ー ドアブリーチング訓練に行こう ー
皆さんこんにちは。今日はドアブリーチングの訓練で自衛隊の演習場に来ている加藤眞子改め加藤眞です。
ドアブリーチングというのは、鍵のかかったドアをブッ壊して室内に進入するためのエントリースキルのことです。アグレッシブ!
本日の講師は、我らがYPDに米軍の情報部隊から出向している「リズ」ことElizabeth Modena分析官が務めます。…何で分析官がドアブリーチを教えるのかって?それは皆不思議に思っていますよ。帰ったらもっちょんに聞いてみようかな。
今日のメニューは講義も実演も実習も屋外射場で行われます。ピクニックみたいでちょっと楽しいですね。
「…という風に、C4とかのExplosiveを使う方法もありますが、YPDでは Shotgunを使ったキホンテキな方法でdoor breachingをやります。ここまでで質問は…ないですね?」
分析官、めっちゃ説明分かりやすいです。これはもうリズ教官と呼ぶべきでしょう。
「YPDのSOPだと、フツーはbreacherがドアを破壊してpointmanが突入、trailerが続いて最後にbreacherのジュンバンだけど、リンキオーヘンでやるべきです。そもそもガサ入れの時はTwo man cellのことが多いから、Slug shotのあとにBuck shotを詰めておいて、breaching後即トチュニューできるようにしておきましょう」
あ、噛んだぞ。ちょっと顔赤くなってる。
「では、早速やってみるので、見ててください」
リズ教官がショットガンに手際良く弾を込めていく。教官が使っているのは、モスバーグM500というやつです。ヒートシールドがカッコいい戦闘用ショットガンですが、教官の持ってるのは銃身がちょっと短くなってます。…いいのか、あれ?
あっという間に準備が終わって、展示開始。
「Range is hot! Ready ... now」
錠と蝶番をリズミカルに撃ち抜き、力任せにドアを開けてエントリー。まるで自動銃のように滑らかな連射で室内の的を蜂の巣にする様子は、まさにキリングマシーンです。宙に舞うショットシェルが綺麗だなぁ…。
「シングルエントリーはこんな感じになります。皆さんは今日はShotgtnの扱いに慣れるのがイチバンなので、ゆっくりで構いません。ケガしないようにやりまショウ!」
結局この日は1人50発くらい撃つことになり、参加者全員が肩にアザを作ることとなりました。
リズ教官、レンジでは結構おっかなかったです。