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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
アロン内政編
205/315

204  アロンの代官


 セイは補佐官と約定を交わし書状を受け取りゼルフ将軍の元に向かった。


「陛下より直々の書状、受け取ったセイ殿の提案を実行するよう我々は直ちに取り掛かるが農具の件は大丈夫なのか?」


「農具は明後日には用意出来ますがアロンの受け入れ体制が問題です。アロンには4日以降に着くようにして下さい。それまでに収用施設を作ります。いつまでも捕虜を野営させる訳にもいかないでしょうから」


「わかった。アロンまで馬車で3日は掛かるし徒歩だと5日は掛かる。アロンに到着して収用施設が無くても防壁の外で暫く野営すれば良いので問題は無い明日にでも出立させるとしよう。それに部隊配置の問題もあるので準備に1日は掛かる。各部隊にセイ殿の事を通達しておくので農具は各村に届けてくれぬか?」


「了解しました。スカイⅠを置いて行きますので配達先の村の名前と位置を記した地図をスカイⅠに渡して下さい。僕の元に届けてくれます。スカイⅠは人の言葉が理解出来ますからスカイⅠ呼んでいただければ将軍の元にくる筈です。スカイⅠの足に嵌めてあるリングが要領が小さな収納アイテムになっていますので少々の荷物なら運べるます「しかし大丈夫なのか?小鳥の様だが」大丈夫です。スカイⅠは小鳥に見えますがスカイバード高速で高高度を長距離飛ぶ為余り知られていませんがれっきとしたAランクの魔物ですよ。最も捕獲困難な為にAランクになっているようですがスカイⅠは身を守る術も持っていますからご心配なく」


「わかった。信用しよう。部隊配置が決まり次第書類を渡す」


「念のため帝都で発注を受けたのは馬鍬が千、鍬が1万、鋤が1万です。捕虜の返還が始まったら農具は僕が一度回収して陛下が農具を必要としている村に安く払い下げをされ僕が配送する事になっていますので管理を宜しくお願い致します。「わかっておる。馬はどうする?」キャロットとブラン、ラックに統率してもらいスカイ達に周辺警戒させておきますから放牧状態で大丈夫です。アロンの受け入れが整ったらアロンに移動してもらいます。一応馬に関しては僕が全権委任されています。陛下が報奨として功労者に下賜される馬達と一部の馬達以外は入札制度で売却する事になります。売れなかった馬達は陛下が一括で買い取り各村に下賜され農耕馬として使用する事になっています。将軍もお解りのように帝国は農地の復旧が急務ですいままでの戦争のおかげで農村の労働力が不足しています。その為措置です」


「そうかさすが陛下だお優しい。我々も陛下の御心に添う様に頑張らねば」


「では私はアロンに行って打ち合わせをしに参ります。では」


『スカイⅠ、キャロット、ブラン、ラック後は頼んだよ。スカイⅡ、Ⅲは上空から周辺警戒を頼む』

『『『ラジャー♪』』』「「「ピィー♪」」」


 セイはアロンに飛びアロンの代官と面会した。


「書状は読ませて頂きました。この街の代官を勤めるブラーム・リッテンハルトと申します。よろしくお願いします。セイ・ワタヌキ様。馬の入札市ですか面白い事をお考えになりますな。さすが領主様だ」


「これからの事を考えるとアロンに金を落としておかないといけないからな。ところでどうするんだ?このまま残るのかそれとも帝都に帰るのか?」


「帝都に帰っても上司に睨まれて閑職に追い込まれるのが解っているので半年後も残りたいですね」


「そうかじゃそのまま続行して貰おう。このアロンを実験都市として学術研究と交易都市にしたい。その為に研究機関の設立と人材の育成が不可欠だ。手始めにアロンに学校を創設するそれには資金が必要なんだその為の馬の入札市だ「学校とは何ですか?」学校簡単に言えば文字や計算を教える所だ」


「何故そんな事をするのですか?」


「優秀な人材を育てる為だ。それだけじゃないが文字や計算が出来れば職業を選択の幅が広がるゆくゆくは街の為にもなる。手始めに3歳から8歳までの子供を対象に教育を施す。今は学校の話しより捕獲や馬の話だ。捕虜は約1万5千、馬は約1万頭収容出来る場所は有るか?」


「そんな数収容出来る訳無いでしょ「この街にスラムはあるか?」勿論あります」


「スラムの住人を強制退去させて素直に従う者と子供は保護して別の住居が決まる迄手厚く保護し無料で病人は治療するし食事も提供すると説得しろ。保護する場所は訓練施設で行え。逆らう者は容赦するなそして逃がすな。骨折程度なら許可する。最低限の守備隊を残して全軍で当たれ「無茶苦茶です」そうか?スラムを作ったお前が悪いんだよ。スラムは俺の土地を不法占拠している者だ違うか?「そうですけど」お前一人の責任とは言わないが少なくともお前は何もしてこなかった。この際スラム全てを潰して更地にして捕虜を収容する。冒険者ギルドにも要請しろ。立て籠った者達は包囲するだけで良い。明日の朝、敢行して明後日の昼迄に完了させろ食料は備蓄から放出して後で俺が補填しておく。それと商業ギルドには馬達の食料の調達と捕虜の食料の調達を依頼しろ遅くとも4日後には来る。「解りました」明後日の昼過ぎに来るから夕方に会食しながら各ギルド長と会談したい。会食の準備と主要な官僚達と各ギルド長を招待しておけ」


「何を考えているんですか?」


「のんびりしているな。もっと思考しろ、お前達は頭脳なんだしっかりしろアロンで王国と帝国の停戦に向けての事前交渉や条約の締結が行われるんだろその為の準備は出来ているのか?王国や帝国の外交官が僅かな人数で此処に来るわけが無いだろ。

 それに身代金が取れなかった者は奴隷になるから此処が奴隷市場になる。現在、捕虜の奴隷の処遇も此処で決まり此処で売られる事になるし買い付けだけでなく売りにも来るかも知れないかなり大きな市になる上、馬の市場も同時期に始める。商人達が集まり一時だろうが人口が増えるが受け入れ可能なのか?治安維持に関しては俺が手を打っておいたがお前達はどうするんだ?

 やるべき事は多い筈だ情報をいち早く流してやったんだお前達官僚が無関係だと思うな俺にお前達が優秀だというところを示せ宰相補佐官からも無能だと思ったら切り捨てて良いと言われている。王国の官僚はこれより面倒な事を1日でこなした。現状この街の事を良く知っているのは各ギルド長とお前だ市を開催して起こりうる問題点、開催にあたっての運営はどうするか洗い出しておけ、俺は方針は出すが運営を実行するのはお前達だ時間はそれほど無いぞ時間をかければそれだけ食料が嵩む条約が締結されて遅くとも2週間後には開催する実際にはもう少し早いかも知れないが商業ギルドに丸投げなんかするな此方で管理するんだいいな」


「えっ?商業ギルドに通達するだけじゃないんですか?後はやってくれる筈ですが、いままでそうして来ましたよ」


「ふーんお前達にも教育が必要な様だな今回の市は全て捕虜か戦利品の売却に相当する捕虜を売却するのは帝国で馬を売るのは俺だそれに馬は街の外で売るんだ税金は取れないがどうするんだ?領主の個人資産になるが学校を作れと俺が命令したら予算はどうするんだ?それに何処に商業ギルドが運営に関与する所が有るんだ?商業ギルドが帝国と交渉して奴隷達を全て買い上げるのか?馬鹿馬鹿しい喩えそうなったとして場所を此方が提供するのか?そういう事を打ち合わせもなく商業ギルドが勝手に出来るのか?俺が通達するだけで済む話しならお前は要らないんだがな」


「わ、解りました。問題点の洗い出し、運営など検討しておきます」





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