243 ミーティング2
翌朝セイは何時もの時間に目が覚め軽く身体ほぐし廃村迄飛び門を開けてアルファ達に周辺の森の魔物を駆逐するよう頼み。ブランとラックに馬達を引き連れ川原に移動するように指示して、適当な家を取り出し設置して部屋の一室の壁に『空間接続』『登録』付与したプレートを嵌めて『魔力吸収』を付与した魔石を嵌めてフロントの屋敷のと空間を繋ぎ登録をした。
次に応接室に同じプレートと魔石を取り付け設置した家の別の部屋と空間を繋ぎ登録して馬達の餌の準備をしてそれが終わるとフロントの瓦礫の集積場に飛び更地にして周囲に高さ3m幅30cmの壁を巡らし馬車が2台通れる場所を開けてステンレスのパイプで作ったドーム型の門を設置して門の内側に2ヶ所詰所を作り瓦礫利用してガレージのような簡単な作りの厩舎を作っていった。一千頭程収容できる厩舎を作り上げた時、朝7時を回っていたので中断してフロントの屋敷に戻り、サリナ達を登録して朝食を取り、みんなで廃村に移動してセイは空間を王都郊外に空間を繋ぎアルファ達と共に元気な馬700頭を引き連れ移動して王都東門前に到着した。
セイが到着した時には既に騎士団が待機しており挨拶を交わし馬具を取り出し少し離れた所に馬車を並べ行き100頭は予備として用意したと説明して歩兵部隊が全員馬車に乗り込んだ事を確認し、見送ってからフロントに戻り、作業を続行して2千頭が収容できる厩舎を完成させて、詰所の横に食料庫を立てて穀物をパレットの上に積み上げいった。次に行ったのが井戸の設置で厩舎の棟毎に井戸を掘りポンプの設置を行い12時を回ったのでアルファ達と共に廃村の近くに移動して廃村まで戻った。
「あっ、セイ君お帰り♪一応、スマートなお馬さん達の鑑定は終わったよセイ君の読み通り千五百頭程がバトルホースだったよ。それでこの5頭は別の種族でこの白い娘2頭がユニコーンで黒い子はグラニ、それでこの2頭は馬の範疇越えてるの擬態が使えるみたい。グリフォンの幼体って鑑定に出てるの幼いからまだ飛べないみたいだけど」
「そっか、お疲れ様。「あれ、驚かないの?」これだけいるんだもんな少々毛色変わったのがいてもおかしくないよ」
「そうだよね♪でね、この白い娘達私と美乃里に凄くなついてくれてるの。まだテイム出来ないけどちょうだい♪」
「それは構わないけどテイムしてないと屋敷から出せないけど良いのか?」
「頑張ってみるからね♪美乃里も頑張るよね」「うん」
「じゃ、世話をちゃんとしろよ取り敢えずグリムとグリフォン2頭をテイムしようかってあれ?勝手に従魔契約が結ばれた!」「「私も!」」
「グリムはシグマ、この子達はラムダとミューそれでどうだい?」「この娘はユニ」
「じゃこの娘はユンで」
「「わっ、光った♪」」「納得してくれたみたいだな。みんなよろしくな♪」
「この子達をフロントの屋敷に連れて行こう」「「うん♪」」
セイは門を閉めて、屋敷に戻りシグマにはリンゴをラムダとミューにはオークの肉を与えシグマ達は思い思いの場所で寛がした。セイは再びアルファ達と共に廃村に移動してフロントの集積場に空間を繋ぎ鬣にリボンが結ばれたバトルホース達を移動させて千頭程をフロントの近くまで移動して門番に馬を連れて来たと伝えると騎士団と守備隊は既に用意が出来ており貴族専用門が開けられ各々の厩舎が埋っていった。残り400頭ほどを集積所の厩舎に入れて側面の壁に大きく穴を開けて空間を広く見せ隣の馬が見える様にした。各井戸の横に土で高さ50cmの横10m幅1mの水槽を作りインベントリの中で2千個の木箱を作り穀物を入れていた袋で10m四方の収納袋を20個作り運搬用とした。最後に『硬化』かけて作業が終わった頃にロックやミーナ達が商会のメンバーを引き連れ荷馬車に飼い葉を持って来てくれた。
ロックとミーナにポンプの使い方と穀物の配置と収納袋に餌箱が入っている事を説明して必要な物の購入と不具合があるか、作業をどうするかなど話しあって欲しいと指示を出しアルファ達と共に廃村に飛び、サリナ達と合流して大量のスタミナポーションの材料を貰い馬達に餌を与えサリナ達はフロントの屋敷にセイは王国のフォース、セコンドを除く主要各都市の商業ギルドに飛び周りアロンが確保した穀物の買い付けを現金で支払いアロンに飛びブラームと会い概ね順調との報告を聞き明日は来れないと告げ、ペガサス達に従魔の証を与えアルファ達と共にフロントの屋敷に戻り、夕食を取りながら主要メンバー達の報告を聞いた。
「まず私から帝都の奴隷商会を全て訪ね結果、例の5人の内2人は売却先が決まっているとの事でしたがなかなか話しが解る奴隷商人で帝国金貨5枚で30分だけ主人となる事が出来ました。食事を前に差し出すと2人とも心良くサインをしてくれました。また他の3人は売却されていませんでしたので一人帝国金貨5枚で購入してサインをしていただき、別の奴隷商会に一人金貨3枚で転売しました。
後、別件ですが御館様のご推察通り3人犯罪奴隷として売られていました。どうも3人とも帝国白金貨を持っているところを見られたようで強盗に会い身柄も拘束されて戦争奴隷として売られたようです。一人金貨2枚で買うことが出来ましたが屋敷の結界の事を失念しておりましてガガ殿と相談しまして屋台で食事を購入して以前住まわせた寮に今夜は泊めております。一応、逃亡防止の為スキルの使用禁止と逃亡禁止の命令を出しておきました」
「アルフ、ありがと。このミーティングが終わった引き取りに行くよ。成功報酬として帝国白金貨2枚取っておいてアルフの部下と分配して。心ばかりお礼だよ」
「そんな、持ったいない。ありがとうございます」
「次はあっしで、エリナとの交渉ですが後1月と言われましたが段階的に明日2人、3日後2人、1週間後一人でなんとかまとめやした。能力的にはみんな優秀らしく誰を抜いても構わないそうですぜ」
「了解。ご苦労様。シルビアの報告いかんで誰を引き上げるか決めようか」
「じゃ、私ね商会自体は問題無かったわただ倉庫が初期設定のままで開ける事が出来ないって言っていたわオーナーが誰か聞かされていなかったみたいで店にある在庫で遣り繰りしていたみたい。それとこの店もカロンに支店があるみたいよ」
「因みにその商会もそうだけどアロンの商会って何を扱っているの?」
「全部癒着してたからみんなわかってなかったけど小麦、穀物、肉、塩や砂糖を含む香辛料と商業ギルドと冒険者ギルドのマスターが売り先の割り当てを決めていたみたい商業ギルドの依頼を受けて輸送してたみたいよ所謂、卸業務で配下の行商人や個人商店に卸しているの。今日、行った商会は布の卸業務ね例年だと社交界シーズンに突入する頃なんだけど今年は注文があまり来なかったみたいね」
「そっか、ギルドとの関係が出来上がっているのか流通に関して考える必要があるな。物価そのものが下がらない訳だ。今、変革しないと誰も手を付けれないな。競争原理が働いていない。シルビア、塩なんかの調味料は価格統制されているから仕方ないけどアロンとフロントで肉、小麦、馬の飼料なんか将来的にギルドを通さず直接買い取れるように考えて行こうかそうすれば他の個人商会も真似する筈だしギルドの独占状態も緩和する筈だ。行政の側から統制することも考えたけど戦時中のような時以外は民間で競争させた方がイノベーションが興るし民間も行政頼みにせず考えるようになるからそれに期待しよう。
それとアロンの商会で現在、帳簿の翻訳と数字を教えているから10人出向してもらっているけどもう少ししたら半分は引き上げても大丈夫かな?それと倉庫の登録の件は悪いが明後日の朝でしか時間が開かない」
「了解です。商会の方は実質フロントからの出向している者が店の切り盛りを4人で出来ているから大丈夫だと思うよ」
「だったら冒険者ギルドから引き上げるのは琴美と恵美理の2人でいいか。ポーラ、サリナ明日から2人の事頼んだよ」「「はい」」
「それと、アロンやフロントでの馬の飼料に関して訳が解らなくなっているんだ。俺、個人が購入した物と商会が購入した物あと人件費なんかごちゃ混ぜになっているから会計をして貰う人間が欲しい。
アルフ、フロントの商業ギルドで3人募集をかけて応募者がいるそうだから面接して雇ってくれ。それと独立採算としたいからワタヌキ会計事務所として商業ギルドに登録してあるからそこの従業員として雇う事になる。事務所は暫くはワタヌキ商会の2階を使って貰う。
給料は商会の番頭クラス俺が商会に支払う契約料金は年、その3人の年間給料分としてくれ。後、アルフの仕事である収支の報告書も彼らに任せても構わない。
当面は赤字になるけどおいおい少しだけ黒字になれば良い。雇った次の日の朝9時に事務所設立の用意をして貰いたいから屋敷に3人とも来るようにして欲しい。美乃里やハルカにも今後関わってくる筈だから事務所設立の準備を手伝ってくれ」「承知しました」「「うん♪」」
「では、私達からアロンの戦闘奴隷の件で」




