表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
117/315

117  アミカ 


 屋敷に戻ったセイはまず牢に行きグラスウルフの皮を敷き毛布を1枚と壺を

 置いてマーロンとナイカを放り込んで、扉に施錠の魔法を掛けて雪に見張る

 ように指示して、母家に入り、状況を聞いた。仮縫いは2階の客室で行われ

 ボルドが間もなく終わると告げられた。商会の4人は文字の勉強をしていた。

 今、商会はバタバタしているので、もう1日此処で泊まるようにと言って

 クリスに4人が今日も泊まる旨、伝えて仮縫いに入った。

 仮縫いは2時間ほど掛かり、その間にアミカが目覚め軽い食事を与えた。

 漸く、仮縫いも終わり、アミカの元に行き状況を説明した。


「アミカ、現状は説明した通りなんだけどわからないことはあるかい?」


「無くした腕が戻って傷が消えた事はわかったでありんす。

 ありがとうありんした。ご恩は一生忘れません」


「アミカは何故奴隷になったんだい?」


「女将さんが旅に出るから一緒に来るように言われたでありんす。

 旅の途中の街で大勢の兵士が街にやって来て斬られでありんす

 気が付いたら馬車の中で・・・・」

「つらい思いをしたんだね。此処は安全だから、怖い思いはしなくて良いよ」

「本当でありんすか?」「もちろん本当だよ」

「ところで女将さんは好きかい?」「嫌い!あちきのことぶつから!」

「もう女将さんに会うことは無いから安心して良いよ」「本当?」

「うん本当だよ」「本当に本当?」「もちろん!」

「アミカは女将さんの荷物預かっているよね「・・・・」女将さんに誰にも

 言わないように言われたんだね?「・・・」大丈夫、心配しないで

 女将さんはアミカのことをぶつことはできないからw「本当?」うん本当

 だよwでもね、アミカが女将さんの荷物を持っているとアミカが危険なんだ

 女将さんを遠くにやるけど逃げ出したらアミカのことを探して荷物を返せと

 言って来るかもしれない。人に頼んでアミカを誘拐するかもしれない。

「ひっ」だから、女将さんの荷物を全部出してみて、女将さんは奴隷に

 なったんだ。その女将さんの荷物は女将さんのものじゃないんだ。それにね

 女将さん悪い事していたんだ。人を騙して高価な物をせしめたり、人の物を

 盗んだりしていたんだ。「本当?」うん本当だよ。女将さんの荷物の中に

 盗まれた物が有ったら、元の持ち主に還さなきゃいけない。だからアミカが

 アイテムボックスの中に入れてある物を全部出して欲しいんだ。アミカの物と

 女将さんの物と区別するためにね。アミカの物はちゃんと返すから信じて

 欲しいんだ。今から冒険者ギルドに行くからエリナさんと言うお姉さんに

 立ち会って貰うから信じて欲しいな」

「本当に女将さん悪いことしたでありんすか?」「それも調べて貰うよ」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◇


「すいませんギルドマスターに会えませんか?」


「いきなりですね。セイ君、どうしたんですか?」


「怒らないでくださいね。実は・・」セイはマーロンとナイカのことを説明した


「取り敢えず照会して見ます。それとマスターにも報告しますから応接室で

 お待ち下さい」暫くして


「マスターがお会いになるそうですので、もう少しお待ち下さい」


◇◆◇◆


「よう、セイ商会の選別の件、悪かった。まさか大人全員が盗賊とはな

『赤き殲滅』に気を取られ過ぎたすまん。ところで話は聞いたが、ハロルドの件

 と同じだってな。だったら、処理も同じで良いただし、手配されていなければの

 話しだがな」「例の物の4倍なんですが良いんですか?」


「なおさらだな。冒険者ギルドは中立だ争奪戦されたらたまらん。

 個人じゃねぇし戦争吹っ掛けたんだ奪われる方が悪い。

 それに片方も黙って無いしな」


「確かに面倒ですね。話しは変わりますが、

 うちの商会の支店調べて貰えませんか?」


「ん?どうしたんだ?」


「昨日、倉庫調べたら騎士や冒険者の遺留品が見つかりました。装備品なら

 買ったと言えなくはないですがその可能性はゼロです。まずあの商会は仕入れ

 伝票がありませんでした。帳簿で見る限り支払いは冒険者ギルドと宿代、

 飲み食い接待に使ったのか一回に使う飲み食いが高かったですね。

 つまりは他の商会からは仕入れていません。盗賊が奪った物をこの商会が

 売り捌く。ライバルが出たら襲って潰す。ですから独占状態ですね。

 そんな商会ですよ本店がこれですから支店も盗賊の棲みかになっている可能性が

 高いですね。今は旧商会のカードは使えなくしています。それに、この商会は

 色々な盗賊が絡んでいます。内偵だけでもした方が良いんじゃないですか?」


「依頼でいいか?冒険者ギルドは官警じゃあ無いからな。

 その方面は衛兵や領主、代官の仕事だ」


「では、依頼で良いですけど。ここから依頼して、支店のある街のギルドに依頼

 できますか?たぶんここの冒険者が調査するとなったらほぼ同時に調査って事に

 なりそうです。僕が動けないのは2、3日ですキャロットとシロで急いで行けば

 遠くても1日で着きます。この依頼は時間が勝負となります」


「わかった。そのへんはエリナと相談してくれ」


「照会出来ました。該当者1名ナイカです。窃盗と詐欺で手配されています」


「じゃあ、決まりですね」「エリナさんどこで出せば良いですか?」


「倉庫でお願いします」「アミカ倉庫に行こう」「はい」


「エリナさんからもアミカに説明して下さい」「ええ、もちろん」


 倉庫に行きエリナはアミカに噛み砕いてわかるように説明した。


「アミカちゃん一応アイテムボックスから全部出してね、その上で区別するから」

 アミカはアイテムボックスの中にある物を丁寧にとりだした。

 全て箱に入っていた。


「これが女将さんからの預かっていた荷物でありんす」

 そして別の所に2つの箱を取り出し、「これが、あちきの宝物でありんす」


「アミカちゃんこの2つの箱を見て良いかしら?」頷くアミカ

 箱の中には髪飾りや遊廓で着る服と帝国銀貨数枚と手紙が入っていた


「アミカちゃん、確かにアミカちゃんの物と断定します。収納して下さい」

 大事なものが還って来た喜びに溢れた笑顔で収納するアミカ


「マーロンの物はどうしますか?」「一応出して下さい」


「では」本以外をすべてを出して見せた「セイ君メモ書きは?」


「時間がなかったのでありません」泣きそうになるエリナ


「良かったら依頼出しませんか?今、うちの商会のを女の子達、数の勉強と文字の

 勉強してるんですが、教材にしませんか?監督はエリナさん指導はシルビアで

 どうですか?」「すぐにマスターに許可をもらいます」しばらくして

「許可出ました。すぐに収納してセイ君の屋敷に行きましょう」

 内偵の件は諦めた事務手続きだけで2日掛かるらしい。また、公募する訳にも

 いかず、クエストを依頼できる冒険者がいるかどうかも不明の為、

 見送ることになった。


 エリナは部下に衛兵を連れてセイの屋敷にナイカを連行するように命じ

 セイと共に屋敷に行った。セイはアルファにナイカの状態異常を解くように

 指示して、アミカも文字が書ける様だったので目録作りに参加してもらった

 衛兵達が到着したので牢のある小屋まで案内して小屋の前で引き渡した


 セイはリムーブを使い再生させマーロンを眠らせたままシルク所に行って

 事情を説明して売却を申し出た。


「セイ様これはどう言う事ですか?この男は片手が欠損していたはず」


「薬で再生させました。祖父の友人が祖父にくれた物を譲り受けたんです」


「セイ様その薬はまだあるのですか?」「あと5本しかありません」


「そうですか、そんな貴重なお薬を奴隷に使っても宜しかったのですか?」


「この薬、契約で売り買い出来ない上に譲渡も親族だけなんです。使用期限も

 迫ってますから、使いました。この男アイテムボックスもちですし、今なら

 偽装も解けているのでスキルを見れますよ。「まあっ」これならシルクさんも

 高く売れるでしょ」


「セイ様お願いがあります。私の妹をその薬で治して戴けませんか?」










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ