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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
222/315

221  システム


「ノース帝都の方はどうなっている?」


「酷いもんです。本部の連中誰が代表になるかでずっと揉めているんですよ」


「押し付けあいか?」「逆です」


「で、決心はついたのか?」


「4人で話し合いをしてもうやってられないから独立する事にしました」


「そうか良い判断だ。オーレさんには本部の連中を追い出せと言ってくれ。後は規則を見てからだな」


「草案はもう出来てますよ。これです。変更点は

 

 指名依頼の可否選択の自由

 

 ペナルティの10倍を依頼内容に寄っては無し、依頼放棄は報酬額の5倍と除名処分か期間を設けての無料奉仕。期間についてはギルドマスターに一任する。クエスト失敗は報酬額の3倍。ただしペナルティのあるクエストには依頼書に明記する。

 

 内務規定では本部を5年以内にアロンに立ち上げる

 

 理事長及び副理事長は任期を5年として再度の就任は認めない。

 

 理事の任期は10年とし再任は認めない。

 

 理事長は副理事長を指名できる事とし理事長は理事及び各国首都のギルドマスターの無記名投票で決める


 投票と開票は公開の場で行う 以上です」


「概ね良いけど追加で規則の改正は理事長、副理事長、理事、各国首都のギルドマスターの3分2の合意を持って改正するって盛り込んで欲しいかな。

明日の朝、ネットワークシステムを回復させて独立宣言を聞き次第4都市だけ換金システムを回復させる」


「了解です。そのように伝えます。それと、周辺諸国の冒険者ギルドの事を聞きましたが本当に潰すのですか?」


「やるさ現金がなくなった所で蓄えはあるだろ。口座の移し変えに未だに気づいている様子が無いから教えるなよ。商業ギルドの換金システム迄ダウンさせたく無いから」


「えっ、商業ギルドのシステム迄掌握しているんですか?」


「メイン管理者になった時初めて知ったけどこのシステムを作ったのは冒険者ギルドの創始者だ。こんなシステムはそう簡単には作れない。一応それぞれは独立しているけどメインは一つなんだ各ギルドのシステムはサブで動いて緊急時メインに切り替わりサブが修復されるとサブに切り替わる容量が大きいから全てを掌握できるけど魔力消費が大きすぎて非効率だからこうなったみたいだ。故障したら困るからな。この事はメイン管理者以外知らないから絶対に他言無用だ。いいな!」


「もちろんです。まだ死にたくありません」


「それとこのシステム凄く良く出来てる。全てのカード引き出されても言い様なってる。納金されたお金は異次元に収納されて端末によって指示されたお金が出てくる。クローネにした理由がそれだ。しかし預金残高よりプールされている額が10倍もあるのはどうなんだと思う。多分金融恐慌を知っていたんだろうなその上プールされたお金はカードでしか出せない仕組みだし良く考えられているよ」


「それでもこのシステムがダウンしたら経済が破綻しますね」


「管理者がダウンさせない限りダウンしないさサブではダウン出来ないからな帝都の結界の10倍の強度を持つ結界が張られているし結界に入るには条件があるし自動修復もするし魔力供給も自動で行われているからこの世界に魔力が無くならない限りまあ大丈夫だろう」

『でも破壊や麻痺だけ狙うなら建物ごと異次元に収納すれば出来るんだけど・・想定外だったんだろうなぁ』


「そう信じたいですね」


「現金を持ち歩いても大丈夫な世の中になるのが一番だけどアロンでは念のため商業ギルドと薬師ギルドのカードを作っておけよ「了解しました」じゃ、館に戻る」


 セイは夕食を取りアルファ達と共に周辺各国の首都に飛びアルファ達を配置についてもらいほぼ同時刻に冒険者ギルド現金と素材の全て奪い更にその国の主要都市全ての冒険者ギルドを襲った。これには各国の冒険者ギルドは困り果てた。換金システムがダウンしてカードが使えないなか職員達の給料の為にプールしておいた現金さえ消え失せたのだから。その上何故か各国、各領地の城門の前に犯罪の証拠となる書類や手紙が山積みされて発見された。


『さて、どうなるのかな?揉み消すのか裁かれるのか』


その夜、帝都のオーレに会い周辺諸国の冒険者ギルドの犯罪の証拠のコピーを渡して


「これ一応渡しておきます。周辺諸国の冒険者ギルドの幹部達の犯罪証拠のコピーです。一応整理して閉じています。原本は各国、各領地の城門の前に置いて置きました。裁かれるか揉み消されるかは知りませんが今後の為にオーレさんも持っていた方が良いかと思いまして渡しておきます。では」


「ちょっと待ちなさいセイ君。今後、冒険者ギルドをどうするの?」  


「そうですね新しい冒険者カードでも作って旧カードの口座を閉鎖しましょうか発行できるのは今のところ4都市だけ1ヶ月猶予期間を設けると言うのはどうですか?」


「恐ろしい事を考えるのね。周辺各国はまた大混乱に陥るわよ」


「放っておいても良いんだけど、本部の連中の責任を取らせないといつまでも終わらないでしょ。失業だけで済ませるんですか?俺、謝罪も受けてないし罠に嵌められた冒険者達はどうするんですか?救済措置は?皇帝と話しをして、指名依頼の件を公表し今回、捕縛した奴らの私財を使ってオーレさん達の手で救済したらどうですか?罠に嵌めて奴隷にした冒険者達の記録は残っているでしょ。本部の一般職員達は知らなかったと思うけど管理職の人間は知っていた筈です。責任をとって貰うべきです。隷属の首輪を使ってでもね。でないと冒険者の信頼は戻らないと思いますよ。それに、指名依頼の件と本部幹部の悪事を公にするのがシステム復帰の最低条件です。ギルド会館の前と中に看板を作って独立宣言と一緒に張り出してください」


「システムが戻ってもあの事実を隠蔽出来るとは思わないわ。私達も知らなかったとはいえルールだからと言って何も何処か他人事だったわ。冒険者ギルドそのものが悪い訳じゃ無い。組織を悪用した奴らが悪いのよ。信頼を勝ち取る為にもやるしか無いわね」


こうして翌朝、新冒険者ギルドの設立が宣言され、4都市の冒険者ギルド会館の前に本部幹部達の悪事が書かれ紙が張り出され規則改正した事大々的に公表した。セイはそれに即座に反応してノースからその張り紙を数十枚複写してその足で廃村に飛び通信システムを正常に戻し換金システムを4都市だけ復帰して新しい色が違うカードを作りカード作成システムを操作して今までの冒険者ギルドカードを作れなくして4都市以外のカード作成システムを停止させた。その事をノースに伝え冒険者カードの書き換えをさせるように指示し1ヶ月後には旧冒険者カードの口座が閉鎖される事を周知徹底させるように指示した。セイは帝都に飛び補佐官と冒険者ギルドの事について話し合った。


「少し頼みがあるんだ。「なんでしょ?」冒険者ギルド本部の幹部を捕縛して私財を没収しただろその私財を新冒険者ギルドに渡して欲しいんだ」


「面白い事を言われますね。あの私財はセイ殿のものですよ。「へっ?」確かに捕縛したのは私達ですが捕縛しただけで手柄はセイ殿ですよ。私達はそれに掛かる税金で十分です」


「だったら、それを陛下から新冒険者ギルドに下賜してくれないかな?」


「どうしてそのような事をするのですか?セイ殿が直接渡せば良いのでは?」


「俺から直接渡すと意味合いが微妙に変わるんだ。新冒険者ギルドは指名依頼の罠で嵌めた冒険者達の救済の為に捕縛した冒険者ギルド本部の幹部達の私財の下げ渡しを願い出る筈だ。そこで俺の物なると宣伝効果が全く無い。皇帝陛下なら宣伝効果が全く違ってくる。自分達の罪では無いけれど元いた組織被害者に償いをする新冒険者ギルドと被害者を憐れに思い下賜する皇帝陛下の図が出来上がる。それを民衆の前でやれば民はどう思うだろうか?芝居染みているけれどどちらにもプラスになると思ってね。民衆の前に立つのは陛下でなくても良い。陛下のお名前さえ読み上げれば良いんだ」


「確かに面白いですね。陛下の御許可を頂いて。帝都の確かオーレ殿でしたね。願い出があれば打ち合わせをして行いましょう」







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