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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
242/315

241  兵士輸送計画


セイがキャロット達と合流した時には既に逃げた馬達の捕獲はほぼ完了していたがまだ合流が完了していなかった。シロから群れの長になった事を告げられペガサス15頭をテイムして前リーダーをアルタ、牝馬の纏め役をベガと名付けアロンに空間を繋ぎ移動させ、逃げた馬達を廃村に移動させていった。逃げた馬達は予想以上に多く7千頭にも及び半数以上の馬が鎧、馬銜と鞍が装着されており、かなり痩せ細っていた。セイは馬達の鎧、馬銜と鞍を収納して急ぎ門を開けて馬達を川まで連れて行き水を飲ませる様にキャロット達に指示してセイは餌箱を作りフォースの商業ギルドで穀物の全てを買い占め廃村まで戻り、昨年収穫された穀物を適当に取り出し袋のみを収納して再度穀物を収納して餌箱に入れて行き戻って来た馬達に餌を与え門を閉め、キャロットとシロをアロンに送りブランとラックとイプシロンとカール達を廃村に配備してカール達に果実の採取を頼んだ。セイはその後王都に飛びギルバートと懇談した。


「一応馬達を確保したけど7千頭もいたよ。半数以上が馬銜が装着されたままだった。食事が満足にできなくってかなり痩せ細っていたよ。回復するのに1週間はかかりそうだけどどうする?」


「ご苦労じゃったの。1週間なら問題無いじゃろ引き渡す時間を考えると明日侯爵邸で茶会を催して馬の情報を流す段取りじゃから希望者から連絡が来るのが早くても明後日、希望者との交渉が1日はかかるじゃろうからセコンドまで3、4日かかるじゃろからだいたい早くても1週間はかかるじゃろうな」


「それを聞いて安心したよ。しかし飼料代が掛かったのは誤算だった。フォースの商業ギルドの穀物を全部買い占めたよ」


「ほーフォースの商業ギルドの穀物をのう侯爵家と儂で半分持とうか?」


「いや良いよ王国中の穀物を今年収穫した分を購入するつもりだったから構わないよそれにアロンでも使うからね」


「ところで、頼みがあるんじゃが「なに?」どうもフォースが妙な動きをしておるんじゃ騎士団だけでもフロントに帰還させたいんじゃ王都に馬を都合してくれんか?」


「構わないけど馬具はどうするの?武器は持っているの?食料は?」


「しまった。帰還させる事ばかり考えておったから失念しておった」


「此処の護衛を残して全員帰還させよう。フィフスとフロントで物資と馬車を調達するから必要な武器と騎士団の人数、歩兵の人数を教えて」


「ロルフ聞いておったな直ぐに調べるんじゃ」「御意」


「侯爵家から依頼のあった武器や食料のリストは貰ったのかな?」


「此処にあるゾイ。これだけの量じゃ揃えるのにも時間がかかるじゃろうから馬達の到着と同時で構わんそうじゃ」


「じゃあ明後日に元気な馬を輸送するよ。それとフロントで2千頭程痩せた馬を預かって欲しいんだ。世話が出来ないんだ。それと痩せた馬の方が軍馬としては質が良い」


「2千頭もの馬を収容出来る場所などフロントにあったかのう?」


「取り敢えず騎士団の厩舎と守備隊の厩舎に入れて入り切れない馬達は瓦礫の集積場に入れるよ。集積場の馬の世話は商会の者と冒険者ギルドに依頼するよ。構わないかな?」


「解った。騎士団と守備隊には手紙を書くから渡せば問題なく引き取ってくれるじゃろ。なるべくセイの手は借りぬ積もりじゃがもしもの時はフロントを頼む」


「フォースの件かな。フロントとフォースの間に村はいくつあったけ?「3つじゃ」じゃ進行して来たら村人の避難を担当するよ。その時は領主の息子として権力を行使するけど良いかな?」


「存分に振るって構わんよ」


「取り敢えず、準備としてポーションの増産だけはしておくよ。アロンもポーション不足が深刻で余ったらアロンで売れるしね。それと薬師ギルドで採取専門のカードを作らない?」


「冒険者ギルドと競合する事になるゾイ」


「フロント独自のルールで3歳から採取専門のカードが作れたら良いのにって思ってね冒険者ギルドは8歳から孤児達にとってこの3年は深刻な問題だと思うんだ。それに冒険者ギルドは故意に各ギルドで関連項目の買い取りしている事隠しているしギルマスはかなり縄張り意識が強いからちょっと動かし難いんでギル爺さんに相談してる訳」


「作れん事も無いがどうしてそのようなカードがいるんじゃ?」


「一つは孤児達の救済措置、防犯対策、治安維持の為、最後に薬師に興味を持って貰うため。カードが必要な理由は現金だと取り上げられる可能性が高いから。それとギルドメンバーなら直接瓶詰めなんかの依頼を出せるでしょ。薬草にしても乾燥させるのに紐で括ったり干したりする作業が子供でも出来て面倒な作業が多いから半日銅貨5枚で手伝って貰えば犯罪を犯すよりも安全で少なくとも1日分のパンが買える。俺の場合は特に瓶詰め作業が省ける分助かるってのもあるけどねどうかな?」


「面白い提案じゃ。薬草採取に関してはフロントでは税金を掛けておらんから薬師ギルドの方が高く買い取っておるし冒険者ギルドの様に手数料もとっておらん。孤児達に働く場所を提供すれば確かに飢えが少しでも減るであろうな。現金を渡せばそれを取り上げる輩も確かにおるそれ故のカードか面白い。フロントに帰ったら早速取り組んで見るゾイ」


「ただ、冒険者ギルドの冒険者達はろくに薬草に関しての知識がないんだ。孤児達には最初薬草に関しての採取方法や保存方法なんかを教える必要がある事を覚えておいて」


「無論じゃ。薬草の知識なんぞ儂も子供の頃は知らなんだ教えるのは当然じゃ」


「ギルバート様、騎士団、歩兵の人数と武器や防具、道具のリストが出来ました。食料に関しては塩漬け肉だけで良いとの事でした」


「馬車が100台と馬が5百頭か問題は馬車だな取り敢えず武器と防具と食料は今すぐ出すから庭を貸して」


「どうぞ此方へ」セイは庭に出てリストにあった物を取り出し穀物が入っていた袋を20枚取り出し『収納』を付与してロルフに渡した。ロルフは収納袋を受け取りリストを確認していった。


「騎士団だけど明日の朝9時に東側防壁の門の側に待機させて。フルプレートアーマーは着用せず武器だけ装備させて防具と食料はその収納袋に別けて入れて天幕やテントも。明日の朝9時に東門で5百頭の馬を引き連れて来るから馬具はその時渡します。歩兵に関しては馬車が100台も確保出切るかどうかわからないので明日有るだけ集めて来ます。昼までに集まった数を知らせます」


「いいえ歩兵隊も明日の朝出発します。若様は途中で合流していただければ結構です」


「解った。そうさせて貰う。じゃこれで失礼します」


セイ王都屋敷に戻りフロントの屋敷に移動して騎士団員に手紙を渡して厩舎に向かい馬車を全て収納して明日の昼までに馬を連れて来る事を告げ守備隊の兵舎に行き馬車を収納して馬の事を知らせフィフスに飛び馬車をなんとか荷馬車を含め100台調達した。その後フロントの冒険者ギルドに行き馬の件でエリナと話しあった。


「サージェ家の依頼で馬を調達したのですがフロントで2千頭預ける事になりました。騎士団と守備隊の方で預けられるだけ預かって貰いますが恐らく全ては無理なので瓦礫の集積場に馬達を収容しますので馬の世話をしてくれる人を募集したいんですが」


「2千頭もの馬をどうやって調達したのか知りたいところですがセイ君の事ですから突飛な事をしたんでしょうね。それで仕事内容は馬の餌やりだけでいいのでしょか?」


「突飛な事ってアルファ達に手伝ってもらって戦争で逃げ出した馬を捕獲しただけですよ馬は集団を形成するからキャロット達がリーダーになれば群れは大きくなっていきますよその習性を利用しただけですよ。ところで仕事内容ですが馬糞の処理はどうしたら良いですか?」


「なるほどキャロちゃんの活躍ですか納得しました。女性の魅力で悩殺したんですね。馬糞の処理でしたらスライムを放しておけば大丈夫です。10匹程放しておけば問題ありませんよ数日で増えますから」


「スライムってどこで手に入れたら良いかな?」


「フロントの場合は排水溝や浄化槽、井戸の中とか川縁や平原、森にもいますね。セイ君自分で捕獲しますか?それとも依頼を出しますか?捕獲は簡単なのでGランクの依頼ですよ。朝、依頼を出せば昼頃には達成できる筈です」


「時間が無いので依頼でお願いします。出来たら冒険者ギルドで預かって貰えませんか?馬達を収容したら引き取りに来ますから」


「構いませんよ。では、馬の餌と水やりが朝と15時頃とスライムの捕獲10匹ですね。馬の世話をする期間はどのくらいですか?」


「一応、一週間で最後の2日間はブラッシングもして欲しいんだけど。別の人でも良いから」


「それでは7日間馬の水と餌やりで募集して。2日間のブラッシングを別の依頼で出しましょう」


「引き連れて来る馬達は馬銜が装着されていてろくな食事が出来なかったようでかなり痩せ細っています。2、3日はむやみに馬に触らない様にして下さい」


「注意事項としてむやみに馬に触らない様に依頼書に記載しますね。報酬の方は相場よりも高めで一人銀貨1枚で募集人員は制限無しで明後日の朝からで良いですか?」


「それでお願いします」








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