適応
恋愛が入ってないやん。
転生してから大体2週間経った。
何故大体なのかって?そりゃあカレンダーも無ければ時計も無い森で暮らしてるからねぇ・・・
身体については流石に慣れた。
というかこの身体のスペックが高すぎてワロエナイ
リアルでNARUT◯アクションができるとは思わなかったわ。
で、未だに森で暮らしているわけだが、住めば都とは正にこの、これだね。
空気は美味いし事故も無い、果物は豊富で肉も野生の動物を狩ればいい。
特にデカイ芋虫が美味い。
というか完全に異世界だな。1mの芋虫とか地球なら殲滅対象だわ。
それが群生してるとか、異世界じゃなかったら何なんだよ。
0円サバイバル生活みたいだか身体がチートだからイージーモードもいいところだな。
もう森から出たくねぇな・・・
それにこの前、森のヌシっぽい奴を殺っちゃって俺がヌシになっちゃったから、出たくても出らんねぇし。
でもせっかく異世界っぽいんだし街とか行ってみたいんだよな・・・
これからどうしようかなと悩んでいた所に草が揺れ、1つの影が見えた。
この森の動物は俺にビビって近寄って来ないから別の何かだろう。
身構えて草から出てくるのを待つ。
ガザリと音を立て草から出てきたのは、俺と同じ猫と人間を足したような生物だった。
主人公チートではございません。
多分。きっと。恐らく。