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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
神々の依頼
193/315

192  制圧の幕間

「冒険者ギルドの件と裏組織の拠点の件よろしくお願いします。スカイ達が案内しますから僕は一度フロントに戻りギルバート様と各ギルドのマスター達に報告して来ます。スカイ達が町中を監視していますので横暴な振る舞いをする兵士には遊んであげるように指示していますくれぐれもご注意下さいね。フレアしばらくここの事は任せた。イプシロンとオメガを残す。キャロットはブランとラックと共に馬達を率いてフロントに。スカイⅠ・Ⅱはキャロット達の周辺警戒をしてくれ」『『『『ラジャー♪』』』』


「セイ君、馬達をどうするのかね」


「王都での根回しは済んでいるから裁定は直ぐにおりると思いますが逃げた貴族達が何をするか予測出来ないので後続軍の速度を上げるのに馬達に協力してもらうつもりですが問題有りますか?」


「いや、問題無いよ。あれだけの馬達を世話する余裕も無いからね」


セイは子爵邸を出て直ぐにアルファ達と共にフロントに戻りギルバートに報告した。


「制圧は完了。騎士団は占領政策に着手したよ。「ご苦労じゃたのぉ」独断で悪いけど略奪と捕虜の虐待は厳罰にするって言っておいた。領民が暴動を起こしたら騎士団では抑えられないから「構わん」それと冒険者ギルドは盗賊の巣になってたから無力化しておいた。「ホー。そうじゃったか」治安維持の為にもフロント騎士団に協力する兵士達や官僚は解放する事になった。それと300頭程の馬達をフロントに向かわせているから途中で合流して進軍速度をあげて。キャロットに収納袋を装備させて馬具や馬達の食料は中に入れてる。後は商業ギルドに言ってフロント中の余っている馬車を全て借り受けて欲しい2日で返せるからキャロット達と俺も合流するから。その時馬車を使う「解った。直ぐに手配しよう」最後に王都で宰相には根回ししているので裁定は早く出るはずだけど。フロントに有利働けとは言って無いからギル爺さん頑張ってね」


「そこは有利にと言うべきじゃろ」


「普通に考えてフィフスとの戦争に無血勝利して使徒が圧力掛けるってどうなの?使徒は政治に口を出さないって決めているんだ。使徒を政治利用をしようとして接触を謀ってきている神聖ローダがいるから」


「冗談じゃ。そこまでお膳立てして貰ってはのぉロルフ官僚達に通達じゃ。お前達の戦場は用意された存分に腕を奮えとな」「御意」


「じゃ冒険者ギルドに行って来るよ」


◇◆◇◆◇◆◇◆


「緊急に会いたいってどうしたんだ?」


「フィフスの冒険者ギルドの件です。制圧に邪魔だったんで無力化?潰す?とにかくギルマスを含め関連する者全て行動不能にして来ました。ギルマス及びその配下全て犯罪に手を染めていたので冒険者ギルドを機能不全にしています。これが証拠です」

 セイはフィフス冒険者ギルドマスターの執務室や自宅にあった手紙や証拠書類を取り出して積み上げた。

「横領、収賄、奴隷狩り、殺人教唆、果ては裏組織の首魁。見事なもんです。戦時中なのでまともな捜査ではありませんがこれだけ証拠があればどうにか出来るのでは?此方としては別の容疑で処罰出来ますが公にする事になります。」


「捜査に関しては問題無い。戦時中であり緊急を要するに事態を考えても合法と言える。至急本部と連絡を取るから待っててくれ」


「わかりました。少し仮眠を此処で取らせてもらいます」


「ああ、構わんセイも疲れているだろうから休んでくれ」


セイは浅い眠りにつき気配を感じるとギルマスが部屋に入って来た。


「待たせたな。本部からの指示がでた。フィフスの冒険者ギルドは職員を派遣するまで一時閉鎖が決まったそれまでフロントとアロンの冒険者ギルド職員を派遣して徹底的に調査する事になった。そこでセイに頼みがある。フロントの職員達の輸送を頼めないか?特別な移動方法があるんだろ秘密は守るから頼む」


「10人ぐらいなら運べますけど高くつきますよ。報酬はブラックオークの肉4頭分ですから。それに乗る人も耐えられるか判りませんし。街もパニックになるかも・・・」


「おい、どんな移動方法なんだ?」


「ワイバーンに乗っての移動ですが俺は普段シロに乗ってますけどスピードと飛ぶ事に慣れないと怖いですし騒いで落ちたら死にますけど良いんですか?」


「ワイバーンはまずい。5人で良いんだ。なんとかならんか」


「シロに往復して貰うのも手段の1つなんですが暴れて落ちると死にますからね。実験しないと判りませんが、今から実験しますが良いですか?」


「構わん。やってくれ」


セイはシロを荷馬車に繋ぎオーク5頭を乗せて固定させて「シロ飛んでみてくれ。飛べなくても構わないから」『へい♪』シロは助走を着けて大地を蹴って飛び上がると馬車を引きながら空を飛ぶ事に成功した。『問題は着陸だ』「シロゆっくり速度を落として地面近くでホバリングしてみてくれそこから着地OKできた。偉いぞよくやったシロ。かなり速度は落ちますけど、なんとかなりそうですねギルマス。輸送は箱馬車を使って扉には鍵を掛ければ安全性は向上しますね」


「ウ、ウム。それで構わん3日も移動に時間をかけてられんとにかく急いでフィフスの冒険者ギルドを立て直さないと冒険者ギルド全体の信用関わる。職員達を無事に送り届けてくれ。それとお前は今日からAランクだ。本部からの通達で決まった事だから拒否はできん」


「じゃ、冒険者辞めます。Dランク以上なる気無いので。Cランク以上はギルドに束縛されますよね指名依頼とか、緊急召集、果ては戦争の参加。もともと身分証明を得る為に冒険者に登録しただけです。今では3つのギルドに登録しています。身分証明は十分他で事足りますから。金も十分ありますし冒険者ギルドの口座は消えても問題ありません。Aランクになるメリットがもう無いんです。むしろデメリットの方が大きい。本部は何処まで知っているんですか?」


「ちょっと待てそれは困る。仕方ない本部は断定はしてないが、王都、帝都で使徒が現れた日にお前が確認されている。それとアルファ達とワイバーンのクロスだったな。使徒は帝都でワイバーンを使役したそうだ。ワイバーンを4頭も従魔登録してるのはお前だけだ。使徒は其を上回る数のワイバーンを使役したそうだがAランクにするのは別の理由が大きい。帝都の支部を潰して今回はフィフスだその上魔の森の下層に入って生還出来るそんな存在が流石にDランクじゃ示しがつかない」


「そんな言い訳が通ると思いますか?首輪を着けたいのが透けて見えますよ。地位は興味無いんです。爵位なら望めば帝国と王国の双方から貰えたが断った。帝国や王国を統一して君臨する事もできたがやらなかった。使徒は政治には口を挟まないこの意味を全く解っていない。使徒の地位は教皇、皇帝、国王よりも上です。たかだか人間が使徒に地位を与えると考えるのが間違いです。最上位の地位を献上するならともかくそれより下の地位を与えるなんて思い上がりです。使徒は神々からの依頼しか受けないし、神々の依頼以上のことは使徒はやらない。神々とだって依頼を受けて役目を果たし報酬を貰う依頼があっても嫌なら断れる自由選択が出来るある意味対等なんです。敬意は祓いますよ神様だから。もしAランク冒険者を受けて欲しいなら最大限の譲歩で冒険者ギルドへの義務を撤廃?依頼の可否と自由選択を認め干渉しない事を条件で冒険者ギルドのトップが頭下げて、献上したいと言うなら受けます。「おい、それは傲慢過ぎるぞ」ギルマス。今、目の前にいるのがセイだから傲慢に聞こえるんです。皇帝や国王よりも地位の高い者に地位を与えるって不敬でしょ使徒の立場から言えばたかだか人間の相互扶助組合が地位を与える?しかも首輪付きで頭に乗るなって事でしょ。「言われて見れば成る程」使徒の存続は人の世界では不要で君臨すべき存在でもないと思っています。むしろ神々と同じように人の世界を見守るだけの存在で良いと思っています。

 支部を潰した原因はそもそも本部の管理がなってないからでしょ。絡んで来なければ何もしなかった。冒険者は自由の筈だ手枷足枷を付けられるのはごめん被ります。本部に言っておいて下さい。お前達の尻拭いをいつまでさせるつもりだお前達は無能な者の集団か警告する人の事を嗅ぎ廻る時間があるのなら自らを律しよ。使徒は役目を終えて静かに消える事を望んでいる。これ以上煩わせるな政治利用するつもりなら何時でもお前達と戦争をしよう。受けて立つ。これ以上立ち入るな立ち入るなら宣戦布告と見なしセイ・ワタヌキが受けてやる。と書簡に書きますから本部のトップに渡して下さい。はいこれ渡しましたよ」


「確かに伝えて書簡も渡す」


「ここからは独り言ですがなんでも有りなら冒険者ギルドを潰すのは僕にとっては簡単なんです。組織的には単なる相互扶助の互助会でしか無いから。支店の多い商会でしかないんです。準備に多少時間が掛かるけど経済的に破綻させれば良いだけですから。つまり信用を無くせば良いだけなんです。冒険者は金で動く。支払う現金がなくなったらどうしますか?

 僕の故郷の歴史に経済恐慌ってのがあって簡単にいうと、とある支部で現金が不足して口座から現金が引き出せなくなったんですよそうすると口座を持つ者がパニックを起こして全ての預金者が口座から全ての預金を引き揚げる行動に出た。お金を貸したり職員の人件費なんかも有るから当然、全ての預金を返せるわけはなくそこは信用を失って潰れました。それは社会不安を煽って色々な所に波及した。その余波で多くの商会も潰れました。この世界は各ギルドが有るしそこまで酷い事にはならないと思うけど決行すれば一夜のうちに現金や素材を全て消して見せますよ。たった一人の為にそのリスクを負いますか?もしそうなった時は借金をしますか?国に助けを求めますか?中立を保てなくなりますよ。それとも僕を抹殺に来ますか?無理でしょうね。2つの大国を一人で相手に出来る実力者が居ない限り。1つの都市を消滅させてその責任を負える覚悟が有りますか?経済封鎖も無駄です。冒険者ギルドは専門外だし他の口座まで手出し出来ない。喩えできたとしても協力したギルドは敵と認識して報復すれば良いだけです。それに現金を持ってる者には効果がない。生きるだけなら森に資源は有るから生きていける。良い関係をフロントでは築いているのですからそっとして於いて下さい。絡まれない限り僕は人畜無害ですから」


「解った、解ったからもういい。本部の思惑は知らないが俺はお前を利用しようなんて微塵も思ってねぇ。それだけは信じてくれ」





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