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四輪駆動のエンプレス  作者: ODN
第1章:兄を探してミニ四駆
6/40

第6話:マシン詳細、その1

「こんにちは!みかどです。今回はあたしたちのマシンの紹介をさせていただきますね。まずはあたし!お兄さんのスーパーエンペラーを少しずつ改造しながら使っています」


みかどマシン:

ーーーーーーーーーー

・スーパーエンペラー(超帝)


もともとは、みかどの兄のマシン。

たからばこセッティングのローラー。

市販のアンダーガードを削り込んでレーンへの戻り、回帰性をよくしている。

ベアリングなども脱脂済み、独自のギアの位置出し、チタンシャフト、とかなり丁寧に作ってあり、走り込みも済んでいる。

センチネルポールシステムで見た目上はマスダンが見えないが、ボディ裏に錘が仕込まれている。

モーターは最初ライトダッシュだったが、ミニ四駆部部員達に教わりカスタマイズ、下記の形に。


シャーシ:

・MSシャーシ(バンパーレス&軽量化)


モーター:

・ハイパーダッシュPRO


ギア比:

・4:1ギア


バンパー:

・FRP2枚重ね

・前後共に軽量19mmオールアルミローラー


タイヤ:

・中径ハードタイヤ(無加工)

・チタンシャフト


その他装備:

・620ベアリング

・ローラー用アンダーガード

・スタビライザー

・センチネルポールシステム


重量:130g


最初に走らせたときはライトダッシュが死んでいたので遅かったが、部員たちのアドバイスで戦えるマシンに。

当たりハイパーダッシュモーターでポン付3万回転を叩き出している。

兄製作のセンチネルポールシステムの制振性がかなり高く、着地性能もかなりいい。

初心者のマシンと思えない、バケモノ級な走りを見せる。


「こんな感じみたい。お兄さんのマシン、ほんとうにすごいんだね……もっと速くしてあげたい!そしてお兄さんに会えるまで!がんばります!!」



「次はオレのマシンだ!めちゃくちゃかっこいいから、ビビんなよ!」


火野マシン:

ーーーーーーーーーー

・ファイヤードラゴン(炎龍)


ポリカボディのファイヤードラゴン。

FMARにヒクオで乗せている。

かなりカツく仕上がっているが……

ヘタレ故の運の悪さでなかなか勝てない。


シャーシ:

・ARシャーシ(フロントモーター化)


モーター:

・モーターはコースによって変更


ギア比:

・3.5:1ギア


バンパー:

・フロントのみ自作スライドダンパー

・フロント:12-13mmダブルアルミローラー

・リア:19mmアルミローラー(プラリング)


タイヤ:

・中径25mm

・フロント:ハードタイヤ(ハーフ)

・リア:ローフリクションタイヤ


その他装備:

・620ベアリング

・72mmブラック強化シャフト(貫通)

・フロントヒクオ(シリンダー型 x1)

・リアマスダン(ノーマル)


重量:120g


かなりカツいセッティング。

ポリカのファイヤードラゴンは小学生のころからの相棒。

火野の名前の通り、熱い男の走りを見せられるか。


「部長のマシンは炎のペイントがとってもかっこいいです」

「これは幼馴染に塗ってもらったんだよ、小学生のころ」

「小学生で!?めちゃくちゃ上手……」


「という感じで、あたし達のマシン紹介でした♪」

「水戸と木暮のマシンは……機会があれば紹介するよ」

「よろしくお願いします!(紹介する気ないだろ)」

「おぃ、心の声のが漏れてるぞ?」

「くすくす♪」

ーーーーーーーーーー

解説:

・たからばこセッティング

前後のローラーをフロント1、リア2として直角三角形を描くように配置するセッティングのこと。

現在のスタンダードなローラー配置となっている。

たからばこってのはお店の名前で、その店で流行ったセッティングだからとのこと。


・アンダーガード

シャーシの裏側に市販品やFRPなどで自作したパーツをつけ、ローラーの接続部を保護するパーツのこと。

つけないとレーンに引っかかりやすく、完走率が下がる。


・リジッド

可動しない普通の状態のバンパーやシャーシのことをリジッドと呼んでます。

rigid(固定された)って意味ですね。


・スタビライザー

実車のそれとは意味が違い、ミニ四駆の場合はマシンがコーナーの遠心力で傾こうとするのを防ぐ、つっかえ棒のようなパーツのこと。


・FMAR

ARシャーシを前後逆にして前輪駆動ベースにする改造のこと。

FM=フロントモーターの略です。

電池を+とーを逆に入れることで逆回転させて走らせます。

このFM化は上級者向けのセッティングですが、決まると速さも安定度も別次元のマシンになります。

チャンピオンズの「うみじ」さんがFMAR使いでは有名。


・ヒクオ

提灯システムのアームをボディの下側を通してボディごと制振させる仕組みをボディ提灯と言っていたのですが、このマスダン部分にさらにプレートをつけてマスダンの軸をピン打ちなどでも行えるようにしたシステムのこと。

初心者向けではないが、かなりスタンダードな改造として定着しています。


・カツい

厳つい(いかつい)>かつい、になった説が濃厚だけど、余裕ない、って意味の関西弁のカツカツとも合わさってるっぽい。

セッティングが決まっている様を表す表現として使われます。

「そのマシン、カッツカツやなぁ!」とか。

ーーーーーーーーーー


ということで今回は町田宮高校の2人のマシン紹介でした。

次回第7話「金髪碧眼、ツンデレぺたんこ」よろしくお願いいたします。


※カクヨムにも同じものを投稿しています。

※アルファポリスには外部リンクとして登録しています。

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