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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
異世界に迷い込みました
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1   此処は地球じゃ無いのか?

皆様の作品をいつも楽しく読ませて頂き感謝しています

自分も文章を書いてみたくなり投稿した次第です

初めての作品故に誤字脱字、句読点の間違い等色々ご指摘があるかと思いますが

お手柔らかにお願いしますm(__)m


 そこは、見渡す限りの草原

「あれ?此処は何処なんだ?」

一応、自己紹介しておこう姓は四月一日、名は晴と申します。

四月一日と書いてワタヌキ、晴と書いてセイと読みます。

年齢は29才社会人5年目に突入

独身 身長165cm 体重60kg

女性とは付き合ったことはあるが未だに童貞だ·····

容姿に関しては至って普通と想いたい。

仕事は色々所謂派遣社員って奴だ以後お見知り置きを

(誰に言ってんだかねw)さて独り言は続く····


 どうして、こんな所に居るのかさっぱり解らない。

さっきまで行き着けのお店で軽く飲んで帰宅途中だったはず

それに当然、時間もおかしい時計を見ると午後10時

しかしどうみても日中(昼)日が注ぎ暑いぐらいだ。

おっと、服装の事言ってなかった(誰に?)

上はスエットに革のブルゾンが下はジーンズ靴はトレッキングシューズ

あと持ち物としては肩掛けカバンに革の手袋とスマホと財布と小物が少々

他、筆記用具(4色ボールペンとメモ帳)タバコとオイルライター

予備の百円ライターにティッシュとリンゴ3個

仕事帰りに立ち寄った百均で買った飲み物とお菓子やヨーグルト

その他カップ麺等レトルト食品(カレー等数点)

そしてペティナイフとピーラーとタオル2枚だ。

(なんでナイフ持ってるのって言わないでね。たまたまリンゴもらったんで

包丁だと剥きにくいと思ったから買ったんだ)


まっ、そんなことで現状分析といこうか、まずはスマホでGPSアプリを

操作するも繋がらない。よくよく見るとアンテナが立って無い!

時計と照らし合わせて考えてみれば、日本なのか?少し不安になってみる

腕時計とスマホの時計の時間に誤差はほとんどない。しかし、どうみても

夜でもないし季節も冬でもない「おかしい!」そんな事を考えて、

かれこれ30分、このまま此処に留まっていても現状何も変わらないので

移動することにした。

「さて、どっちに行こうかな?」

辺りを見渡しても何もない平原、地平線が見えるだけ

「参ったな、4キロ以上歩かないといけないのか····

 まず、日本ではあり得ない風景だな」

とりあえず太陽に向かって歩いてみることした。かれこれ2時間、太陽が

ちょうど頭上、真上に来た頃右前方に森?林?らしき物が見えそちらに進路を

とることにした。「やっと風景に変化がでた·····」

代わり映えのない風景を見ながら歩き続けるのは結構苦痛を伴うものである

ましてや目的地が見えない時ほど······


 森に近づくにつれ、今までほぼ踵くらいだった。草が所々膝ぐらいまで伸びて

いる。左後方からガサガサと音がして、振り向くとなにやら突っ込んでくる物体が

咄嗟の事で反射的に避けようとしたが交わしきれず、1メートルほど吹っ飛ばされ

「イテー!(><)」思わず声が出た。あわててその物体を見ると兎だったしかし、

大きさは中型犬並みその上頭に角がある。

直撃を避けられたのは幸いだったが結構打撲を負った。「まずい!逃げなきゃ!」

脳内がアドレナリンを大増産する打撲の痛みを堪えて、森に向かってなんとか

必死にジグザグに走った。


「なんてこった!此処は地球じゃ無いのか!」

(思わず叫んでしまったセイであった)



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 必死に走ってはいるが、今にも追い付かれそうで振り返る事も出来ず

殺気だった気配だけが圧力を増しセイの呼吸は乱れパニックに陥ってしまい

森に入る寸前に足が縺れ前のめりに顔面から倒れ込んでしまった。

「痛!」声にならない痛みがセイを襲う。

すぐさま起き上がる事も出来ず転げ回った。

一方、兎(アルミタージと現地で呼ばれている)の方は追い付きジャンプ!

頭部の角で攻撃したのに突然標的が視界消えるという羽目に陥り当然、空中で

方向転換等出来よう筈もなく、セイを飛び越し森の木に激突!

角が幹に深く刺さり身動きができない状態になってしまった。

もがくウサギと転げ回るセイ。もし、この様子を観ていた者がいたらなんと

思うだろうか?喜劇それともスベッタコント?はたまた某アメリカの

ネズミとネコが共演するアニメーションのワンシーンだろうか?

さて、態勢を立て直したのはセイが早かった。一瞬ボーッとするも、バタバタ

暴れている兎に気づき、逃げるかそれとも戦うか迷った。


「恐らく逃げてもまた襲われる可能性があるから、悪く思うなよな」

バックからナイフを取り出し兎の首にナイフを突き立てた。頸動脈を

切ったせいで血液が勢い良く噴き出す。キュウキュウという鳴き声とともに

兎は動かなくなった。「フウ」と短く息を吐きセイはヘタリ込んだ。

その時、脳内に響く声が!


『おめでとう♪貴方はこの世界で生きる資格を得ました。

この世界で生きる術のヒントを一つ与えます。ステータスと念じて見る

ことです。では、迷い人よ強く生き抜いて下さいね』









本文では兎とウサギを敢えて使い分けています

セイからの視点では兎

異世界視点ではウサギ

といった感じです

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