227 ギルマス達の会話
セイが出て行った後フォスターはオーレと話しあった
「セイの奴どうにかしてくれ。歯止めが掛からん」
「あら、そうかしら。ちゃんと考えているわよ。セイ君」「どこがだ!」
「子供ギルドだっけ面白いわね。本来ならこれは冒険者ギルドの仕事なのよ。セイ君が子供ギルド作るとアロンの冒険者ギルドのGランクの仕事ほとんど持っていかれるかもね。薬草採取にしても解体工事の瓦礫処理にしても安全確保さえできれば子供でも出来るでしょ。セイ君は領主の立場から見てるのよ。スラムを最小限に抑える為にどうしたら良いのかを。住居と働く場を与え、文字を教えて子供の時間を削り犯罪に手を染め無いように」
「それは俺達の仕事じゃねぇ!」
「そうね。私達の仕事じゃ無いわね。でも他人事で良いのかしら?指名依頼の件もそうだけど他人任せにしているといつかとんでもない事が起きるような気がするの。まあ、危機感を持つのは良いけどあくまでもアロン限定での話しでしょセイ君のやった事の答えが出るのはもっと先の事よ。答えが出て真似ても置いていかれるかもしれないけどね。セイ君は多分意識を変えろと言っているだと思うわ。制度そのものに口は出さないもの。制度の不備や問題点の隙間を埋めているのね」
「俺には理解できねぇ。俺達の領分を犯すのも気に入らねぇ」
「あら、了見の狭い事。だったら対抗するしかないでしょ。セイ君は5歳からと言ったのよ引き下げれば良いだけじゃないGランクも正規カードを発行するだけでしょ?危険が伴いそうなら護衛をつけてあげれば良いだけじゃない。依頼放棄しないか職員が巡回すれば良いだけだし。依頼に関しては調べて確認を取るのは当たり前の話しでしょ。今なら草案だし年齢の書き換えだけで制度と規則は後でなんとでもなるわ。利益を追及し過ぎるのはよくないわ」
「もういいセイの事だ赤字になっても何処かで採算を取る筈だ多分利益は考えてねぇ」
「そうね。教育の話しじゃ無いけど仕事を1ヵ月で戦力になるなら私達も楽だし治安が良くなれば経済も発展するでしょうね。その一環なら安いものだわ」
「もうその話しは止めだ。4都市からの外部監査の件はどうする?」
「規則に差別的な事を明記しない方が良いし周辺各国についてはセイ君から資料を貰っているから暗部を飛ばしたわ。帝国と王国にも暗部と監査両方入れましょうこの際徹底的やった方が後の面倒がなくて良いと思うわ」
「解った俺も賛成だ。ノースには俺から伝えておくから王都は頼む」「了解♪」
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「子供ギルドだって面白い事を考えるなぁ。アロンの領主は年齢引き下げは草案を本則にする時にアロンの現状を見てからでも遅く無いだろう?それぞれの思惑があるだろうし、フォスターのように縄張りを頑なに守ろうとする者に取って面倒だと思うからな」
「モールは個人的にどう思うの?」
「俺は賛成だ使徒のおかげで大きな組織は潰れたがスラムは依然として存在するし貧困による子供の犯罪は減って無いというより増えている。スリやかっぱらい、万引きが殆どだけど確かに孤児に取って年齢の3つの空白は大きいと思う。その3年の間に生死が別れ8歳になる頃には犯罪に染まり切っているからな本当は3歳からか年齢を撤廃しても良いと思っているよ条件は付けるけどね」
「私も賛成なんだけどね地方都市じゃわからないのかもしれないわね。カードだって創始者の装置で作っているから実質只だし。一定条件を満たせるのなら年齢に制限は必要無いと思うわ。それよりこっちに暗部を飛ばしてくれない?本部の連中の動向を調べて欲しいのこっちの暗部は知られているから使えないの」
「既に飛ばしているから安心して。「そう、ありがとう」しかし、セイ君だっけ頭が切れるね。王国の各支部に本部から手紙が届いたそうだよ。本部からの手紙は理事を本部の者を推薦して乗っ取りを図るみたい。笑えるね。システムを完全に握られているのにまだあがこうとする」
「理事って確かギルドマスター3人の推薦と理事長の承認だっけ?」
「そうだよ当時はギルド支部も少なかったからね」
「じゃ、こうしない?理事の推薦人数を3人から10人に増やして理事会で3分の2の同意を得て理事長の承認を得て理事になれる。
理事を今の数より4人増やして副理事長を合わせて10人にするの理事長は議長で投票権は無し投票が同数の場合だけ投票出来るようにしたら面白いと思うの」
「それでも良いけど今回はどうするんだい?」
「取り敢えず任期一年の臨時役員を選出して一年後本則に従って本部を正式に発足させるのはどうかな?」
「それで良いけどそれのルールを作るのも大変だ」
「貴方には有能な部下達がいるでしょ。使徒の無茶ぶりに応えた部下達が」
「あれには参ったよ異世界と此処では時間の感覚が違うのかな?」
「試しただけよ何処までやれるのか王国の官僚達の能力がどれくらいなのか」
「で、彼が使徒なのかい?」
「さあね、知らないわ。使徒は消えると言っていたらからそれで良いんじゃない?彼と戦争したいのならお好きに。今度は王都そのものが消えるとわよ地上から」
「笑え無い冗談だ。しかし彼は興味深いね。タケルに似てる優しいけど容赦が無い」
「悪い癖をださ無いでね。兄さん」
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セイはフロントに戻り、夕食を取りながらミーティングをした。
「旦那、地下牢の7人どうしますか?そろそろ限界ですぜ」
「まだ10日程だろ。日光にも当てているし、通常の奴隷より働かない分ましな筈」
「若い奴らは精神的に参っているだけなんですが年寄りの方が限界に来てますね」
「アロンの方を片付けてからと思ったけど明日の朝、奴隷契約を結んで本格的に銀行の真似事に取り掛かるとしようでも管理者となると心配なんだがやらせて見るか」
「セイ君、借用書の件だけど50件は既に奴隷になっていました20件はフロントにいないみたい再契約したのは今のところ30件で現在継続中なんだけどちょっと困った借用書があるのフィフスの商人なんだけど期日が後2日なんだけど改竄もされて無いし額も結構多いのこの借用書の通りなら利息を含めて大金貨2枚と金貨42枚になるのどうする?」
「ちょっと見せて下さいシルビアさん」アルフはその借用書を見て
「お館様、申し訳ありませんがこの件での指示は暫くお待ち下さいませんか?後でご相談があります」
「解った。この件は保留にしよう。シルビアその借用書アルフに渡してくれ。「うん」他に借用書の件で何か有るかな?」
「後は期日はまだ結構有るけど周辺の貴族の者が10件とセコンドが2件、サード2件、フォースが1件の商人達の借用書があるよ。この借用書は書面や書式は問題無いんだけど移動に時間がかかるけどどうしたら良いかな?」
「一応、借用書の持ち主が替わった事を知らせておこうか。今はそれだけでいいや」
「うん、わかった。ワタヌキ商会で手紙を出しておくよ」「頼んだ」
「他に連絡事項あるかな?なければ俺から
サリナとポーラ、今、アロンにはポーションが不足しているんだ。なるべく多く作ってくれ。薬草も不足している。手のあいている者は子供達を護衛して薬草採取を頼む。「「「はい」」」」次に4日後ぐらいにサージェ侯爵の復帰パーティーに招待されている。従者2名、此れはザイとミリアで頼む後同伴者1名は虫除けに玉藻に頼もうかと思っている。パーティーの目的はこないだの詫びと言っているが戦利品についてだと思う同伴者にハルカも考えたが王国宰相主宰の方がデビューするには華やかだと思ったので玉藻にした。侯爵との対談に同伴者が同席できるとは思えない護衛としてなら同席できる可能性があるのでザイとミリアにした。変な事にはならないと思うが巻き込まれ易いから酒は飲むな「はい♪」ボルド、ザイと玉藻に話しておいてくれ。「へい」
後はこれ。冒険者ギルドカードの事なんだが此処にいない者達にも伝えてくれ。フロント、帝都、王都、アロンの4都市の冒険者ギルドが独立して冒険者ギルドのカードが新しくなった。新しいカードは4都市では換金も出来るからカードの切り替えと口座の移動を2週間以内に済ませてくれ。以上だ質問がなければアルフ以外解散」
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