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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
210/315

209  パーティー


「ブラーム何か言いたい事はあるか?お前だけの責任ではないにしてもスラムをつついただけで商業ギルドのマスターや幹部、薬師ギルドの幹部達、冒険者ギルドの幹部まで犯罪に手を出していたがお前を含めどう収拾をつけるつもりだ。商会や貴族の家宅捜索はまだだが官僚を含め教会にまで波及するかもな」


「確かにセイ様に比べられると無能かもしれませんが誓って罪は犯していません。たまに送り物が届きますがその者達に特別に優遇した事もありません」


「そうだと良いが、結果的に優遇した事になっている事もあるから官僚達に綱紀粛正を徹底させろ。「はっ」しかしこれはなんだ?」


「パーティーを開かれると言っておられた筈ですが」


「此処でも齟齬があるようだなぁ。俺は街の有力者を夕食に招待して会談をしたいと言ったんだが」


「パーティーとどう違うのですか?」


「夕食は単なる招く理由で会議が目的だ。パーティー形式にすると個人間のやり取りになるだろ一々個人に同じ話を俺がするのか?」


「すいません。てっきり領主として御披露目するのが目的だと思いまして、アロンの有力貴族達も招待しています」


「ブラーム、今後俺といる時は秘書官を必ず同席させろ。習慣や感覚の違いで命令に齟齬が生まれ取り返しがつかない事になったら大変な事になるから命令は明文化する。仕方ない今更変更したらブラームの顔を潰す事になるからパーティーを開催せざるえんな。ミリア、ドレスは持ってきているか?「ええ、持ってきていますわ」直ぐに着替えてきてくれ」


「あら、ご一緒に着替えませんの?」


「女性の着替えは時間が掛かるし付き添いもいるだろ。ふざけないでくれ。ところでブラーム、領主の館はアロンには無いのか?」


「此処が領主の館です。別棟に迎賓館がありますが普段は使っていません。現在、執務室は私が使っていますが別の部屋に移動する予定です」


「部屋は俺とミリア達の2部屋だけで良い。執務室はそのまま使ってくれ。政務の大半はお前に任せる事になる一応、書類は目を通すが大半の決裁はお前がやってくれ。俺は役職はお前より上だが身分は商人だから公文書に残るサインはお前の方が都合が良い。それと、パーティー出席者の中で各ギルドのマスターや幹部、主要な官僚と朝の2人にパーティー終了後会議を行う事伝えろ。その会議の準備もするように指示してくれそれと書記官を会議に同席させろ議事録を作る」


「承知しました。では貴賓室の2部屋をセイ様の御部屋にしましょう。メイド達に貴賓室に案内させますので暫くお待ち下さい。私もパーティーの準備をします」


 セイ達は着替えの為に貴賓室に案内されたがセイは着替えを躊躇していた。2人のメイドがじっとセイを見つめ部屋を退室せず待機していたからだ。


『パパ』『判っているよシータは天井とカーテンの3人を頼む』『ラジャー♪』


「お着替えをする衣装はどこでしょうか?私達はブラーム様からお着替えを手伝うように申し使っています」


「仕事を奪って悪いが着替えは一人でする主義なんだ。それにそんなに殺気を出されると怖いんだけどそのまま天井とカーテンで気配を殺して隠れている3人も連れて部屋から出て行ってくれ無いかな?」


「あら震えてるの?可愛いわねでも勘は良いのね。安心して苦しまないように殺してあげるから」


「殺してあげると言われて安心は出来ないでしょ」


「あらそうなの?じゃあ苦しい思いして死にたいのね。私はどちらでも構わないわ」


「殺すのが前提なんだ。何故僕を殺すのかな?」


「貴方が生きていると困る人がいるみたいよ。私達は組織から依頼を受けただけだから詳しい事は知らないわ余計な事をしたみたいね」


「ふーん。そうなんだ。本当にお前達は3流以下のアサシンだなぁ。理由いかんで見逃そうと思ったけど止めた。気配遮断が未熟過ぎるし既に3人は無力化されているのに気がついていない。その上、背後を取られているにも拘らずのんびり話している。作戦がばれているのに撤退も決行もしない油断し過ぎだ」


「なによ急に強がってみても無駄よ武器も持って無いのに」


「武器?そんなのお前達に使う必要は無いしお前達は何も出来ない」


「凄い自信ね私達も嘗められたもんね」その時セイの首に向かって細い光が走った「これで終わりだよあんたの方が油断してたみたいだねその針には毒が塗ってあるのさ」


「へー含み針か定番だね。毒の針を使うのは止めた方が良いよ。1つ間違えるとその毒で自分がやられる。基本は射程距離が短いから目潰しが有効だと思うよ」


「どうして普通に喋れる。その毒はポイズンフィッシュの毒だぞ」


「ポイズンフィッシュがどんな魚か知らないが毒の名前はテトロドトキシン神経毒か。だいたい20分程で軽い麻痺症状が出て徐々に麻痺が広がり呼吸困難に落ち入りやがて死亡する。毒の選択を間違えたのかな?効果が早いのはアコニチンの方なんだけど俺に中、遠距離攻撃は効かない。当たって無いよ。もう良いかシータ、イプシロン姿を見せてあげて」


シータはセイの横にイプシロンはアサシン達の背後に姿を現しアサシン達を威嚇した。「ひっ!」


「別に嘗めて無いよ部屋に入る前から気付いていたし3人はお前が話しかけた時には無力化しているしその時既にお前達の背後にイプシロンが待機していた。攻撃したのは誉めてやるがお前達はとっくにに詰んでいたんだよ。さてシータが遊びたがっているけどどうする?って聞いてないか」


 メイド姿のアサシン達はシータの威嚇で既に失禁して気絶していた。セイは部屋に『洗浄クリーン』を掛けて5人のアサシン達の武器やを奪い拘束してから隷属の首輪を嵌めて念のため『睡眠スリーブ』を掛けて正装に着替えたが、セイが着替えている間にカールⅠが5人の身ぐるみを剥がして全裸にしてしまった。


「カールⅠありがと下着まで奪わなくていいよ。男の全裸は見たく無いからその辺に下着は置いてやってくれ。それよりこいつらが嵌めているアクセサリーや巾着の方がが問題だなぁ。収納アイテムか一応奪っておくか」セイは麻袋を取り出しアクセサリーや巾着を麻袋に入れて腕輪に収納してカールⅠに監視を指示して部屋を出た。


「ブラーム、メイドに扮した暗殺者達に襲われた。「えっ!」拘束して隷属の首輪を嵌めて眠らせてあるから明日の朝までは意識は戻らない筈だ。この館に牢はあるのか?」


「セイ様を襲うとは畏れ多い。牢は地下あります」


「信用のおける者に暗殺者達を地下牢に入れるように指示しろ。それと何故暗殺者がメイドに扮していたのかが問題だ」


「それはこのパーティーの準備に臨時でメイドや給仕を雇いましたのでそのせいかと思います」


「正規で働いている者はどれくらい居るんだ?」


「全員で6人です。見習いを含めメイドが3名と執事が2名あとは料理人が一人です。警備に関しては守備隊から交代で勤務しています」


「この館の規模からすれば質素だな」


「この館に住んでいるのは従業員を除けば私一人ですから公費を無駄にできません」


「そういう所は評価出来るが警備上の問題も出て来るな。領主の館で暗殺が行われたら面目丸潰れだぞ臨時とはいえ身辺調査はきちんとしておけ」


「申しわけありません。今回は急だったので商業ギルドに依頼しました」


「成る程な俺が生きていたら困る訳だ。暗殺者があの5人だけとは限らない今回臨時で雇った者はどれくらい居るんだ?」


「10名です。メイド5人と給仕3人、調理補助が2人です」


「そのうち5人の欠員が出来たがパーティーは出来るのか?」


「とても手が足りません。どうしたら良いですか?今から人を集めるのも時間がありません」


「メイドや給仕の衣服に予備は有るのか?「あります」仕方ない俺が集める。臨時に雇った者達に監視をつけろ。警備は厳重にして鑑定が出来る者を呼んで料理を全てチェックさせろ。毒の混入の恐れがある。パーティーの招待客で料理や飲み物に手を着けない者を全てチェックしておけ」


「承知しました。でもどうやって今から人を集めるのですか?」


「少しの時間館を離れる」


セイは館を出て直ぐに王都の屋敷に飛びサバトに事情を話しサバト達と共にフロントに移動して主要メンバーを集めそれぞれの役割を決め、アロンの館に戻った。


 アロンの館ではセイの指示通り行われていたがセイの予想通り全ての料理には毒が混入されておりブラームは慌てふためいていた。









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