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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
219/315

218  人手不足?

「街全体の状態を把握したい。発注しても出来ないではでは話にならないし、スラムの住民に働いて金銭を持たせるにはどうすれば効率的か考える為にも守備隊の連隊長と各ギルマスを呼んでくれ話がしたい」


「承知しました。至急召集します」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「此処数日、俺が前面に立って問題解決の為に俺しか出来ない事をやって来たがこれは本来あってはならない事だと思っている。一番の理由は俺の立場は仕事を作って街の住民を富ます事に有るからだ経済を回して住民達をより良い暮らしをして貰うそのためにはどうしたら良いか考えるのが本来の俺の仕事であって俺一人が仕事全てこなして利益を独占するのは好ましく無い。此処に来てから俺は街の外か隔絶された所でしか仕事をしていないのでアロンの現状を全くと言って把握していない。建築ギルドに聞くが現在、建築を行っている現場はあるのか?此方が発注して此方に廻せる人員はあるのか?」


「現状、戦争で若い男が徴兵されて殆どいません。建築に関しては注文もなくて領主様が発注していただけるのは有難いお話しなのですが老人や怪我人では仕事が出来ません」


「そうか解った。建築関係の熟練者はいるんだな?」


「でも老人や怪我人では無理です」


「馬や捕虜関係の仕事はどうしても短期間でしなければならないから無理だがそれ以外なら工期は無いし老人達には指導に廻って貰えば良い。後、怪我人と言っていたが訓練場に連れていけスラムの住民同様に今回だけは無料で治療する。欠損は流石に治せ無いが出来るだけの事はしよう。ただし一つ条件がある治ったら外壁部の仕事に入って貰う。欠損のある住民達も出来る仕事をして貰うつもりだ。鍛治、木工ギルドはどうなんだ?」


「鍛治に関しては武器や防具の注文が入っているがいかんせん人手が足りん木工ギルドは材料も人手も足りません」


「人手不足はどこも同じ様だな鍛治ギルドは武器の生産から緩やかに他の物の生産に移行出来るようにして欲しい此処は魔の森と隣接しているから武器や防具も必要だが帝国と王国の戦争も一時的だが終わる事になる他の街程武器や防具需要は落ちないとは思うが武器や防具が恐らく余ると思うその辺を考えて生産してくれ。

 木工ギルドには魔の森当たりから適当に材料を提供するから義足や義手の制作を鍛治ギルドと共同で開発して欲しい。多分人によって違うからオーダーメイドになると思うがサンプルのような物を俺が作るからそれを発展させて欲しいんだ。

 それとこれは俺からの要望だ直ぐに戦力となる人材は恐らく現状殆どいないと思う。女、子供、病人、怪我人、老人しかいないのなら彼らの手を借りる必要性が出て来る。女性だから子供だから欠損が有るからと言う理由で門を閉じないでくれ。女性でも職人の世界に飛び込んで職人に成りたい者がいたら初めから門前払いはせずに試しに使ってやってくれ。子供もそうだ技術者を育てる事は大変な事だとは解っているが人は思いの丈で何にでもなれる。その可能性をやる前から潰さないで欲しい頼む」「「へい」」


「薬師ギルドは人員不足、材料不足は解っているが固定概念は捨ててくれ冒険者ギルドが当てにならないのなら守備隊を要人警護の訓練として薬草採取の護衛として出す。薬師はポーション作っていれば良いなんて考えるな。素材あっての薬師だろ。素材が無いなら自ら採取に行け。薬草採取は初心者の冒険者達がやる仕事だ現在、近隣の森の魔物はゴブリン以外駆逐した。今ならある程度安全に採取出来る筈だ。材料が無いと嘆くだけではなんの解決にもならない。お金に余裕があるなら戦闘が出来る奴隷を買って自ら採取に行けば良いと思うぞ甘えるな。冒険者ギルドに聞く個人的な事は後にするが現状近隣のゴブリンを駆逐出来るのか?」


「ご存知の通り、今冒険者ギルドは混乱していまして冒険者達は動いてくれません」


「怠慢だなぁ。残した意味が無いんだが組織的な事は言わないがポーションの問題は冒険者や守備隊に取って重要な案件で医療に取っても街の住民に取っても大切な問題だ。いずれ冒険者達は職を失うぞ。薬師ギルドと商業ギルドに命令する。薬師ギルドで採取部門のカードを作って冒険者達を勧誘しろ商業ギルドは素材の買い取りを許可する。ただし、安く買い叩くような真似はするな。買い取り価格は冒険者ギルドと同じ価格にしろ冒険者ギルドから素材を買うより直接冒険者から買った方が利益が出る筈だ」


「そのような事本当に良いんですか?冒険者ギルド全体を敵にしますよ」


「構わない既に敵にしているから。現状冒険者ギルドが全く役に立っていないのなら受け皿が必要だしこの処置はアロン限定で他の街に強要はしない。真似るのは勝手だがどうするかは知ったことでは無いからな。それより冒険者達の生活の方が大事だ冒険者達が犯罪者にならない様に手を打つ方が大事だ既に外壁部でテントで暮らしている冒険者達がいるそうだ。それに口座から口座に移行出来るだろ現金が必要ならそうすれば良いだけだ。商業ギルドでカードを発行するのは難しいが動かす現金は冒険者ギルドの比じゃないから問題無いだろ。薬師ギルドは薬草を売りにきた者だけ採取部門のカードを無料で作る事を冒険者達に広めろ。商業ギルドも冒険者ギルドと同じ価格で買い取る事を知らせろ」


「ちょっと待って下さい。それではアロン冒険者ギルドはどうなるんですか?維持が出来なくなります」


「機能していない民間組織に行政が介入するのは当たり前の話だ冒険者達に薬師ギルドが薬の素材を買い取っている事を冒険者達に知らせた事はあるか?俺はフロントである事があって初めて知ったよ。薬師ギルドもきちんと公表すべきだ。依頼に関しては口は出さないが冒険者達が何故動かないのか考えろ。各ギルドに対して俺は公平に扱っている筈だ。既得権益を守る為の情報封鎖、規則は必要だが冒険者達の自由を奪い縛っているだけだろ冒険者達が生活に困り犯罪を犯す危惧が有るのに何も手を打って無いお前達が悪い個人的な話しは後にする。

 守備隊連隊長、聞いての通りだ冒険者達は当てに出来ない。ポーション確保は守備隊でも重要案件だろ。今のところ攻めて来る外敵はいない薬草確保の為にゴブリンの駆逐頼めるか?」


「はっ!命令とあらば慎んでお受けしますが夜営が出来ません。スラムの住民にテントを貸し出したので」


「そっか忘れてた。小人数なら可能だよな薬師ギルドと連携して護衛訓練として薬師と共に薬草採取に当たって欲しい兵士達も少しは薬草の知識はあった方が良い。薬草を擦り潰して塗るだけでも簡単な傷薬になるからな」「承知しました」


「教会にはスラム住民達の炊き出しの協力感謝しています。ただ医療行為はもう十分協力して頂いたので後は私達で十分出来ますので炊き出しだけもう暫くご協力下さい」


「どう言う事でしょうか?もう教会からの治療は必要ないと仰るのですか?」


「ええ、助手や見習いの方でしたら歓迎しますがスラムの住民達の大半は一部を除いて栄養失調症とビタミン不足による脚気と言う病気だと報告が入ってます。これらは全て食事療法で解決出来ますし治癒魔法では治りません。また一部の者達は治癒魔法やポーションを使うと細胞が活性化して悪化する病気です。現状体力の回復を待って処置する予定です。教会も人手を取られて大変でしょうから治療に関しては引き上げて下さいご協力ありがとうございました」


「言葉丁寧ですが私を排除したいのかしら?」「聖女様」


「本当に教会の御助力には感謝していますよ聖女以外は」


「まあ!どう言う事ですの?」


「使えないんだよ。医療知識もろくに無い癖に無駄に魔法を使って5人治療して魔力切れをおこして倒れたそうだな。その上骨折患者に対してきちんと繋ぎもせずに治癒魔法を掛けて歪めて繋げたらしいな後から医療スタッフがやり直したと聞いている。はっきり言って邪魔なんだよ。癌患者に治療魔法を掛けられたら細胞が活性化して癌細胞が転移したら治療も困難になるから居て貰っては困るんだ」


「まあ!失礼な。神の奇跡が起こった事を知りませんの?見え無かった目が見える様になったのはきっと私が神に祈ったからですわ」


「本当にその人達の事を真剣に目が見える様にと願って神に祈りを捧げたのか?神々は応えたのか?」


「うっ、勿論ですわ」


「じゃあ現場に出ず。スラムの住民の為に神々に祈りを捧げて部位欠損している者達に奇跡を興してくれそうすればあんたの力を信じてやるよ。きっとお前の祈りが届くと神々は使徒に依頼する筈だ部位欠損を治せとな。使徒がどうするかは知らないが」


「なんて失礼な訳のわからない事ばかり言ってもう我慢出来ません。帰ります」


「因みになんで部外者をこの会議に入れた?司教絶対に通信関係の魔道具をアロンでは使わせるな神聖ローダが冒険者ギルドに対して俺が出した指示の真似をしたらスパイとして逮捕するぞ」


「解りました」


「この街の状況は大まかだが理解できた協力感謝する。冒険者ギルドと商業ギルドのマスター以外は帰っても良いぞお疲れ様」








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