしいだろ」


「取り乱し申し訳ありません。お見苦しいところをお見せしました。ホホホっ

ご挨拶が遅くなりましたがこの金封楼の女将を務めます『夕顔』と申しますお見知り置きくださいませ。また、後ろに控えますは当店の料理長にございます」


「金封楼料理長にございます」


「丁寧な挨拶痛み入る。俺の名はセイ一応、冒険者兼商人だ。びっくりさせて悪かった。「「いいえそんな」」ところでかなり慌てていたがどうしたんだ?」


「「お客様様が提供して頂いた素材の事で!!」」


「ん?郭で料理の素材の提供は不味いのか?」


「いえ、それは問題ありません。問題は素材の質でして。ワイバーンやキングサーモンを提供された方は初めてでして。帝都でも市場には流れる事は無い素材です」


「ふーんそうなのか?まあ、魔の森の山脈迄行かないとワイバーンは狩れないから珍しいと思うけどな」


「その通りです一般的に市場に出回っている食肉はホーンラビットとグラスウルフで最近ではたまにオーク肉が出回っているくらいです。本日はオーク肉をお出しする予定でした」


「まあ、そんな所だろうな。魔の森に入っていける冒険者ってそういないみたいだからな。で、用件はなんだ?」


「番頭から聞きました所、お客様はまだ珍しい食材をお持ちとか厚かましいお願いなのですがその珍しい食材を譲って頂きたいのでございます」


「珍しい食材ねぇ?別に構わないけど何が欲しいんだ?「と、言いますと?」ブラックオーク、フォレストボア、レッドアリゲーター、キングサーモン、ジャイアントボアなんかの肉なら譲っても良いかな?必用量をメモ書きしてくれ。あまり大量にあっても保存出来ないだろ?ワタヌキ商会に問い合わせてくれればさっきブラックオークの肉ぐらいなら常時取引できるように言っておく」


「ありがとうございます。明日ちょっとした寄り合いがありましてそこに街のお偉いさんが来られる事になってましてそこで御出しする料理の食材に困ってまして」


「接待と言うわけか・・・まあ、いいか。少し聞きたいんだが此処での最高級の食材特に肉となるとやっぱりオークの上位種のジェネラルやキングの肉になるのか?」


「女将に代わってお答えします。以前は確かにオークの上位種オークジェネラルの肉が市場に出る事がありましたが今ではオークの肉がたまに市場に出るだけです。お客様から提供されたワイバーンの肉やキングサーモンは、私達平民には手の届く物ではありません。オークションに掛けられる事も滅多になくなり皇族や上位貴族様の食卓かパーティーのメイン料理にのぼるのも滅多にないようです」


「解った。渡した食材はこの場の人数で足りるのか?」


「いえ、多すぎるぐらいで半分もあれば十分な量でございます。料理人として提供された食材は全て調理して御出しするのが作法でございます。ですのでお客様方のお好み、ステーキ以外に何か別の品を出せればと思い恥ずかしながら此処に参った次第です」


「主様、我が儘を言って良いかえ?「なんだ玉藻」本来なら主様を楽しませようと思い立った余興でありんしたがアミカをはじめあちき達3人は主様の作った料理を食す機会がなくこの前の時、余り物で初めて主様の料理を食べさせてもらいんした。我が儘と存じますが主様の料理を食してみとうありんす」


「そうどすなぁ。我が儘だと解ってますが主様の手料理もう一度食べさせていたけまへんか?アミカもそう思うでしょ?」「あい♪」


「そうは言ってもなぁ。店の調理場を借りなきゃ出来ないし料理人達の面子あるだろ」


「では、こうしたらいかがでございましょう。極たまに料理がお好きなお客様が自分の腕を振るいたいと言われる事がございます。遊びの一環として料理人達も調理場をお貸しするのですが条件が一つありまして何か一品料理人達に作って下さいませ。料理人が認めたら調理場を自由にお使い下さいませ」


「まあ、遊びとしては一興かなぁ。俺、料理スキル持ってないんだけどなぁ」セイは自分の持っているサバイバルスキルに調理スキルが内在する事を


「だったら、ミリアも余興を考えおけ。エロいの抜きで」


「はう♪ご主人様ったら本当に虐めるのお好きなんだから♪承知しました」


「という事だ余興として俺は料理、他の者も何か余興をするように」


「「「「あい♪」」」」


「女将、料理長、手始めに試験の一品を作るから調理場を借りるが構わないな」


「どうぞ此処に」


『アルファ、シータ、雪は気配を消して他の客に気付かれないように一緒に来て』

『『『ラジャー♪』』』


「あてらは踊りと詩のお稽古をして準備してますわぁ♪」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


女将達に調理場に案内され


「お客様のご希望で料理の腕を披露されたいそうだ恒例の一品をお出し下さる皆もそのつもりでお客様の邪魔はしないように。お客様、此処にある物ご自由にお使い下さい」


「了解した。なるべく邪魔にならないようにするが突然の事で迷惑をかける」


「既にお座敷に出す料理はお客様以外終わっております。ご自由にお使い下さい」


「そう言って貰えると助かる。食材に関しては俺が持ってるから調味料を見せてくれ」


そう言ってセイは調理場にある調味料の確認をして驚いた。なんと味噌に醤油があった。


「料理長これは?」


「最近になってカロンから仕入れた調味料です。此処には珍しい物を求めるお客様がいらっしゃいますから少量ですが研究の為仕入れています。他にもあります」


「そっか♪カロンにはあるのかだったら今日のところは無理だが川魚の吸い物も出来るな」


セイの選んだのは魔の森の川の上流で捕った鮎の塩焼きポン酒に合わせての選択だ。セイは部分的に浄化をかけまな板、調理器具を綺麗にして取り敢えず鮎にも、鮎の滑りを取るために鮎を洗い軽く切れ込みを入れて軽く塩を降り、尾びれや背鰭に化粧塩を施し串を打ちまだ炭に火が残っていたので火力を確認して鮎を遠火で5匹程焼き出来上がった品を料理長に串ごと渡して


「鮎の塩焼きだ一口だけそのまま食べてくれ、そのあとこの醤油を少しだけかけて味の変化を見てくれ。化粧塩を施しているから醤油は数滴にした方が良い塩辛くなるから。それと鮎の内臓は取ってないから腹の部分はほろ苦い俺はこのほろ苦さが好きだが好みによるかな?酒のあてには丁度良いと思うがどうかな?」






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