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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
102/315

102  俺の意思は?


「ワシだ入るぞ」「珍しいな2人して一緒とは」


「今日のセイ君の一件の事でな冒険者ギルドに要請がある」「どうかしたのか?」


「セイ君が借用書の件で商業ギルドに相談に来たんだが、その時このカードを

 見せてもらっての、このカードは商業ギルドの法人カードだ。そしてこれが

 このカードに振込まれている預貯金の額だ。見てくれ」

「7千億クローネだと!」


「ああ、ヤボッタ商会のカードだからな。「ヤボッタ商会!」単刀直入に言う

 このカード目録から外して欲しい。目録に入れてしまうとカードを凍結しなきゃ

 ならん。凍結させると間違いなく商会は潰れる。この商会は支店も有り、罪の

 無い多くの従業員達が路頭に迷う。奴隷達も飢える其だけにとどまらない近隣の

 村や街の流通が途切れる。『赤き殲滅』の影響でヤボッタ商会が近隣の村や街の

 流通をほぼ一手に握っていたからな。この街にも影響が出る物価の上昇は間違い

 なく起きるし、体力の無い商店は潰れるだろう」「解った。それで、対策は?」


「ヤボッタ商会の従業員や奴隷達を調べ選別してくれ従業員の中に『赤き殲滅』の

 残党がいる可能性は否定できん。そしてヤボッタ商会のカードの名義をセイ君の

 名義にする。「えっ」必要なら商業ギルドから人を派遣しよう」


「なるほど、税金や手続きはどうする」


「目録から外せば単なる名義の変更だし手続きはこちらでやる金貨1枚でな

 ヤボッタ商会が潰れたらその影響は700億クローネで済むはずはない

 商会そのものは正規の商会で『赤き殲滅』の隠れ蓑になっていたが普通の

 商会だ会頭を替えるのに税金は懸からない」


「そうだな。それに丁度、良いかもしれん。セイが持ってる物資も捌けるしな」


「あの~勝手に話はが進んでいますが、僕の意思は無視ですか?」


「なにを言ってる借用書の件もこれで解決するだろ。従業員が何人残るか

 わからんが、従業員の中から選定して調査させれば良い。そして改めて

 セイ君の商会の名で契約すれば良い」「はあ」


「話は決まった俺は衛兵と共にヤボッタ商会に行き選別を行う明日、1日くれ」


「よろしく頼む。選別を終えたら知らせてくれ、それまでに名義変更やその他の

 手続きを終わらせておく。セイ君商会の名前を考えておくように。それとこの

 カードは預かっておくよ。明後日の午前9時に商業ギルドに来るように。

 セイ君行くよ」 『俺の意思は無視か?』


冒険者ギルドで商業ギルドのマスターと別れセイは屋敷に戻った


「エリナさん商業ギルドのカードですが目録に入れずカードは手続きのため

 商業ギルドのマスター預かりになりました。あのカードは法人のカードで

 凍結させたら商会が潰れるそうです。それと借用書お返しします」


「わかりました。借用書は確かに受け取りました。では、私は仕事に戻ります」


◇◇◆◆♦


「ジュディご家族呼んで来て」「はい」


「そろいましたね。今日は不安な思いさせて、すみませんでした

 体の方に怠さや違和感ありませんか?」


「大丈夫です。体も軽く、ずっとベッドで寝ていたのが嘘のようです。」


「そうですか、単刀直入に言います。借金の件は全てかたがつきました。

 あの金貸しは盗賊の一味でした衛兵に引き渡し今頃、投獄されているはずです

 但し、借金がなくなった訳ではありません。貴女の借金を全て俺が肩代わり

 しています。一応、奴らの言い値を支払ったので金貨10枚ですが貴女の借金が

 金貨10枚になる訳ではありませんからご安心下さい。あくまでも借金は借用書

 の内容に対して有効です。俺が借用書を金貨10枚で買っただけの話です。」


「そうですか、借金が金貨10枚になると不安でしたが安心しました」


「ただ、その借用書なんですが内容が酷いものでした。借りた日付もなく

 数字の部分は一度消され上から書き直した痕跡があり、返済期日も

 書かれていませんでした。一応、お聴きしますが、借りる時どんな

 内容で借りたのですか?」


「大銀貨5枚借りる時に返すのは何時でも良いと利息は月に銀貨3枚

 払ってくれれば良いと其だけでした。」


「わかりました。あの借用書には利息が滞れば利息は月に金貨5枚になると

 書かれていましたが、覚えはありますか?「えっ、そんな!」その様子では

 知らないようですね、確かに書かれていました。別人の筆跡でしたが

 つまり、貴女の借用書に後から付け加えられた訳です。貴女は金貨5枚の

 部分を抜きにしてもどのような契約をされたのか自覚がありますか?

 まず返済期日を決めていない時点で貸した側は何時でも返済を迫ることが

 出来ます。極端に言うと借用書に貴女がサインした翌日に大銀貨5枚と

 銀貨3枚を返せと要求できるんです。そして大銀貨5枚を支払わなかった

 なら永遠に月に銀貨3枚を支払わなくてはいけないそんな契約をされたんです」


 セイの言葉に顔を真っ青になるジュディの家族達


「ご安心下さい。まだ正式な手続きが済んでいないので借用書は冒険者ギルドに

 有りますが、立会人を付けて元の契約を破棄する代わりに新に俺と契約を

 結んで貰います。その時に正式な契約の仕方を知って下さい。」「はい!」


「此処からが本題です。今朝、ジュディに話した仕事の事です。

 ジュディから聞いていますか?」


「この、お屋敷で働かせてもらえるとか」


「ええ、ジュディのお母さんはミーシャの助手つまり13名の食事の

 支度とロック夫妻が留守をしている時の子供達の面倒を見てもらう事と

 俺が頼む雑用です。年俸は大銀貨3枚と住居の貸与と食事の支給、

 年に一度1足の靴と生地2反を支給でどうですか?」

「喜んで!働かせて下さい。」


「妹さんは、ジュディの助手兼メイド見習いで住居、食事込みの大銀貨1枚

 と制服の支給と年に一度、一足の靴と生地1反でどうかな?」

「よろしくお願いします。」


「弟くんは、ロックの助手と俺が頼む雑用だ。住居、食事込みで年俸は大銀貨

 1枚と年に一度の一足の靴。確かGランクの冒険者だったね、冒険者は

 そのまま続けてくれて構わない、Fランクに昇格すれば武器を進呈しよう。

 初級ポーションと下級ポーションも支給する。ポーションはこの屋敷で

 働く者全員に支給する予定だ容器とポーチ、ポーション立てがまだでね

 数日、待って欲しい。これでどうかな?」

「是非、よろしくお願いします。」


「ジュディ、クリスを呼んでくれ」「はい」


◆◇


「クリス、今から雇用契約書を作るから同じ物を2通作ってくれ」「はい」

 3名のそれぞれの条件を書いた雇用契約書を作成して拇印で割り印をして

 それぞれに雇用契約書1通と年俸を渡した

「これが略式だが正式な契約書の作り方だ本当は3通作って当事者の他に

 公的機関や第三者に保管してもらうんだけど今回はこれで十分なので

 2通にした。」


「住む場所は厩舎の近くの家に住んで欲しい引っ越しで荷物が多いのなら

 言ってくれロックに言うから、明日は引っ越しや挨拶もあるだろうから

 仕事は明後日から頼むそれとこれは年俸とは別に契約金だ必要な物を

 買うように」大銀貨1枚を渡して応接室を出た


「ボルド、ボンドさん来たかな?」「いえ、まだです」


「明日は午後から冒険者ギルドに行くその時、警備チーム4名とクリスを

 連れて登録してもらうから馬車2台必要だそれとジュディ一家を雇った

 弟くんはGランクの冒険者らしい詳しいことは聞いてないが時間がある時

 鍛えてやってくれ、俺も明日から近接戦闘の訓練をしたいからよろしく

 基本的に俺は魔法での強襲か気配を消しての奇襲しか出来ないから色々

 教えて欲しい」「へい、わかりやした」


「ロックに用が有るから行くよ」



 




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