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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
神々の依頼
194/315

193  飛んで人を運ぶと


「ところでセイお前本当に15歳なのか?」


「一応ステータスでは15歳ですね。僕の故郷では29歳まで生きてました。と言ったら信じますか?」


「どういう事だ?」


「この世界に迷い込んで15歳になっていたんです」「お前、勇者だったのか?」


「あれっ、知りませんでしたか?僕は召喚された勇者?じゃ無いです。異世界召喚で出来た時空の歪みにはまり込んでこの世界に迷い込んだ迷い人ですよ。いわゆる異世界召喚で起こった2次災害の被害者です」


「異世界から来たから特別なのか?」


「特別?とんでもない。此処に来た時はナイフ1つで魔の森の中層に迷い込んでスキルも何もなかったし何度も死にかけましたよ。たまたまアルミタージュを倒せてこの世界で生きる資格を女神クロノスから貰ってステータスとスキルを貰えたのですがそのスキルが使えないスキルで苦労しました。サバイバル知識や技術は別にして異世界の知識って森の生活で役に立つと思いますか?異世界召喚された者は鑑定のスキルを持っていますが僕の鑑定スキルは普通とは違って異世界の情報しか出ない林檎を鑑定しても異世界のリンゴのような物としか情報が出ない。食べられる物かどうかわからない全て情報は異世界基準なんですそれを特別と言うなら特別なんだけど戦闘スキルなんて持ってなかった。「それでよく生きて居られたな」狩人マタギの祖父にサバイバル知識を叩き込まれましたからそれで生きてこれました。最初の一月は林檎で食い繋いでいましたよ。森の生活に少し気持ちの余裕が出た時に女神クロノスから初級魔法のテキストを貰っていることに気が付いて我流で魔法を覚えてから実戦で使えるように訓練してそこそこ使えるようになってからが森の生活が楽になりました。だから特別じゃ無いんです」


「いやいや十分特別だ。普通はその状況では1日も生きてられん」


「運が良かっただけです。特別と言うなら環境がそうさせただけです。人が居ないから強さの基準となるのがフォレストウルフやフォレストボアになってしまってフロントに来た時戸惑いました」


「だろうなぁ。フォレストボアか別名サイレントキラー魔の森で何人もの冒険者が餌食になったか計りしれない。お前に並みの気配遮断など通じない訳だ」


「それに、異世界人を勇者って呼んでますけどあいつらただの質の悪いガキですよ。村や街を襲ってやらかしてますよ。称号に殺人と盗賊が有りましたから「そりゃ本当か?」ええ、今フロントの屋敷で投獄していますよ帝都で襲って来たので捕縛しました。勇者で思い出した。以前、勇者対策の戦術を話したけど王国軍にリークしたでしょ宰相が話してくれましたよ中立が聞いて呆れる」


「アハハ。いいじゃねぇか立場は中立だが気持ち的には帝国が嫌いだったんだよ」


「うっかり雑談しましたが5人の職員さんいつ運んだら良いですか?」


「そうだった。人選は済ませて連絡もしているから明日の朝セイの都合の良い時間で構わない」


「じゃ、朝の9時で。冒険者ギルドの前に集合という事で」


「おう、9時だな職員達に伝えておくぜ」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 フロントの屋敷に戻ったセイは自室に籠り、マジックアイテムの作成に取り掛かった。

ギルマスには言わなかったが飛べたが馬車とシロとを繋ぐ部分に問題があった短時間では耐えれたがフィフス迄ジョイントが耐える事が出来るとは思えなかった。5人と箱馬車の重量がそのジョイント部分の1ヶ所に載し掛かるからだ。考えたのが載し掛かる重量を分散させるか、重量の軽減だった。セイは『浮遊』の魔方陣を描き荷馬車に設置。中の魔石を嵌め込み地上から少し浮く程度に調整して動かしてみるそして『浮遊』を切ったらどうなるか確認して問題が無いようなので。明日使う箱馬車に『浮遊』の魔方陣を設置して馭者台に馬車を覆う結界を付与した魔石を嵌め込み、ジョイント部分に『硬化』をかけて強度を上げてみた。一応、馬車の作業を終え日課を行い眠りについた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆


翌朝いつもの時間に起床したセイはフロントの屋敷の森の近くを整地して修復した寮を移設して井戸を掘り寮の屋内を整えて地下に食料庫を作り作業を終え、朝食を取り、朝のミーティングを行った。


「クリス、一応寮の移設は終えた。不備が無いかの確認と調理器具や食器なんかがまだだから必要な物は購入してくれ。カードに収納しているがまだ整理してないから頼む「承知しました」ポールには寮に住んで責任者になって貰う個室と研究室に使えそうな部屋をを適当に選んでくれ寮は学舎として使用するから食堂を教室としても活用してくれ。「はい」アルフは解体事業が終わったので商業ギルドで報酬の交渉を任せる。「はい。お任せ下さい」ハルカの方はどうだった?「無事全員、治療を終えたよ」そうか腕を上げたな「えへへ」急ぎで悪いがドレスやアクセサリーの件頼む「うん」シルビアとミーナは新しい奴隷達の衣服や必要な日用品を揃えてくれ。買った衣服や靴は嗣ぎ当てをほどいて此方に持ちかえって欲しい子供達の分も今夜修復して自動修復を付与して明日の朝渡すよ「「はい」」それとシルビア、マチルダさんからの依頼はどうなった?」


「リストに有った物全て納品済みです。収納袋の貸し出しは10m四方が3つ書類も受け取って商会の方で管理しています」


「了解。ガガ達は訓練の方を頼む召喚者5人関しては1週間は夕方まで訓練してくれ。それまでにポールとクリスは受け入れ体制を整えてくれ。「「はい」」召喚者5人それぞれの担当者も準備を頼む。あとクリス、ドランクに寮を見てもらい寮に照明器具の設置を依頼してくれ。母屋以外の家屋や厩舎、倉庫、小屋等必要な所の照明器具の設置を依頼して欲しい外灯も有った方がいいな。「わかりました」俺はフィフスの件を片付けるフィフスに冒険者ギルドの職員を送ってキャロット達と合流して馬達と馬車を後続軍に引き渡して後の事は丸投げする。出番があるとしたら他の貴族がフィフスを奪いに来た時だけかなぁ」


「貴族達がフィフスよりもフロントに来ないかなぁ?此方も手薄でしょ」


「奇襲ってのも考えられるけどどちらにしても準備に時間が掛かるから数日は時間を稼げると思う。それまでに裁定が下ると思いたいし領主が帰還すると思うんだけどなぁ。一応、フレア王都でのフロント領主の屋敷の様子を探ってくれ「わかりました。お父様♪」まっ、考えても無駄だから臨機応変にいこう」


◆◇◆◇◆◇◆


 セイは冒険者ギルドに行く前に商業ギルドに立ち寄り領軍が借り受けた馬車を収納して冒険者ギルドに向かった。冒険者ギルドに到着すると既に職員達が待機しており、早速馬車に乗せて馬車の扉に『施錠』して馭者台に乗って出発し、フロントの門を出て馬車に施した『浮遊』を発動させて馬車が浮いたと同時にシロが飛び立ちセイは結界を張りシロは徐々にスピードを上げて高度確保すると更にスピードを上げて音速まで達したが馬車は安定していた。途中気流の乱れで揺れた事があったが揺れも少なく殆ど問題はなかったがさすがに座席まで考えが及ばず発進時、職員達は扉まで吹っ飛ばされて気絶したので5人を網で固定して実験を行った結果慣性の法則、高高度に於ける酸素の問題、スピードによる重力の問題等の課題が見え。既存の馬車では問題点が多く人や生き物を運ぶには専用の箱が必要と結論付けた。『やっちまった。何、冷静に思考してるんだ俺は・・・』僅か30分で到着してギルド職員の治療を行いフィフスの冒険者ギルドに無事?いやなんとか運んだセイだった。因みに職員はギルマスからは嫌がるセイに無理を言って運んで貰う事になったので怪我をせずに到着したのなら文句は言うなと言い含められていた事はセイは知らない。

 職員達を降ろし、街の様子を観察しながら子爵邸に行き団長に現状を聞くと大した混乱も無く略奪行為をしなかった為、フロント騎士団はフィフスの領民に受け入れられたようだとの報告を聞いた。他の対策については現在実行中だった。占領も問題無く行えているようなのでセイはフィフスの軍事施設で奪った武器や食料を全て子爵邸の庭で取り出し団長に引き渡してキャロット達と合流すべく空を駆け、セイが合流した時にはフロント後続軍と合流していて休憩を兼ねてセイの合流を待っていたようだった。

 セイは司令官に挨拶をして直ぐにフィフスで徴収した馬車を入れた収納袋を取り出し次々と馬車を出して兵士達は馬車馬に繋ぎ準備出来次第フィフスに向かわせ、馬の餌や水は、予め貸し出しても問題の無い10m四方の収納袋に入れいたのを貸した。結果的にフィフスで徴収した馬車で足りて余った馬は疲れた馬の交代要員として使用する事になり、後続軍は予定した日程を大幅に短縮してフィフスに到着する事が出来た。







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