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横田広域警察24時  作者: 魚河岸ボブ
第1章 転生したらバイオレンスな法強制執行者になりました
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ー 横田広域警察へようこそ!3 ー

 皆さんこんにちは。新人研修という名のチュートリアルが始まった加藤眞子改め加藤眞です。


 研修初日、武器庫で拳銃を渡されました。スミス&ウェッソンのM10です。うわー、カッコイイ!オフの日も護身用として必ず携行しないといけないそうです。やべぇ、オラドキドキしてきたぞ(泣)


 さて、お勉強のほうは職務概要からです。研修期間は3か月もあって、法律や実技など盛り沢山の内容ですね。うへぇ…。


 今日の座学は、スライドを見ながら講師が説明する、普通の講義形式です。大学みたいで懐かしいですね。


『横田広域警察(Yokota Joint Police Department、通称YPD)は、東京都福生市に設置され、米国政府及び在日米軍司令部の依頼を受け、日本国内において米兵の関係する違法行為や犯罪の取り締まりを行なっています。』

「…という建前で、テロや凶悪犯罪、破壊活動などの対処に当たります。必要なら世界のどこにだって行きます」

 おい、物騒すぎるだろそれ。なんつう組織に送り込まれたんだ、私。


『主な組織としては、活動の全般を指揮する署長の下、

◯事務などの各種業務を行う「警務課」

◯通常の犯罪捜査や取り締まりを行う「刑事課」

◯特別な捜査等を行う「捜査課」

◯外国機関と連携し、国際的事件を扱う「外事課」

があります』

「特別な捜査等、というのは潜入捜査や強行突入、殲滅作戦などを指します。我が国の公安だけでなく米軍の支援も受けつつ、24時間態勢で治安の維持に当たっています。

 補足ですが、捜査課には主に潜入捜査を担当する「捜査班」、SWATやHRTとして活動する「強行班」、押収した証拠品や遺留品などの分析を行う「分析班」があります。他省庁からの出向者の割合が高いので、皆さんの中でも捜査課に配置される方が多いですね」 

 へー、そうなんだ。出向か、どうりで堅気に見えないイカついお兄さん達がいる訳だ。


「この人数で回してると敵に知られたら大変なので、人員現況は秘密です。気をつけてください」

 敵って何だ。表現がアレ過ぎるだろ。


「それでは、銃器の概要に移ります」

『横田広域警察では任務の性格上、全ての職員に常時武器携行が義務づけられています。拳銃の基準携行弾数は次の通りです。

 通常勤務時:15発以上

 回転式拳銃(リボルバー)の場合スピードローダー×2個、自動拳銃(オートマチック)の場合は予備弾倉×1本が目安です。

 突入作戦時:30発以上

 突入作戦においてリボルバーを使用する場合は予備の拳銃の携行を強く推奨します。

 なお、機関けん銃、小銃等は任務により携行弾数を調整します。複数目標と交戦することが予想される場合、又は作戦時間が長い場合、7.62ミリ弾は120発、5.56ミリ弾は180発を基準とします。』

 最早何も言うまい…絶対◯すマン集団です。

 ガンマニアには嬉しいですけどね⭐︎


『主な武器

 拳銃:9ミリ拳銃、M36、M9、M10、M13、M1911A1

 小銃:89式小銃、M16/GAU-5、M14

 散弾銃:M500、M870、M1100

 狙撃銃:M700改良型、Mk17

 擲弾銃:M79』

「横田広域警察は自衛隊及び米軍等から武器の供与を受け、火力が充実しています。全米のLE機関から供与されたM10とM13が拳銃の主力ですが、米海兵隊で用途廃止となっていたMEUピストルも一定数が供与され、陸自で保管されていたガバメントと共に主として強行班、早い話がSWAT隊員用拳銃として使用されています。

 皆さん今はM10を持っていると思いますが、捜査課に配置された場合は拳銃が交換されます」


 あ、いいな。お父ちゃんが自衛隊にいた時に使っていたのがガバメントだ。任務は危なそうだけど強行班ならガバメントを持てるんだ。覚えておこっと。

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