プロローグ1
カタカタカタ、ターンッッ!
「ふぅ~」
たった今、仕事が一段落して一息ついている俺、草林 寮«くさばやし りょう»♂23歳
独身だが孤独ではない。
決っしてボッチな訳ではないぞ!
『ニ~』
噂をすればなんとやら。
彼女はペット(猫)のナナ♀年齢は2歳くらいだろう
迷子猫に魅せられてついつい引き取ってしまったが今や大切な俺の家族だ
艶のある白い毛
黄と青のオッドアイ
大きさは歳相応かな?
体重?レディにそんなことできるか!(体重計に乗せると怒って引っ掻いてくるだけ)
太ももに乗せると少々重いと感じる
そろそろ減量しなきゃダメかな?
そんな彼女が『ニ~』こんな風に鳴く時は『ニ~ニ~』大抵おなかが減っ『ニ~~』
と言う訳で彼女の食事を準備する
まぁカリカリを皿に盛るだけだけどね
「お待ちどうさm『ニ~~!!!』
言い終わらない内に食うなよ・・・まぁ猫だしな
そう思い良い勢いで減ってゆくカリカリを眺める
・・・が
「あっやべ」
唐突に気付く
カリカリ(猫用のエサ)のストックが無い!
「大変だ!」
急いで準備して出かける
何しろ彼女怒るとそれはもう怖いの何の
2ヵ月前、別の種類のカリカリを買ったら彼女の逆鱗に触れ左手の薬指の爪を歯で・・・思い出すだけで痛い・・・
種類が違うだけでこれなので切らしたらどうなるか・・・
猫バックへナナを入れてホームセンターに急いだ
始まっちゃったよ