表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
220/315

219  冒険者ギルドの危機2


「此処からは個人的な話だまずは商業ギルドからアロン中の空の中樽を集めて欲しい」


「なんに使うんですか?」


「馬の餌。水や飼い葉を入れるのに必要だ。それとベッドの件宜しく頼む」


「承知しております」


「さて冒険者ギルドとしてはどうするつもりなんだ?帝都とは繋がっている筈だが一向に謝罪もなんのアプローチも無いけどこのまま継戦するのかな?次は他の国の現金と素材が消え事になるんだが対応が遅いなぁ。宰相に泣きついたんだろ?帝国も王国も静観した筈だ国としては冒険者ギルドに介入する絶好の好機だもんな」


「そう虐めないで下さい。私は一支部のギルドマスターにしか過ぎないんです。本部の上層部の殆どがいなくなって収拾が就かない状態なんです」


「現状で責任取るのが怖いだけだろ。このまま時間が解決してくれるとでも思っているのかなぁ?時間が立てば立つほど状況は悪化するだけなんだけど後2日あれば今度は帝国と王国の周辺諸国の主要な冒険者ギルドが潰れるぞ」


「貴方は冒険者達がどうなっても良いのですか?」


「アロン以外冒険者の事以外知った事ではないよそれも救済という立場からでは無く治安維持の為の措置だよ冒険者達も悪いんだよ。何故、高ランクの冒険者が居なくなるのか考えた事が無いし知ろうとしない。戦争を避けて他国に行った。とでも思ったのか情報操作していたのかな?実際は指名依頼と言う罠に嵌めてペナルティの報酬10倍を支払わせ奴隷として売り払うのが実態でその事を疑問にも思わない。それとも諦めなのかは知らないがこの悪事100年も続いていたんだよ。ミリア達もその犠牲者だよ。そんな冒険者ギルドを放置していた冒険者達にも責任はある筈だ。学んだ方が良いと俺は判断した。冒険者ギルドなんて只の寄せ集まりの集団だって事を」


「中立、自由って聞こえは良いですわね。中立を保つ為には国家からの圧力を跳ね返す力がいる。創設者は個人でその力を持っていましたわ。国家の柵も嫌っていましたしね。残念な事に思慮に欠けていましたがお人好しで良い方でした。自由には責任が伴う当然組合員ですもの極僅かでもあのような者達を本部の上層部に置いた責任があるでしょ。創設者は理事長の任期決めていた筈だけど理事の任期は決めていなかったそのルールを悪用して持ち回りで談合していたみたいね。邪魔者は暗殺して自分達の都合の良い様に組織を使うだから創設者はメイン管理者を誰にも譲らなかった。いえ譲れなかったと言った方が正しいかしら、信じていた者に裏切られたんですもの。マーモ、エルフの恥知らず。創設者を暗殺して冒険者ギルドのトップになっていたとは驚きましたわ。そんな組織ですもの潰してしまった方が冒険者達の為です」


「まあ、2日待とう2日経ってなんの返答もなければ周辺諸国の冒険者ギルドが潰れるだけだ。此方も準備があるし。ノース沈む船に見切りを付けるか一緒に沈むかの2択だな。本部にまともな奴が居ないのなら本部はもう必要無いだろ。国家間の行き来だけなら多分この先問題無く出来ると思う」


「しかし、何をして良いのか解りません」


「もう本部は無いんだ指示を仰ぐ必要は無い。だったらアロン独自のルールを作って冒険者達の信頼を取り戻せ。それが出来たら商業ギルドの素材買い取りの税率を変えてやるよ。確かギルドメンバーでなければ10%税金が高くなる筈だったよな。今回は特例措置としての配慮として領主権限で行ったとしておくが冒険者ギルドが機能して事を確認出来たら元に戻すが買い取りに関しては商業ギルドにも権利を与える。精々仲良く競ってくれ」


「しかし、本部が出来たら圧力が掛かります」


「ふーん、諦めるのかこの程度の事で俺と本部どちらを敵にするんだ?「どっちも嫌です」腹も括れ無い様じゃ見込み無しかぁ。精々悩んだいろ。その間に取り残されて失業する事になるぞ。冒険者ギルドの依頼まで此方でするか自己責任の上個人的に冒険者は依頼を受けて良いんだから商業ギルドで護衛や討伐依頼を商会は勝手に出しても良いし薬師ギルドは採取依頼すれば良い。雑用は此方で受け持つから本当に仕事が無くなるぞ」


「そんな~」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


此処はフロントの冒険者ギルドの応接室


「遅くなりました。ギル爺さんに呼ばれて少し絡まれて時間がかかってしまい済みません」


「いや構わない遅くなると連絡を貰ったからな。帝都と連絡を取っているがどうにもならない」


「換金システム少し弄っただけでこれですか?情けない」


「抜け道用意していたのに気づか無いんですか?」


「教えろ!その抜け道って奴を」


「良いですけどたぶん出来るのはフロントと王都ぐらいですよ」「構わん教えろ!」


「一つは今やっている無利子の貸し出し。もう1つは冒険者ギルドなら商業ギルドのカードを作って口座にお金を移し変える事」


「あ、口座間のやり取りは出来るんだったな。盲点だった。しかし一般の冒険者達はどうするんだ?」


「此処からは交渉次第ですね。薬師ギルドと交渉して薬師では無く採取専門のカードを作って貰えれば問題は解決する筈ですよ」


「そんな事をすれば冒険者ギルドの利益が減るだろ」


「既得権益を守りたいのは解りますが薬師ギルドで買い取りをしてるって知っている冒険者は皆無でしょ。物に依ったら薬師ギルドの方が高く買い取ってくれるの知ってますか?わざと冒険者ギルドは教えて無いでしょ情報の隠蔽は汚いですよ。冒険者の利益を損なっています。それに薬師ギルドではギルドメンバーで無くても税率と手数料は変わりません。アロンの街ではノースが泣き事言うので見切りをつけて指示しました」


「お前なぁ。あいつ有能だが逆境に弱いんだ労ってやれ」


「腹を括れ無い者にトップの資格は有りませんよ。本部のことで話す事は無さそうですから帰りますね」


「待て、待てお前は冒険者ギルドをどうしたいんだ?」


「別に何も、勝手すれば良いと思ってます。今の冒険者ギルドって冒険者達に取って有益ですか?それにそれに頭を取られただけ機能が麻痺してショック状態に陥る脆弱な組織ですよ。判断も遅い状況も解って居ない通信手段を奪われたぐらいで1日経っても混乱して何も決めれ無いどうしようも無い組織を僕が何かしたいと思いますか?時間が経つに連れて状況が悪くなるのになんの手立ても立てずあたふたしているだけ。外と内に敵を抱えてしまって1週間もすれば上層部の事や指名依頼の事が冒険者達に伝わればもう終わりですね。それより前に潰しますが、通告しておきますが何らかの対応がなければ後2日で周辺諸国の冒険者ギルドを潰します。そのうち4つの冒険者ギルド以外無くなるでしょね」「本気なのか?」


「勿論本気ですよ。それが創設者の遺言であり意志ですから悪意染まった組織になっていたら潰してくれとこれが証拠です。読めないと思うけど。ハルカ読んでやってくれシステムに関してのマニュアルやキーワードは読まなくて良いから」「うん」


ハルカは冒険者ギルドの創設者の遺言を読み上げた。


「信じるか信じないかは知らないけど本当の事だよ私はこのノートに書かれた事を読んだだけ。はいこれ返すねセイ君。ギルマス私から見たら冒険者ギルドにセイ君自身何も求めて無いのただ見極めているだけだよ。残すに値するかどうかをセイ君との事は既に決着がついているでしょシステムを完全に掌握されて口座間の取り引きを止められたら冒険者ギルドはもう終わりでしょ。なにを期待しているの?4つの支部を残したのは単なるパイプに過ぎない。有事の際に即座対応出来ない組織は潰れて当たり前でしょ。2日の猶予与えたのはセイ君の優しさだよ。本来ならギルマスと話しているのもおかしい話だと気づいていないの?まだ代表者も決まって無いなら2日の猶予も無駄になるね。セイ君は謝罪だけの対応ならシステムを完全に停止してさっき言った事を実行するよ。きちんと考えて対応する事を勧めます」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ