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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
241/315

240  フロントの暗雲?


侯爵との懇談も終わりセイは侯爵邸をあとにした。セイを見送った後、ギルバートは残りとエアトリアと話し合った。


「彼が味方で良かったわ。彼は化け物ね何、あの魔力の厚みあれで抑えているでしょ」


「ほう、お前には解るのか」


「これでもハーフエルフよ魔力の感知には長けているわよ。いかにヘンリエッタが愚かだったか痛感したわ」


「セイは基本温厚じゃお人好しと言っても良い。じゃが敵には容赦せん。未だ人を殺した事は無いようじゃがアルフに言わせれば殺す必要性が無いから殺さないだけだと言っておった」


「確かに彼に取ってそこらの盗賊や一般の兵士なんて路傍の石ね」


「まあ、その話しはもう良いじゃろ。セイは4日と言っておったが調査等と面倒な事をせず1日で逃げた馬を全て捕獲するじゃろうて「まさか」セイの従魔達なら可能じゃ。セイが指示するだけでセイが動かずとも従魔達が馬を捕獲するじゃろな。フィフスの時がそうじゃった。わずかな時間でフィフスを制圧しおった。セイ一人では不可能な事じゃ100人の騎士団が門が開いたとたんに突入して主要拠点の制圧に向かったそうじゃが全ての拠点は無力化されて捕縛するだけだったそうじゃ。セイの恐ろしい所は魔力ではない。緻密に計算された戦略にある。フィフスでは兵士達に略奪を許さずフィフスの民の不安を和らげ100人の騎士団だけで占領を可能にした上フィフスの馬を使って後続の兵員輸送を行い。早期に体制を整える一方、裏に回れば王家に手を回して他領の貴族達を牽制する。それも誰も文句が出ないような裁定下すよう言ったそうじゃ」


「確かに王家の動きは早すぎたわ。シスはともかくサードとフォースの領軍が動いたけれど王家が動いたから引き上げていったわ。そうセイ君が王家に手を回していたのね」


「セイに取ってはサードやフォースの領軍など蹴散らすなど造作もない事じゃろうて、あやつとしては貴族達の思惑を外して戦を最小限に留めたかったんじゃろう」


「それとセイ君の従者ミリアって言ってたけどまさかあのミリアなの?帝国の一つの街を焼き尽くしたと言う」


「そうじゃ伝説のミリア本人じゃそれだけではないクリス、ポーラ、サリナも揃っておる。それと玉藻と言う名に聞き覚えはないか?」


「まさか金狐ですの?神聖ローダの千人の兵士を一人で相手にして撃退したという」


「恐らくあの容姿金狐で間違いなかろう。セイの元には戦闘特化の人間が集まるとぼやいておったそうじゃ」


「贅沢な悩みですね」「全くじゃ」


「話しはそれましたが馬の件どうされますか?」


「そうじゃのう、取り敢えず明後日の昼間お茶会を開かぬか?その時奥方達にとある商人から近々安く馬が手に入る事になっていると情報を流して見るのはどうじゃ?」


「そうねそのお茶会で情報を流してその商人は多くの馬を持っているから内々に口を訊いても良いと仄めかしましょうか2日後セコンドに多くの馬を連れて来てセコンドに暫く馬達を留めおく事になっているとでも言って今の軍馬の相場の半額で一族には流して縁者には4割程安くすれば良いかしら」


「セイは値段等気にせんじゃろから儂らはなるべく多くそして早く捌ける様にした方が善いじゃろ商業ギルドが出てくる前にのぉ。後は捕獲数を聞いてから希望者に割り振れば良い。各家の財政事情もあるだろうし物納に関しては様子を見てからじゃな。小競り合いを仕掛けられ一族や縁者が弱体化するのは避けねばならん。武器も必要とするなら用意出来ると伝えておいてくれ武器に関しては相場の3割って所かの」


「わかりましたわお兄様こちらの方はお任せ下さい。ところでフィフスの方はどうなっていますの?」


「街に関しては問題は無いゴーマンの息のかかった下級貴族達に選択を強いているところじゃ今、フィフス周辺の各村に伝令を飛ばしている。最悪はサードとシスとの戦争となるやもしれん」


「大丈夫よシスは動けないしサードも此方の出方を伺っているわ決断する前にセコンドの兵力が元に戻れば動けなくなるわ。それよりもフォースの動きが気になります。軍備拡張を秘密裏に行っているみたいなの農閑期に入ったからフォース周辺の各村で徴兵をしているみたいなのフロントの主力はまだ王都にいるのでしょ大丈夫なの?」


「頭の痛い話しじゃが先程セイの言っていた兵員輸送の問題じゃ現時点で主力部隊をフロントに帰そうにも全員徒歩での帰還となるで時間がかかり過ぎる。セイが馬を集めた時点で一部は王都に向かってもらうつもりじゃ主力の騎士団だけでも先にフロントに到着すれば抑止力にはなろう。もしフォースがフロントに攻め込んで来たとしたらセイに頼むしか手が無いのぉ」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


翌朝、セイはアルファ達を総動員して逃げ出した馬達の捕獲を開始した。


「スカイ達は空から逃げた馬達を探索。カール達とイプシロンとオメガは一応森の中も探索して欲しいフレアはスカイ達の指揮をキャロット達は平原部を担当アルファ達は森林部を担当して次いでに魔物の駆逐もしておこうか。アルファ全体の指揮を頼む。俺はアロンで鉱脈付近の整備を終らせるよ。みんな頼んだよ」


『『『『『『ラジャー♪』』』』』』


アルファ達はそれぞれに散って行きセイはアロンの鉱脈付近の整備を行った。先ず手掛けたのは洞窟の周りに高さ3m幅1mの壁を廻らし馬車が2台通れる様にしてその周囲300m四方を伐採して整地してその周囲を高さ10m幅5mの防壁を作って伐採した樹木で門を設置して此処で伐採した樹木を丸太にして乾燥させ積み上げ敷地内に井戸を掘りポンプを設置して、日も傾きかけたので一区切りしてアルファ達の元に向かった。


一方アルファ達は狩りをしながら森林を駆け抜けイプシロン達から泉に10頭程の群れを発見したと報告が入り急行すると


『お兄ちゃんこの群れ逃げた馬じゃないよ。どうする?』


『野生のペガサスの群れだね。僕達に気づいて無いから狩る事は出来ると思うけど捕獲が目的だからシロを呼ぼう上手くいけばシロも長になれる』


『でもシロって頼りないよ大丈夫かな?』


『確かにちょっと頼りないけど何事も経験さ。ダメだったら仕方ないさ』


『そうだね♪シロ聞こえるかな?『なんです姐さん』私達のいる場所判るかな?森林部の泉があるところペガサスの群れを見つけたの群れの長になれるチャンスよ来なさい。ダメ元で挑戦しなさい』


『えっ!ダメ元ですか?『そうダメ元』酷いな姐さん。わかりました直ぐに行きます』


シロは直ぐにペガサスの群れを発見して群れリーダーと長の座を掛けて戦った。群れのリーダーはシロよりも年長で体格も大きなペガサスだった。リーダーは魔法も使え魔法耐性も備えていてお互いぶつかり合っての戦いとなりシロは終始弾き飛ばされたがシロは何度も立ち上がりリーダーに向かって行った。


『シロ、この程度の相手に負けたら承知しないわよ』シータはシロに向かって威圧放ちシロはその恐怖から立ち上がらずにはいられなかった。『姐さんお仕置きは勘弁して~』シロは何度も何度も挑み戦いは一時間にも及んだ群れリーダーは疲れ果ててとうとう負けを認めシロが群れの長の座を手に入れた。シロと群れのリーダーとの差は回復魔法の練度と魔力量の差であった。シロが勝った瞬間アルファ達は気配遮断を解きペガサスの群れの前に姿を現し群れは一瞬パニックになったがシロがそれを静め前リーダーをアルファが回復させた。


『シロ、やったわね。まだまだ頼りないけど長になったんだからこの群れを護りなさい』


『シロおめでとう♪この群れまだ弱いから別行動は取らない方が良いね。群れを率いてキャロット達と合流して。僕達はもう少し狩りをしながら森林部を探索するよ』


『兄貴了解しました』シロは嘶き群れを統率してキャロット達と合流すると、ブランが何故か不機嫌だった。


『シロ兄に私より先に同族の子分が出来た~悔しい!』







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