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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
104/315

104  新しいのは・・・


「お仕事、終わりましたか?エリナさん」


「あと少しで終わるので一息入れたところです。ところでどうしたのですか?

 そのこね・・えっ、ブラックタイガーそれも2匹」


「いや~ちょっとアルファが犬と仔猫を拾いまして・・

 僕、3階に用があるので・・・失礼しま~す。」

 逃げ出そうとするセイの襟を掴んで


「逃がしません!サーベルタイガーの子供がいるという事は親がいるはずです

 どこで拾いましたか?討伐クエストを出さなくてはならないので教えて下さい」


「それなら大丈夫です。この仔猫達の親らしき虎は死んでいましたから

 弱っているところに何かに襲われたと思われます。これが証拠です」

 マジックバッグ(本当はインベントリ)から虎の頭だけ出す

「見付けた場所はわかりません。キャロットに乗って自由に走らせたので・・」

『許せキャロット』


「何か隠してませんか?」「別に・・・隠してませんyo」


「・・・・まあいいでしょ。近隣でのブラックタイガーの目撃情報は無いので

 先ほど犬って言いましたよね、本当に犬なんですか?」


「たぶん、恐らく・・・・犬?の類いではないかと・・・」


「セイ君のことですから大事になる可能性があります後で視させてもらいます

 いいですね!」「・・・ハイ」


「この子達の衰弱が心配ですのでひとまず失礼します」「あっ、ちょっと」


◇◆◇◆◇


 自室に戻り母親の毛皮敷き仔猫達を毛皮の上に乗せる

「シータこの子達を頼む。いまのところ安定してるけど片方が特に心配だ」

『大丈夫、私が見守っているから心配しないで。パパ』


「今の内に食事を取ってくるよ。」


 手早く食事をとると

『パパ、意識が戻った』『解った直ぐ行くよ』

『シータ、意識が戻ったようだから倉庫に行くよ』『了解♪パパ』


「エリナさん、今から犬?のところに行きますがどうします?」


「もちろん仕事も終わったことですし同行します」


『アルファ、エリナさんも同行する。落ち着いているか?』


『たぶん大丈夫?だとオモウ?』『アルファ、会話が成立するなら説得しろ』


『パパ、ダメだ会話が成立しない。目が血走って涎を垂らして興奮してる

「坊やいくつ?食べたい。痛くしないから、お姉さんはねお姉さんはね」と

 それしか言わないんだ。僕の言葉に耳を貸さない』


『距離を取れ、アルファそいつはショタだ『ショタ?』お前にはまだ早い

 襲って来たら殺さない程度の攻撃を許可する』『解った』


『こいつ、おかしいスタンを放ったけど『もっと、もっと』って』


『望み通りにしてやれ。もうすぐ着くから頑張れアルファ』『うん頑張る』


 倉庫に着くと毛を逆立てているアルファとのた打ち回りながら何故か恍惚の

 表情を浮かべる犬がいた。


「お座り!待て!」その声を聞くなり2匹は一瞬、身体硬直し座った


「おっとアルファまで効果あるんだ。アルファこっちにおいで「ワンw」よく

 頑張った偉い偉い『うん、僕、頑張った・・』」頭を撫でながら褒めた


「この犬?がアルファが拾ってきた犬?ですエリナさん」


「・・・・犬これが犬?確かに犬科ですがれっきとした狼で魔獣それも『氷狼』

 スノーウルフの幼体、こんな魔獣が・・」「これで幼体ですか?」


「幼体ですね。このスノーウルフは北部の寒い地域に生息が確認されています

 あまり群れる事はなく群れても母親とその子供達ぐらいだと聞いています

 北部の魔獣はこの近辺の魔獣より、どの種類も身体は大きいのが特徴の一つ

 です。北部にしか生息していないスノーウルフが何故?・・・」


「推測ですがこいつ突然変異か他の場所で捕まって逃げ出したと思います

 グラスウルフと群れてましたから、グラスウルフのコミュニティに

 保護されたか、受け入れられたのでは?」


「グラスウルフと群れていたのですか?」


「たまたまアルファが仔猫達を見付けて仔猫達を襲おうとしていた狼の群れが

 居たんです。その群れの中にこいつがいました」


「そのグラスウルフはどうしました?」


「撃退しました。詳しい説明は必要ですか?」「是非、聞きたいですね」


「気配を殺して魔法で攻撃2匹を戦闘不能にしたらグラスウルフは

 逃げて行った。戦闘不能になった2匹の内の1匹がこいつですよ

 僕は止めをさすつもりだったのですがアルファが、どういう訳か止めまして

 仕方なくテイムした。と、言うのが詳細です。」

 そう言いながらグラスウルフ1頭を取り出しエリナに見せる

 何故か興奮して涎を垂らし動き出しそうになる犬?「伏せ!」「Gyan!」

 『方向と意識を向けると片方でも有効のようだ』伏せる犬?


「単独行動を取るスノーウルフが他の狼と群れるそれに幼体、セイ君の推測は

 正しいのかも知れませんね。そのスノーウルフ傷が見当たりませんが、

 どうやって治したのですか?」


「下級ポーションを使いました。」


「下級ポーション?セイ君、下級ポーション持ってるのですか?ギルドで

 買い物をしてるところ見たこと無いですが?」


「あれっ、知りませんでした?下級ポーションは自作できるんです。

 薬師ギルドでも見習いとして登録してるし、最近は僕の作った

 初級ポーションと下級ポーションを冒険者ギルドに卸しているはずです」


「多才なんですね。改めて聞きますが、本当に場所は知らないんですね?」


「僕はこの近辺の地理に疎いですから。それに森に入ると方角も

 判らなくなりますし・・・」


「冒険者には情報として流し数日は警戒するように注意喚起する事にします。

 明日、午後には冒険者ギルドに来る事になってましたね、その時、従魔登録を

 して下さい。担当は私がします。では、失礼します。」

 足早に倉庫をあとにするエリナだった。

『もう!セイ君に関わると仕事が増える!急いでギルドに戻らないと。』


◇◆


「この分だと大丈夫そうだな」『放置されるのもまた・・・』


『おい!アルファの教育に悪いから止めろ!この変態!』


『罵りを受けるも良い~』『殺されたくなかったら止めろ!』『はい!』


『お前の序列は最下位だ。立場を弁えろ。アルファがお前を殺さないようにと

 俺に頼んだから今、お前が生きているそれを忘れるな!』『はい・・・』


『お前の名前だがキリコ、ベータ、雪のどれが良い?』


『名前をくれるのですか?』『ああ、指示する時、名前が無いと困るからな』


『では、雪でお願いします』『これからお前は雪だよろしくなw』


「思念を切って言葉で話す。解るか?」『解ります』


「お前が守らなくてはならないルールがある。俺の許可なく人を襲わないこと

 相手を殺さない程度の自己防衛は許可する。アルファに変態行為は厳禁

 アルファも時期が来たら種の保存本能に目覚めるだろうから其までに歪んだ

 知識をつけさせたくない!あと、俺の指示には従うこと。もし、ルールを

 破ったら即座に殺すからそのつもりでいろ」『わかりました。ご主人様』


「まだ、腹減ってるんだろこれを食え。ウサギの肉とレバーだ」無言でガッツク雪


「よほど飢えていたんだな・・ この毛皮を持って、今日作った小屋に案内して

 やれ、そこが雪の住み家だ。地下には俺の許可なく入るなと伝えといてくれ

 あと、キャロット達を紹介するように」『はい♪パパ』


◆◇


 アルファ達が倉庫から出たあと

『シータ仔猫達の様子はどうだ?』『大丈夫w眠ってるわ』

『それなら明日の準備してから戻る。それまで頼む』『ラジャー♪』


 明日から始める作業に必要な木材を作り出し倉庫内に置き、

 土を圧縮、加工して大きめの七輪を2個、五徳2個、金網2枚作って

 今日の作業を終えた


 部屋に戻り、仔猫達の様子を確認して

「お疲れ様シータ、森でアルファとシータに初めて会った時の事を思い出したよ」

『私も思い出してた私達とこの子達は同じ・・・アリガトウ パパ』


「さあ、寝よう明日も忙しくなりそうだ。お休み、シータ」


『お休みなさいパパ』



 




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