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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
254/315

253  他愛ない話


「保護した人達はどんな感じ?」


「もう大丈夫かな?LPもだいぶ回復しているし明日の朝にはスープぐらいは自力で飲めるようになると思うよ。セイ君スタミナポーションの材料持っていたよね。それと下級ポーションで良いから作って欲しいのこの中に骨が変に繋がっている人も何人か居るから治療しなきゃいけないと思うの。

 それとシルビアは今日は此処で泊まるって。明日の朝9時に警察隊の隊長さん達が此処に来て事情聴取するらしいの。盗賊の称号持ちは牢に入れて監視は付けいるけど尋問できる状態じゃないらしいよ。

 でもこの場合どうなるのかな?35人全員奴隷の称号持っているけど一人契約魔法を使える奴隷商人だよね35人中8人がヒューマン職業が村人で12人が種族はバラバラで元冒険者、3人がエルフ3人がドワーフ4人がヒューマンの子供。5人が一応、商人妙な組み合わせだね」


「色々想像は出来るけど奴隷紋は全員犯罪者奴隷で犯罪者の称号は無いからなんとも言えないな。倉庫にいた奴らは称号だけ見ると犯罪者だけど犯罪の証拠はまだ俺達に知らされていないし保護した者達の主人とは限らない。

 奴隷商人が襲われ商品である奴隷達を奪われアロンで売られるために此処に来たのか。もともとあの倉庫を拠点としていたのか。ステータスを見る限り35人全員が一人の者の持ち物になっているしこの場合の此処の常識はどうなんだろうな。ただ、このままだとどちらしても奴隷堕ちだな」「どうして?」


「彼らは解放されたとしても無一文だ家族がいればどうにかなるかもしれないが治療費払えるのかな?」


「治療費取るの?」


「数人なら取るつもりはないさでも35人ともなると治療費取らないとさすがに公平さに欠ける。今後の事もあるし領主は無料で治療してくれる。と思われるのも良くない。教会との関係もあるからな。治療は基本的に教会の管轄だしスラムに関しては住居を奪ったからその代償として食料と治療を提供してるに過ぎないけどこの35人に関してどういう名目で無料にするんだ?」


「気まぐれってのはどうかな?」


「問題なのは教会なんだスラムの住民やギルドから頼まれた職人達は治療費を支払う能力が無かったから教会も無料で治療しても何も言わなかった。名目上俺が治療費を支払っている事になっているし労働力が不足していて深刻な問題だったからな。しかし、いつも無料で治療して領主が無料で治療してくれるって噂にでもなったら教会の大事な収入源を奪う事になる。今回は結果として倉庫に閉じ込めて放置したせいで餓死寸前にまでいったからその責任を取って無料で治療したという名目は立つけど此処の常識ではどうなんだろう?」


「普通、盗賊や奴隷に無料で治療なんかしないよね。「だろ」でも、素人には薬を飲ました様には見えないし定期的に飲ました物は見た目普通の水だから問題無いんじゃない?」


「治療費はともかく解放する事によって借金しなきゃ生活でき無いのならいずれ奴隷になるしこの人達の現在の主人が誰かが問題だよな。盗賊だったら戦利品として俺が主人になるけど別の人間で盗品となると相応の金額で引き取って貰う事になる。どういう経緯で奴隷になったのかわからないからなんとも言えないな。取り敢えず。下級ポーションと中級ポーション、スタミナポーションと麻酔薬の材料は有るから作っておくよ。明日、早朝様子を見にくる。帝都から応援を呼んで来ようか?」


「そうだね。帝都の4人の娘達呼んでくれたら交代してそれぞれの仕事に戻れるしこの人達の状態異常の脱水は消えて空腹と栄養失調だから此処にいる人達はあの4人で問題無いと思うよ。それとソイ豆とコーン頂戴」


「わかった。じゃ明日の晩は歓楽街でみんなで騒ごう予定しておいて♪」「えっ」


 セイはそう言い残し魔の森の中層の拠点に飛び川の水を収納してインベントリの中で魔力水を作り一方でマルチタスクを使用して薬草や素材の薬効成分を『抽出』しそれぞれレシピ通りに『融合』させてポーションを作りだし樽や壺に詰めて取り出し布で蓋をして紐で結び付け収納カードに種別毎に収納してカードをバインダーに納めメモを添え、フロントに移動して夕食を取りフロントに残っているメンバーの報告を聞いた。

 フロントの集積場の厩舎は問題が無く痩せ細っていた馬達は徐々に回復しているとの事だった。また、王都、帝都、フロントのメンバーは地下牢の2人とシルクに預けている3人を除き他の全員は身分証を得たと報告があった


「アップとラピからの報告ですが捜索している2人は帝都に登録されている奴隷商人には売られていない様です。全ての登録された奴隷商に当たったみたいですが記録が無いそうで引き続き探索を続けるとの事でした。他の召喚者は全員消息が掴めました」


「会計処理に雇った3人の面接はどうされますか?明日9時に此処に来る様に伝えてありますが」


「そうだった。明日は挨拶程度で済ますよ。挨拶が終わればその3人をワタヌキ商会に連れて行って事務の2人に数字を教える様に伝えてくれないか。数字を覚えたら算盤を渡すのでその訓練をして。本格的に会計処理をして貰う事になる。訓練期間は1週間ってとこだと思うよ。それとこの算盤、サージェ侯爵が欲しがっているのでフロントの職人に貴族の持ち物に相応しい物として作らせてくれ」「承知しました」


「えーと。実は今朝、俺が抱えている放置していた仕事を思い付くまま書き出してみたんだが20件程有ってそれを処理する為にアロンの商会の倉庫の整理をする為に倉庫を開けてみると6つの倉庫の内3つがどうも盗賊に使われていた様で盗賊らしき奴らが10人程と捕らわれていた者達が35人餓死寸前で倒れていたんだ。原因は倉庫の所有者が変わって登録者がリセットされて閉じ込められて食料も水も無い状態で過ごしていたせいなんだけど全員意識が朦朧して状況が把握出来ていない」


「盗賊は衛兵が処理するでしょうからこの際置いといてその35人はどうしたんでやすか?」


「現在アロンの屋敷で保護している前ギルマスの屋敷だ。今日のところはハルカ達に様子見てもらっているが明日から帝都の4人娘と交代させたいんだ。ボルド4人をアロンの屋敷まで連れて来てハルカ達と交代させて欲しい」


「わかりやした。しかし帝都の屋敷は大丈夫でやすか?」


「結界もあるし、アロンの屋敷には人も居るから看護で人手が必要なのは明日ぐらいだと思う。俺も明日はアロンの商会の金庫整理しながら様子を見るし、ハルカ達に依頼した事を優先させたいんだ。現状ハルカ達に依頼して事はハルカ達にしか出来ないが保護した者達の世話は言い方は悪いが指示さえすれば誰でも出来るし食事を自力で取れるようになったらアロンの屋敷の使用人だけでなんとかなる。帝都のメンバーの食事に関しはモアがいるから大丈夫だと思う」


「了解しやした。明日の朝、帝都のメンバーに伝えてアロンでの出来事を伝えて帝都のメンバーと相談して念のため4人が数日抜けても良いようにしておきます」


「頼む。それと明日の夜はアロンの歓楽街に繰り出すから玉藻と華陽に夕方6時にアロンに来るように伝えてくれ」


「旦那、こんなに美人揃いの奴隷達が居るのに遊びに行くですかい?それに何故、玉藻達を連れて行くんで?歓楽街に女を連れて行くなんて野暮ですぜ。連れて行くなら俺を」


「馬鹿。目的が違う。女を買いに行く訳じゃない。そうだった、感染症の話しをしていなかったな。

 今日、アロンの商会の倉庫で感染症。所謂、性病にかかった者が見付かった。何処で感染したかは今のところ不明だが恐らく歓楽街で感染した可能性が高い。奴ら其なりに金を持っていたから安い遊女を買ったとも思えないんだ。

 現状アロンでは薬を作っていないし教会で治療を受けてるとも思え無いし、聖女を見ても判る通り教会で治療しても治らないと思う。この世界、細菌の知識が無いから病気治療はキュアや浄化魔法を使ってもイメージが取れ無いから魔法治療は難しいんだ。全体に細菌を殺すイメージで浄化させたら人間に必要な細菌まで殺してしまうし以前、結核の治療した時、俺でさえ魔力切れをおこしかけた。

 治療としてはポーションを使う方が実用的なんだがそのポーションがアロンでは品切れ状態。性病でも淋病など比較的軽いものは症状として痒いとか小便の時痛みがある程度なんで店も客を取らせるだろうし女性の場合は症状が出ないケースもあるから遊女も感染症を患っているのを気付かず客を取っている可能性すら考えられる。

 下手をすると感染症が蔓延している可能性があるんで歓楽街の現状把握の為に歓楽街に詳しい玉藻と華陽を連れて護衛としてミリア、助手としてハルカの5人で視察を兼ねて少し遊ぼう思っているだけだ」


「でしたら俺も護衛として連れて行ってくだせい。男が旦那一人じゃ絡まれるのが目に見えてますぜ」


「ボルド下心が見え見えだよ。若、遊ぶって酒飲むんでしょ!あたいも連れてって下さい」


「そんなに長居するつもりはないぞ。どちらかといえば歓楽街を歩き回るのが目的で冷やかしに行くだけだからな」「「それでも是非」」


「仕方ない。許可する」






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