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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
神々の依頼
188/315

187  契約と条約の締結


 一騒動あった翌朝、セイは古の大樹の跡地で収納カードに収められた建物の選別を行い整理して朝7時にフロントの屋敷に戻りアルファ達と朝食を取って応接室で5人の召喚者とハルカと共に面談した。


「ここにいるのはハルカ、君達の先輩だ。「よろしくね」君達に集まって貰ったのは他でもない君達に渡した帝国白金貨2枚こちらで預かりたい。ちゃんと預かり書も書くし君達が独り立ちするか此処を去る時に必ず返還する事を約束しよう。魔法契約も行うしハルカに保証人になって貰う。信用して欲しい」


「理由を説明して下さい」


「私が説明するわね。一番の理由は貴方達の安全の為、この世界はとても危険なの特に戦闘が出来ない人にとってはね。貴方達はただでさえ基礎体力はこの世界の子供並み戦闘力は皆無その上貴方達は全員、レベルは低いけど鑑定とアイテムボックスを持っているわ正直それだけでも奴隷として売れば結構な値段がつくのその上日本円で換算すると2億円を持ってる事を知られるとどうなるでしょうね。帝都の屋敷でも此処でも居るけど人を浚って奴隷にするって当たり前の世界なのもちろん建前として人を浚って奴隷にする事は禁じられているけどね。それは建前なの浚って直ぐに隷属の首輪を嵌められ奴隷商人に売られた時点で犯罪奴隷にされる。運良く奴隷商人に渡る前に助けて貰えたら良いけどそれでも所有者が変わるだけの場合もあるの貴方達がそうだったでしょうたまたまセイ君が貴方達を保護して解放したから今の貴方達があるけど本来貴方達は捕虜だったの捕虜は身代金を出して貰って解放されるのがこの世界の常識なの戦争奴隷は犯罪者奴隷なの給金は無く最低限の衣服と住居と食事のみ保証されるけど衣服は麻袋に穴を開けた物。住居も納屋、ベッドなんてあり得ない食事も1日パン1個と水だけで重労働させても合法と見なされる。これがこの世界の常識で在り現実なの。もしセイ君がその気だったら君達は奴隷として先ほど説明した生活をする事になっていたでしょうね。だから保護した者は生きる術を持ってもらいたいから訓練しているのお金の事もそう既に貴方達が2億ものお金を持っている事が少なくとも召喚者には知られているわ。情報は拡散するでしょうね。単なる予想だけど冒険者になった人や教会でお世話になっている人はどうなるかその人次第だけど此処を離れた5名はまず生き残れないかな?上手くいけば成功者になれるけど確率は低いわね。

 実はお金渡したのテストだったの訓練に不満を持っていると聞いてね。私達は好意で訓練してあげてるの私も生きる為に貴方達より早く起きて訓練しているわ。セイ君もね帝国や王国でも有数の強さを持っているのによ。なのに軽い基礎体力を上げる訓練に音を上げ不満を口にする。だったらわざわざ私達が手を差し伸べる必要無いでしょ。先を見透す事が出来るかどうか、この世界の情報をどう集めて分析するか、お金を貰って危機感を覚え無いようじゃ先が見えているのよ。

 話しは戻るけど貴方達は第一段階はギリギリ合格「ギリギリですか?」そうガガさんお金貰った時に相談しなかったでしょ保管方法。貴方達アイテムボックスに入れて置けば大丈夫なんて思ってたんでしょうね。アイテムボックスも安全じゃ無いの殺されれば散らばって出てくるし隷属の首輪を嵌められるか奴隷契約を無理矢理にでもされてしまえば簡単にアイテムボックスの中身奪えるの!だから今は分不相応なお金は持つべきじゃ無いの自分の身を守れ無いでしょ。

 それと他の召喚者の人達の中にはお金を持ったが為に身を持ち崩す人もいるでしょうね。命令されて接触してくる人も。そんな人達こそ危ないからね。困ってるからお金を貸してくれなんて言って来たら最悪この世界日銭は稼げるのよアイテムボックス持ちなら尚更ね。そんな人は犯罪に手を染め易い。だいたい以上の理由から君達が独り立ちか此処を去るまでお金を預かる事にしたの嫌ならそれで良いよ」


「拒否したら不合格ですよね」


「流石に解るか、君達の安全を常に保証は出来ない。ハルカでさえ護衛をつけて単独行動は控えて貰っている。自分達の護衛は自分達で雇うか奴隷を買って身の安全を確保するなら此処にいる必要はないだろそれに君達は俺が保護した日から訓練以外何もしていないんだ食事、衣服、住居や雑貨等提供したけど俺には提供する義務はないんだ。さらに君達の護衛まで養うなんて虫が良すぎるだろ」


 召喚者の5人全員納得の上契約して雇用契約も結び召喚者達は訓練にセイは帝国と条約を締結する為に帝国宰相公爵邸に向かった。


 条約締結は昨日の確認作業でしかなくスムーズに運び城以外の返還を昼までに終えて


「補佐官悪いな今日は此処までだ城は明日の午前中に返還する。これは皇帝即位のお祝いだ。皇帝に献上するよ。売却はするなよ」セイは真珠を3粒補佐官に渡した


「なんと真珠ではないですか!」


「昨日手に入れたイヤリングかネックレスにしてくれ皇族の権威を示す足しにしたら良い。聞いた話しによると売却はしない方が良いらしいからな今回皇帝は頑張ったから使徒からの褒美だと思ってくれ。褒美だから見返りはいらない。それと王国にも女王が誕生した同じ物を贈るつもりだ不敬かな?補佐官」


「これ程の大粒で真円に近い真珠を見るのは初めてです。十分に権威を示せます陛下に必ずお届け致します」


セイは補佐官と別れ王都に飛び宰相に面会を求めた。


「何用ですかな使徒様」


「ばれているから単刀直入に言うよ今日は使徒ではなくセイ・ワタヌキとして来ました使徒の名を使ったのは手っ取り早く会う為です」


「緊急の要件ですかな?セイ殿」セイは仮面を取り


「これからフィフスに赴きゴーマン子爵に対してフロント領主代理ギルバート様によって宣戦布告がなされます。「穏やかではないですな」原因はゴーマン子爵がフロントにおいて横暴極まりない行為を働いたからです。「詳しく話して下さい」実は・・・」


 セイはフロントにおけるゴーマン子爵の指示しその嫡子が行った行為を詳しく説明しギルバートが穏便に対処出来ない程貴族の面目が傷つけられた事を話した。


「困った事をしてくれますね。ゴーマン子爵は自らドラゴンの尾を踏むとはそれに息子も救い難い馬鹿ですね。それで此方にはどうしろと?」


「別にどうこうして欲しいとは思っていない。俺がセイとして参戦するのだから子爵領等1時間掛けずに無力化する。制圧も半日掛からずに行えるだろう「使徒の力を使うのですか?」何を持って使徒の力って思っているのか知らないけど、俺が言った使徒としての力というは罪と言うのが無くなるんだ神々の依頼に添ったものだったらどんな事をしても許されるんだ。都市を文字通り消滅させて殺戮の限り尽くしたとしてもね。リミッターが外れる。制限が解除されると言った方が正しいかな。力その物じゃないんだ。自分自身の戒めをセイの時は掛けているんだ。使徒なんてなるべく早く人の世から消えた方が良い。そうしないと使徒の力や影響力を利用しようとする奴らが出て来る。煩わしい事この上ない。王国や帝国も別宅や離宮を俺に与えて諸外国を牽制しているだろ其ぐらいなら協力してやるさ。今回は俺は表に出ないが報復はさせてもらう。強盗の親玉に力を行使して何が悪い?貴族を裁くのは王のみ決行が決まり決着が着いたらなるべく早く裁定した方が良いと忠告に来ただけだ。もたもた時間を掛けると色んな所から絡んで来る。そうすると戦火は広がり貴族達は困る事になるぞ王国もだ。裁定にはフロントに不利でどう見てもおかしな裁定をしない限り俺は口を出さない。そんな事をするとフロントは独立するかもな。「わかりました」

 それとこれを女王に「これは真珠ではありませんか」これと同じ物を帝国の女帝にも渡したネックレスにでもして権威を示す足しにしろ女王には使徒から褒美だと伝えてくれ。「成る程褒美ですか」

 最後に、宰相の護衛なのか?天井や柱の影に潜んでいる5人未熟だな仕事中の居眠りは感心しない。使徒であれセイであれ会話する時は宰相一人にしろ。危害を加えるつもりなら面会等求めたりしない。公爵邸の使用人や奴隷達の事といい宰相はおふざけが好きな様だが此ぐらいにしておけ」


「その蔑むような目がたまらない。あぁ最高の・・・」


 セイは身悶えする宰相を無視して王宮を出てフロントに戻った。







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